運命の出会い 32 | TRIQUETRA ~Tributary Zone~

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2代目のブログです

最後の仕事の帰り道、、、

あの新人君は、この先大丈夫だろうか。。。と。

 

そんなことを心配しながら歩いていたのだけど、

一歩家に入ったら、もう、それどころではなくなった。

 

溜まった家事、小さな子供たちの世話。

あの頃は、毎日が戦争だったから。。。

 

 

子供たちを寝かしつけた頃には、もうグッタリだったけど。

それでも、子供が寝た後の自由時間はとても貴重で。

 

そのまんま寝てしまうのは、もったいなくて。

あの頃はそうやって、夜は、根性で起きていたりした(笑)

 

 

そんな時、なぜだか急に、、、

ウイングメーカーのことが頭に浮かんだの。。。

 

それまでは、完全に忘れ去っていたのに。

 

 

なので本当に久しぶりに、ウイングメーカーの

サイトなんて、開いてみたのだった。

 

 

実はお店で働いていた頃にも、一度だけ、

そのサイトを訪れていたことがあった。。。

 

その時、いくつかのコンテンツが新しくアップされて

いるのに気づきはしたのだけど。

 

その頃は、熱がすっかり冷めてしまっていたので、

何も読まずに、そのまま閉じていた。。。

 

 

あれから、どれくらい月日が経っていたのだろうか。。。

1年近くは、過ぎていたと思う。。。

 

 

その日も、また以前みたいにチラッとだけ覗いて、

終わるのだろう。。。と、そう思っていたのだけど、

実際には、そうはならなかった。。。

 

 

そこには、「ウイングメーカーの本とCDが日本で発売」

・・・というお知らせがあって。。。

 

え!!!本が出るの?!

 

・・・と、そこでいきなり、私のテンションが変わった。

 

 

更にもっとよく読んでみると、、、

その本とCDは、その日からちょうど1週間前に、

既に発売されていたことが分かった。。。

 

 

1週間前。。。つい最近だ。。。

 

・・・って思った。。。

 

 

そしてその時、私はふいに、、、

 

「呼ばれた」

 

・・・と、そう感じたの。。。

 

 

だからもう、一瞬の迷いもなく即行で、

本とCDを注文してしまった。。。

 

 

 

本はともかく、音楽のCDを販売してくれたことが、

実は、一番嬉しかった。。。

 

 

 

以前から、アメリカサイトではCDも販売されていた。

 

でもあの頃はまだ、ネットでクレジット・カードを使うことが

ちょっと怖い。。。と感じていたし。。。

 

しかも、海外のサイトだったから余計に、

いまひとつ、信頼できなくて。。。

 

だから、CDは泣く泣く諦めていた。。。

 

 

その頃はまだ、サイト上で、その音楽をすべて

聴くことができたので、それで我慢していた。。。

 

 

ただ、ネットで公開されていた音源は、、、

たしか、MP3のデータで。

 

そういったデータでは、音のすべての周波数が収まりきらず、

ある程度の響きがカットされてしまっているから、

CDで聴くのとは、音に違いがある。。。と。

 

そんな話も、どこかで聞いたことがあって。。。

 

 

だから、ウイングメーカーの音楽を、

CDで聴けるということは、、、

 

私にとっては、とても大きな喜びだった。。。

 

 

********

 

 

昔から、音楽は大好きだったし。。。

「音質」に対しても、すごいこだわりを持っていた。。。

 

音楽は、、、極上の音で聴かないとイヤ。。。と。

そんな風に思っていたりもした。

 

 

こういうのはきっと、父の影響だと思う。

 

ヘッドフォンとか、スピーカーとか。

父がそういうの、すごい厳選していたから。。。

 

そんな父のおこぼれにあずかっているうちに、

私も、似てきてしまったのだろうと思う。。。

 

 

例えば。。。学生時代の頃とかにね、

レコードの音をカセットテープに録音したりする時は、、、

 

どのメーカーのカセットの音が、

一番綺麗に響くか。。。ヘッドフォンをつけて聴き比べて。

些細な音の違いに、ものすごくこだわったりとか。。。

 

このジャンルの音には、このメーカーのテープがいいって。

ノートに、そういう表を作っていったり(笑)

 

そんな実験に、日がな一日を費やしたりするのが、

けっこう、好きだった。。。

 

 

そんな頃もあったっけ。。。

 

 

 

今の時代はもう、、、音楽はデータで買う。。。

みたいなスタイルが、どんどん定着してきていて。。。

 

子供達世代で、CDを買っている人って、

ほとんどいないのでは?と思ってしまうくらい。。。

 

 

でも、iTunesが出回りだしたばかりの頃は、、、

ミュージシャンの人達の中には、データで曲を提供することに

抵抗を示していた人もいたのを覚えてる。。。

 

私もしばらくの間は、音楽はデータではなく、

CDを購入しつづけていたりしたのだけれども。。。

 

 

昔。。。

レコードからCDへと移行していった頃も、

そういえば、そうだったっけ。。。と。

 

そんなことを思い出したら。。。

 

時代の波に逆らうのも、疲れるかもね。。。と。

 

そう思った。。。

 

そうして、いつの間にか、、、手放していた。

こだわりを。。。

 

 

音へのこだわりというか、結局はそれは、、、

過去への執着だったのだけどね。

 

 

レコードからCDへ。。。

そんな、アナログからデジタルへの移行の時代も。。。

そこに抵抗していたおじさん達が、多くいた。。。

 

味がなくなる。。。って。

 

父なんかも、そうだった気がする。

 

でもやっぱり、消えてしまったものね。。。

レコードも。。。

 

 

あの当時の私は、まだまだ子供で。。。

 

アナログからデジタルへの移行は、

特に難しいことも考えずに、すんなり受け入れていた。

 

CDからデータへ。。。の時とは違って。

 

 

大人になればなるほど、、、

流れに逆らいたくなることは増える気がする。

 

 

でも、それってやっぱり。。。

それだけ、「想い出」が増えているから

なのかもしれないね。。。

 

 

********

 

 

そうこうするうちに、本とCDが家に到着して、

私は早速、本を読み始めてみた。

 

内容は、ほとんど知っていたものだったけど、

本で読むと、また新鮮だなぁ。。。と思いながら。。。

 

 

けれども、その本の最後のほうに、、、

今まで読んだことのなかった内容を見つけた。。。

 

 

そう言えばこれって。

お店で働いていた時に、サラッとサイトを見たら、

新しくアップされていたものだな。。。と、気づいた。

 

けれどもあの時は、、、

私はその内容を読んでいなかったので。

 

それを読んだのは、その時が初めてだった。。。

 

 

えっと。なになに。。。と読み始めていくと。

 

すぐに私は。。。

全身鳥肌状態になってしまった。

 

 

「やっと。。。やっと、見つけた。。。」

 

 

・・・って。

 

 

あぁ、、、やっぱり、そうだ。。。と。

 

泣いてしまった。あの時。

 

 

 

私はそこで初めて、、、

 

「すべてである私」。。。の姿を、

ハッキリと捕まえた気がしたの。

 

 

 

これまでも。。。

勝ちゃんの言葉の中に、コンタクトの映画の中に、、、

その「匂い」を、かすかに感じることはあったけど。

 

ウイングメーカーのその言葉の中には、、、

もっともっと色濃く、そして確実に。

 

「それそのもの」、、、を見つけたような感じがした。。。

 

 

そしてその時、、、

 

自分が19歳の時に体験したこと、あの時感じたこと、

そして、その体験のあとに考えたりしたこと。

 

そういうことすべてに対して。

 

「はい、それでOKです」

 

・・・と。

 

 

そういう、「太鼓判」を押してもらったような。。。

そんな気持ちになった。。。

 

 

 

長い時を経て。。。

長い道のりを経て。。。

 

やっと巡り合うことが出来た。。。

 

やっと、辿り着いた。。。

 

 

・・・と、そう感じた。。。

 

あの時に。

 

 

********

 

 

つづく