今の日本で、ハーブを処方する病院は
ほとんどないけれども。
西洋では今でも、ハーブを「薬」として
処方しているところもあるくらいで。
なので、「ハーブ療法」は、私にとっては
「民間療法」というよりは、立派な「医学」に
見えていたりする。。。
日本では薬事法などのいろんなルールによって、
薬剤師の資格を持たない人が、ハーブを
「薬」として扱うことはできず。。。
このハーブは、こういう症状に効きます。
・・・なんてことも、大々的に
言ってはいけないらしい。
だから、いくら熱心に学んだところでそれは、
「薬」ではなく、「食品」として。
あくまでも、個人的に利用するしかないのだけど。
それでも、、、
ハーブを学ぶことは、とても楽しかった。
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ハーブのメディカル的な利用法を学び始めて、
最初に出会った先生が、こんな話をしていた。
ある時彼女は、子宮の病気になり、
入院したことがあったそうで。。。
その時、病院から最近開発された「新薬」を
処方され、それを服用したのだけれども。
それを飲めば飲むほど、具合が悪くなり。。。
なので、最終的には薬の服用を
拒んだのだそうだ。
すると、体調は良くなり、すぐに退院となり、
その後、彼女は「新薬」というものに
疑問を持つようになり。
それで、ハーブを学び始めるように
なったのだ。。。と。
先生のこのお話を聞いた時も私は、、、
やっぱり、「流れ」を感じたものだった。。。
先生も、もし、その新薬が身体にあって、
それで病気が回復していたとしたら。
きっと、ハーブに関心などは
持たなかっただろうな。と。
そんな風に思った。。。
新薬。。。
今の医療で一般的に利用されている
お薬は。。。
開発当時は、「魔法の弾丸」と呼ばれたらしい。
魔法の弾丸は、、、
それまでに猛威を振るっていたペストなどを
一掃したりして。
だから、私達人間はその時、、、
「これで地上から、病気というものが
なくなるだろう」
・・・と。
そう思ったのだそうだ。
でも、実際は。
そうはならなかった。
薬が開発されると、なぜか。
それまでになかった病気が、
この地上に発生した。
例えば、「癌」とか。
「生活習慣病」とか。
また、薬の進化に合わせて、
なぜかウイルスも進化していくらしく。
ずっと、イタチごっこになるのだとか。
面白い。。。
・・・という言葉を使うのはちょっと、
不謹慎かもしれないけど。
こういう話を聞いて私は、、、
こう思わざるを得なかった。。。
「病気」もまた、、、
なにかの必要があるから、
この地上にあるのだろう。。。
・・・と。
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太古の昔から、、、
この薬草は、こういう症状に効く。。。
・・・ということは、おそらく、経験的に
知られていたのだろうけれども。
ヒポクラテスとかああいう人たちが、
それを医学の中に体系づけていき。。。
近代においては、その植物の中に含まれる、
どんな成分が、人体にどういう作用を
もたらして、その結果として症状が収まる。
・・・みたいな、科学的なことも解明され。
加えて、技術の進歩によって、
植物からその有効成分だけを「抽出」する
ことすらできるようになり。
今、私たちが一般的に服用している、
「薬」が生み出された。
いろんな成分で構成される薬草、、、ハーブよりも、
そこから抽出した有効成分だけを、
100%固めた新薬のほうが効き目は断然、
強力だし、効果が解りやすい。
でも同時に、「副作用」がでやすいのもまた、
新薬のほうだったりする。
自然の植物の中には、その症状に効く
有効成分以外にも、いろんな成分があれこれ、
含まれているけれども。
ある有効成分によって起こるであろう
副作用を抑えるような働きを持つ、
別の成分もまた。
植物には同時に、、、
絶妙なバランスで含まれているらしく。
自然ってすごい。。。というか。
これこそ、「神の技」ではなけれども。
人間には到底、真似のできないような。
神秘的な力がそこにあるのを。
しみじみ感じたりもした。
例えば、植物から採取することのできる
精油。。。
それは、アロマテラピーで使う、
植物のエッセンスなのだけど。
その精油の成分や配合を分析し。
化学式を割り出して。
その化学式に従って、その香りを
人工的に再現しようとしても、
なぜか、どこか違う香りになってしまうらしい。
私も、以前。
石油から作られた人工香料の成分。
例えば、リナロールとかリモネンとか。
そういう成分の香りを実際に嗅いでみたことが
あったのだけど。
それは、なぜかどこかパウダリーで。
実際の植物の香りの、かすかな「残像」は
感じられるのだけど。
でも、全然、別物だった。
化学式的には、まったく同じはずなのに。。。
不思議だな。。。と。
そう思った。
なんでも。
植物の精油の成分は、そのほとんどを
分析することはできるらしいのだけど。
どうしても、分析できない「何か」が。
ほんの数パーセントだけ、
そこには含まれているのだそうだ。
それを教えてくれた先生は立場上。
その、数パーセントの「何か」が、
何であるのか。
明言を控えていたけれども。
私はそれは、、、
植物の「魂」なのだろうと。
そんな風に思ったものだ。。。
エーテル。。。
フィフス・エレメント。
・・・みたいなものだと。
そして。
人工的にそれを作り出すことはきっと。
無理なのだろう。。。と。
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ハーブ療法を学んでいくうちに、、、
そのうち、アロマテラピーの世界にも、
どんどんハマっていくようになり。。。
昔から好きだった「香り」の世界というものが、、、
実は、こんなに奥深いものだったのか。。。と。
感動する毎日だった。
以前、サイモン・リリー夫妻から、
フラワー・エッセンスについて学んだ時は、
どちらかというと、スピリチュアル色が
強かった。。。というか。
植物の「エネルギー」という、目に見えない
部分に特化したお話が多かった
気がするのだけど。
今回アロマやハーブで学ぶことは、、、
もっと、現実的なこと。というか。
科学的というかシステム的というか。
・・・とにかく、以前とはまた、
違った方向からのアプローチで
学んでいく感じがして。
でもこうやって、いろんな側面から
学んでいくことによって、
理解がより深まるものだな。。。と。
そういうことにもまた、
感動していたりした。。。
そんなことをしているうちに、気づけば。
肌はすっかり治っていた。
そして面白いことに、、、
その頃から世の中でも徐々に、
「ナチュラル思考」が強まっていき。
「オーガニック」なんて言葉が、
あちこちで聞かれるようになっていった。
一時は、
自分で使う化粧品は、自分で手作りするしか
ないくらいだったのに。
いつの間にか、私でも使えるコスメや
スキンケア用品を販売するお店が、
どんどん増えていき。
今ではもう普通に。
市販の口紅が塗れるようにさえなった。。。
こういうことでもまた。。。
時代は変わったなぁ。。。
・・・なんて思う。
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つづく