運命の出会い 102 | TRIQUETRA ~Tributary Zone~

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2代目のブログです

その出版記念パーティーには、

ある女性と一緒に出掛けた。

 

 

彼女とは、あるセミナーで出会い、

その後、親しくなった。

 

 

アメリカに長いこと住んでいた彼女は、

英語はペラペラで。

 

そして、あちらで今どきの

ニューエイジ思想の洗礼をたっぷりと

受けてきていた人でもあり。

 

 

こちらに帰ってきても、そういうスピな場に

あちこちと顔を出しては、情報を仕入れている。

 

・・・みたいな人だった。

 

 

とにかく、いろんなことを知りたい。。。

みたいな感じの人だったから、パーティーのような、

人がたくさん集まる場所は好きだろうな。。。と。

 

そう思って誘ってみたら、

やっぱり、二つ返事でOKだった(笑)

 

 

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彼女と出会ったのは、

「グリーンマン・エッセンス」という、

フラワーエッセンスのセミナーで。。。

 

 

当時の私は、体調があまり良くなかった上に、

皮膚のアレルギー症状が、少し

ひどくなってきていたので。

 

それをどうにかしたいという気持ちから、

植物療法に関心を持つようになっていた。

 

 

アロマテラピーやハーブ療法、

ホメオパシーにチベット医学などなど。。。

 

体調を改善したい一心から、

そういったものを、学ぶようになっていた。

 

 

フラワーエッセンスもその一環で。

 

数あるフラワーエッセンスの中でも、

私の目を引いたのがこの、

グリーンマンエッセンスだった。。。

 

そこからはなんとなく。。。

私の大好きな、ケルトの匂いを感じてね。。。

 

 

 

このエッセンスの開発者は、イギリス人の

サイモン・リリーさんと、スー・リリーさん。

 

 

このリリーご夫妻の雰囲気が、それこそ、

『ロード・オブ・ザ・リング』に登場してくる

妖精みたいで。

 

存在がファンタジーな感じというか。

 

 

だから私は、彼らのそういう雰囲気に惹かれて、

つい、フラフラとついていってしまったけど(笑)

 

サイモンさんも、スーさんも、

ご夫妻揃ってヒーラーで。

 

 

私は、「ヒーリング」を職業にすることなど、

あの頃はまったく考えていなかったし。

 

むしろ、そういうことには、批判的な考えを

持っていたにもかかわらず。

 

 

サイモンさん達と、もっと一緒に過ごしたい。。。

・・・という、そんな気持ちから。。。

 

気づけば彼らから、様々な「ヒーリング・メソッド」や、

ヒーラーとしての在り方。。。みたいなことを、

教えてもらっていた。。。

 

 

グリーンマンエッセンスをはじめとして、

クリスタルやカラーヒーリング、そして、

北欧のルーン文字を使ったヒーリングとか。

 

 

そういう面白いことを、、、

彼らからは、たくさん教えてもらった。。。

 

 

********

 

 

アメリカ帰りの彼女と一緒に、、、

梅野さんに誘われたパーティーへと向かうと、

会場にはたくさんの人達が集っていて。。。

 

そこには、以前の「お話会」の時にお会いした

リンポチェの姿も見えた。。。

 

 

いろんな国の人がいて。。。

 

アメリカ帰りの彼女は、早速、西洋系の人を

つかまえて、おしゃべりに花を咲かせていた(笑)

 

 

あの時、どういう経緯でそこに座ったのかは

忘れてしまったのだけど。

 

私がついたテーブルには、他に女性が何人かいて、

あとは、一人の男性と、小さな男の子がいた。

 

 

女性同士はすぐに和気あいあいとおしゃべりが始まり、

でもその男の人は、始終笑顔ではいたのだけど、

とてもシャイな感じで無口で。

 

その男の子は、彼の息子さんだと

いうことだけ、教えてくれた。

 

 

しばらくすると、梅野さんが私たちのテーブルに

挨拶にやってきて、そして、こう言った。

 

 

「まぁ。。。ここのテーブルの人達はラッキーよ。

この方は、チベットのお坊さんで、今は日本の大学で

仏教を教えていらっしゃる先生なのだから」

 

・・・と。

 

 

「このチャンスに、色々教えてもらうといいわよ~」

 

・・・と言うと、梅野さんは他のテーブルへと

向かっていった。。。

 

 

梅野さんが行ってしまうや否や。。。

 

同じテーブルにいたその男性は、

女性達からの質問攻めにあっていた(笑)

 

 

私も質問したかったのだけど。。。

周りの迫力に圧倒されてしまって、

なかなか質問できず。

 

そのうち、なんだかめんどくさくなってきて、

「もう、いいや」と、諦めた私は、

しばらくの間、黙って様子を眺めることにした。。。

 

 

それにしても。

 

チベットの人というのは本当に。。。

見た目が日本人と、ほとんど。。。というか、

まったく変わらないなぁ。。。とか。

 

大学の先生なのに、すごく腰が低くて

謙虚な方だなぁ。。。とか。

 

 

そんなことを、あれこれ考えたりしていた。。。

 

 

 

ふと気づくと、周りもだいぶ落ち着いてきていたので、

私もひとつだけ、質問してみた。。。

 

 

「あの。。。『虹の身体』を獲得したら、、、

もう、生まれ変わって来ることはないのですか?」

 

・・・と。

 

 

チベットのお坊さんは、一瞬。。。

 

「え?」みたいな驚いた顔をしたあと、

少しの間、黙って考えていたのだけど。。。

 

ちょっと、苦笑いしたような表情で、、、

 

「いいえ」

 

・・・と、答えた。。。

 

 

彼は、「いいえ」の一言だけで、、、

それ以外の余計な説明などは、まったくしなかった。

 

 

でも、、、彼のその表情だけで、、、

なんだか、いろいろ伝わってくるものはあり。。。

 

 

 

「そうですか。。。それでもまた、

生まれ変わってしまうんですね。。。」

 

 

「ええ、そうなんです」

 

 

・・・と、私たちはお互い苦笑いして。

 

交わした言葉は、それだけだった。。。

 

 

その様子を、ものすごく不思議そうな目をして

眺めていた、あの小さな男の子に。

 

私は、自分のお皿にあったチョコレートを

渡してあげた。。。

 

 

「あ、すみません」

 

・・・と、そのお坊さんは言って、私は。。。

 

 

なんだか本当に、、、

日本人みたいだなぁ。。。

 

 

・・・なんて思っていた。

 

 

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つづく