運命の出会い 143 | TRIQUETRA ~Tributary Zone~

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2代目のブログです

私が仕事を休んでいる間、

パートの彼女は、マメに連絡をくれて、

都度都度、状況を説明してくれた。

 

 

事件が発覚した日の翌日。

彼女は、本社に連絡を入れたそうだ。

 

本社、、、と言っても、正確には、

本社とフランチャイズ契約を結んで、

このお店を経営している会社の、

お偉方に。。。なのだけれども。

 

 

会社の重役のおじさん達は、

事を重く見て。

 

まず、店長を出禁にしたようだった。

 

お店に出禁だけでなく、

自宅待機を命じたのだとか。。。

 

 

翌日。

第一発見者の大学生の女の子と、

その時一緒に仕事に入っていた、

やっぱり、大学生のもうひとりの女の子と。

そして、パートの彼女とで。

 

重役の人達と直に会って、

話し合いをすることになったそうだ。。。

 

状況説明とか。

日頃の店長の様子とか、

いろいろと。

 

 

あぁ。。。

私も参加したかった。。。

 

・・・と、そう思ったのだけど。

 

PTA関連を、どうしても抜けられず、

私は、行くことは出来なかった。

 

 

その話し合いの様子も、

パートの彼女は電話で伝えてくれたけど。。。

 

話を聞く限り。。。

 

感情優先で。。。

店長を、100%「悪」としたうえで、

あれこれ、報告したんだな。。。

 

・・・ということが。

すごく伝わってきた。。。

 

 

そうなるとは思っていたけど。。。

 

でもだからこそ。。。

参加したかったな。あの話し合い。。。と。

 

やっぱり、思ってしまった。

 

 

ただきっと。。。

 

私がそこに参加しないことが。。。

 

全体としては、完璧な流れだったのだろうけど。。。

 

 

 

 

警察への通報は。。。

待ってほしい。。。と。

 

やっぱり、上からもそう言われたのだそうだ。

 

 

これから、重役の人達のほうでも、

店長と話し合いをするから、

待っていてほしい。。。と。

 

 

そしてその後に。

 

従業員全員と、会社の重役たちと、

そして店長も交え。

 

全員揃っての、話し合いの場を開きたいと。

 

そういう申し出が、会社のほうから

あったよ。。。と。

 

パートの彼女は言っていた。

 

 

*******

 

 

若い女の子たちは。。。

もう二度と、店長とは会いたくない。と。

 

怒り狂ってた。。。

 

 

ある一人の女の子は、、、

デパートや駅のトイレに入るとき。。。

 

怖くて。。。

 

どこかにカメラが仕掛けられているのでは?と、

ビクビクしてしまう。。。

 

なんだか、いろんなことが。。。

信じられなくなった。。。

 

・・・と、言っていた。

 

 

若い子の心に、こういうものを植え付けてしまった

店長の罪は。。。

 

ものすごく、重いな。。。と。

 

そう思った。。。

 

 

でも同時に。

 

こういった人間ドラマの上での「罪」を

犯した人であっても。

 

その本質はやっぱり、「私」であって。。。

 

「すべてである私」の視点から見たら、、、

あの店長ですら、自分の一部であることも

解っていたから。

 

単純に彼を、全面的に非難する。。。

 

・・・ということが、私には出来なかった。。。

 

 

簡単に相手を責められたら、、、

きっと自分は、ラクなんだろうな。なんて思いつつ。

 

やっぱりそれは。。。

私には、難しいことだった。

 

 

 

そして。

 

人間としての店長の「罪」を裁くのは。

 

人間としての私達の

感情任せではいけない。。。と。

 

そう思っていた。

 

 

私達が自分達のエゴイズムを基に、

彼を裁いたりすれば。

 

それもやっぱり、巡り巡っていつか、

自分に返ってきて、堂々巡りに

なってしまうと思っていたから。。。

 

 

店長が。。。

こういう失敗を機に、何かに気づいて。

 

この先、もっとラクに生きられるように

なりますように。

 

・・・と、心の中では密かに願っていた。

 

 

でもだからと言って。

 

「みんな、彼を赦しましょう」なんて。

 

そんな、偽善者ぶったことを

言うつもりもなかった。

 

 

自分のとった行動の責任は、、、

自分で取らなければいけない。。。

 

 

自分で蒔いた種は、、、

自分で刈り取らなければならない。

 

 

店長もきっと。。。

そうなるだろう。。。

 

 

 

だから、そういうものは、、、

天に。。。

 

宇宙の法則に任せてしまうのが

一番いい。。。と。

 

あの時、思っていた。。。

 

 

・・・とは言いつつ。。。

 

店長のことはもう既に。。。

 

「お店を辞めます」

 

・・・と宣言していた時点で、

私の中では何かが切れていて。。。

 

店長に限らず。。。

 

「こっそりヒーラー修行」

 

・・・に対しての熱が消えていたので。。。

 

 

正直言えばあの時、、、

私の心は、ほとんど動いていなかった。。。

 

 

あんな事件があった最中でも。。。

なんだか私は常に、「観察モード」に

入ってしまっていて。

 

 

店長を憐れむ。。。とか。

彼に寄り添う。。。とか。

 

 

そんな気持ちはもうすでに。

自分の中から、すっかり消えていた。

 

 

*******

 

 

つづく