OSHOの彼と、再び会った日。
その日は、何を話したのか、
本当に、さっぱり覚えていないのだけど。。。
「じゃあ、さよなら」
・・・と、普通に別れ、そのあと、ひとりで
街をブラブラしようとしていたら。。。
いきなり、全身の力が抜けた。
すごく、、、びっくりした。。。
フラフラして、立っていられないくらい
だったのだけど。。。
なんとか、根性でベンチまで辿り着き。
そこに、倒れこんだ。。。
その日はそれまで、
どこも体調は悪くなかったのに。
本当に急に、それは起こったの。。。
そして私は、直観的に。。。
「これは、あの人に関係してる」
・・・と感じて、すぐさま彼に電話をして、
戻ってきてもらった。
あの頃はまだ、エネルギーのことなどは、
全然理解していなかった頃だったけど。
なぜかあの時は、、、
今、自分に起こっていることが、そういう、
エネルギー的なものであることが。
不思議と解った。。。
しばらくして戻ってきた彼も。。。
すぐに、状況を理解したようだった。。。
「自分と会って、こういう風になった人は、
初めてだ」
・・・と、呆然としていた。
もちろん私も。
呆然となった。。。
でも、彼が戻ってきて少しすると、
案の定、身体に力は戻ってきて。
まるで、何事もなかったかのように、
普通に戻った。
そのあとも、何かを話していたけど、
やっぱり、ほとんど覚えていない(苦笑)
ただ。
そんな中ひとつだけ、
記憶に残ってる彼の言葉がある。
多分、「悟り」の話をしていたのだと思うけど。。。
「それは、『感覚』ではないんだよ。
完全な『無』なんだって、言っていたよ」
・・・ってね。
すごく、真剣な顔をして。。。
おそらく彼は。。。
それが、起こった時の状態を、、、
マスターか誰かに、聞いたのだろうな。。。と。
そう思いながら、彼の話を聞いていた。
でも、心の中で私は、、、
こう呟いていた。
「だから。。。今まで何度も、
それを書いてきたつもりなんだけど」
・・・ってね(苦笑)
言葉にできないものを、
言葉で表現しようとするとき。
その「言葉選び」には、
いつも悩む。
でも、どんなにその言葉を
「厳選」したところで。
どうしたってこうやって、、、
誤解が生じてしまうものだ。。。と。
あの時、、、
しみじみ感じていた。。。
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実際に、悟り体験をすると。。。
その瞬間、全てが幻想であることを、
完全に理解する。
そして、本当は。
永遠であり一瞬であり、、、
生まれることも死ぬこともない、
「すべてである私」しか、
実在していないことを知る。
だからこそ私は。。。
今、こうして人間でいられることを、
愛おしいと思っていた。
その、「Lyricaとしての私」という感覚は。
「個としての私」という感覚は。
本当は、ただの錯覚でしかない。
でも。。。
それがまるで、本物であるかのように
感じられることって。
自分は、「Lyricaというひとりの人間である」と、
こんなにリアルな実感を持って、
思い込めていることって。
ものすごく、貴重なことだ。。。と。
ずっと、そう思って生きてきた。
だから。
人間でいられる(と思えている)今を、
思う存分、堪能したい。。。と。
そう思ってきた。。。
堪能する。。。というのは、、、
享楽に溺れるのではなくて。。。
現世的な成功を求めることでもなくて。
ただ、自分に起こる出来事ひとつひとつを、
じっくりと、かみしめるように。。。
大切に体験して。。。
そして、その体験を通して、、、
幻想であるこの「エゴ」を。。。
この、幻想世界の法則にのっとって、
大事に大事に育ててあげること。
魂と同じレベルにまで、
成長させてあげること。
その魂ですら。。。
本当は、幻ではあるけれども。
でも。
そういうことも、今。
「自分は人間以外の何者でもない」と
思い込めている時にしか。
こんなにリアルには体験できない。
その貴重な短い人生の中で。。。
「人間」を十分堪能すること。。。
それが私の目的だった。。。
でも。。。
OSHOの彼と過ごしていた頃は。。。
まだまだここまでクリアに、、、
自分のことが、見えていなかった。。。
自分が本当は、
何がしたいのかを。。。
逆に、OSHOの彼は、、、
今回の人生の中で、ひたすら悟りを
目指していた。。。
それが、彼がここにいる目的だった。。。
人間を、「完全に生ききる」。。。のではなく。
「本来の自分」。。。
つまり、「すべてである私」の意識に還ること。
それを目指していた。。。
だからこそ彼は、その「エゴ」を、
捨て去ろうとしていた。
私達は、お互い。
「今、やりたいこと」
・・・が、真逆だったの。。。
でもあの頃は。。。
そのことに、気づけていなかったから。
だから私は。。。
あんなに混乱したのだと思う。
そして。
辿り方は真逆だけど、、、
結局は、同じところを目指していた。
「完了」。。。を目指してた。
・・・ということを理解するためには。
何年も何年も、時間を要したけど。
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当時、彼から言われた、ある二つの言葉は。。。
あの頃の私の信念を、相当揺るがせた。
「もしあなたが、覚醒したとしたら。
お子さんたちも含め、もっとたくさんの人を
救えるようになる。
100年後には、あなたの愛する家族はいない。
形あるものは全て、無常です。
そして、今を生きること、愛に溶け去ること、
源泉に還るためには、あらゆる変化の中に
手放しにならなければならない」
・・・という言葉。
そして、もうひとつは。
「弟子にならなければ、教えられないこともある」
・・・という言葉。。。
彼が私に、さりげなく「出家」を促していることは、
重々気づいていた。。。
「OSHOが誘っている」。。。と。
彼は本気で、そう感じていたのだろう。。。
私が高校生の時に、母が紀野先生と出会い。
出家こそしなかったけれども、母の心はそれ以来、
どこか遠くへ行ってしまったような気がして。
それは、「母への反発心」というものを、
私の中に生み出した。
でも、母へのそういう反発心は、
結局、「寂しさ」の裏返しであったことは、
自分でもよく解っていた。
でも、自分のことは別によかった。。。
自分でなんとか、対処できたから。
ただ、あの頃の自分と同じような寂しさを、
子供達には決して、味わわせたくはなかった。
それだけは、絶対にしない。。。と。
そう、固く心に誓っていた。
けれども、そういう「固い誓い」さえも。。。
彼らのように生きる人たちの目には、、、
「執着」に映る。。。
起こる変化の中、それに抵抗して、
手放せないものに映る。。。
また、彼は。。。
私の19歳の時の体験の話を知っていながら。
「そこで止まってはいけない」
・・・と言った。
私だけでなく、フォーラムの彼の体験に対しても、
「もう少しのところなのに、そこで止まってしまうのは、
もったいないと思った」
・・・と言っていた。
私は。。。
19歳のあの時に観たもの。。。
あれがすべてである。。。と。
そう確信していた。
けれども、彼にあんなに力強く言われると。。。
「え。。。まさか、あの先があるの?」
・・・と。。。
そんなことは、、、とても信じがたいことだったけど、、、
そういう「不安」が出てきてしまったの。。。
だから、「その先って何?」と訊いても。。。
「弟子にならないと、教えられないこともあるんだ」
・・・と、はぐらかされ。。。
ますます、混乱は深まっていった。。。
こうして書いていることも。。。
今ではすっかり、クリアにはなっているけど。
あの頃は本当に。。。
頭がグルグルしたし、すごくモヤモヤした。。。
グラス・バレーの歌にもあったけど。。。
まさに。
「アイデンティティ・クライシス」
・・・が、起こっているような時期だった。。。
********
インドの王子様がその昔。。。
出家したいのに、王様であるお父さんに
許してもらえなくて。
それで、妻を娶って子供を作った後。
「もう、これで義務は果たしただろ!」
・・・と言って、妻子を捨てて出家し。。。
その後、悟りを開いた。。。なんて。
そんなお話も。あったよね。。。
その王子様の人生が。。。
それはただ、たまたまその人のドラマ
だったにも関わらず。。。
それなのにそれは、今の多くの人達の意識にも、
まだまだ、深い影響を及ぼしているのだと思う。。。
そして、やっぱり。
男性と女性というものは。。。
どこまでも、考え方が違うのだと思う。。。
今になって、こうして思い返してみれば。。。
あの頃は、OSHOの彼も私も。
お互いがお互いのことを、
全然、理解していなかったような気がする。
それどころか、自分自身のことさえも。
あの頃の私は、まだまだ全然、
理解していなかった。。。
だからこそ、お互い。
相手を自分の道に、沿わせようと。
無意識に、そういうエゴに、
囚われてしまっていたのかもしれない。
OSHOの彼という人は。。。
私とは、非常に近い魂を持った人なのだと。
そういうことは、強く感じていた。
だから、魂同士は強烈に引き合うのに、、、
近づけば近づくほど混乱が増したのは。
まだまだ、理解が浅かったからなのだろう。。。
まだまだ、未熟だったからなのだろう。。。と。
そんな風に思う。。。
そして、あの頃は、、、
不思議とそうやって、魂の近い人達が、
私の周りに一気に集まった時期でも
あったような気がしていてね。。。
ソウルメイト。。。という言葉はよく聞くけど。
「ソウル・グループ」というのもまた、
本当にあるのではないのかな。。。と。
そう感じたのは。。。
あの混乱のさなか。
私を支えてくれた人たちが、
そこに、何人もいたから。。。
私が、今回の人生の目的を見失わないように。
「アンカー」となってくれた人たちが、
そこにいたから。
それが、「占い師の彼」だったり、
「ホピの彼女」だったり。
そしてもうひとり。。。
今まで全く登場していなかったけど。
「絵描きの彼」
彼もまた、私にとって。
忘れられない人のひとりだったりする。
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つづく