鬱。。。と言っても、私の場合は、、、
そこまで、重症にはならなかったと思う。。。
それはきっと。。。
家族の理解があったおかげだ。。。と。
今でもそう思ってる。
あの頃は、朝まで起きていてしまうことが、
しょっちゅうあった。
夜は、全然眠くならなくて。。。
真夜中のあの、静けさの中にひとりでいることが、
すごく、落ち着く感じがしていた。。。
そして、夫や子供たちを送りだしたら、
子供たちが帰ってくるまで、ずっと寝てる。。。
みたいな。。。
そんな、昼夜、逆転生活が続いていた。。。
昼間は、、、
たくさんの人が活動しているから、空気の中に、
いろんなものが混じっている。。。
逆に夜は、空気が静かで落ち着いている。。。
普段は感じない、そういう微細な
エネルギーの変化がね。
ああいう時には、すごく敏感に解る。。。
そして、ああいう状態の時は、、、
昼間のあのガサガサが、耐えがたかった。。。
着るものがなくなると、困るだろうから。。。と。
洗濯だけは、なんとか頑張っていた。
お掃除やお料理は、出来ない時がしばしば。
特にお料理が、一番しんどかった。。。
ああいう時って。。。
「やる気」が出ないわけではないような気がする。。。
やる気は重々あるのだけど、、、
まるで、何かに押さえつけられているかのように、
身体が重くて重くて、動かない。。。
そんな感じだった。。。
その重みを、根性でなんとかはねのけて、
頑張ってしまうと、、、
その反動で更に重くなり、よけいに動けなくなる。。。
自分のこういう姿は、、、
うつの経験がない人からすれば、、、
ただ単に怠けているだけ、、、とか。
甘えているだけのように見えるのだろうな。。。と。
そして、そう思われるのがイヤだから、
自分でもなんとか、正常に戻したいと思う。
でも、出来ない。
そうやって。
ゴロゴロしながらも、頭の中では、
すごく、色んなことを考えて。
考え過ぎるほど考えまくって、
頭がショートして、疲れきってしまう。。。
そんな感じだったかな。
あの頃って。
でもああいう時に、家族が、、、
何も言わずに、ただ見守ってくれていたことは、
本当に、ありがたかった。。。
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昼間はボーッとなっていても。
夜は、ものすごく目が冴えていたし、
頭もスッキリしていることが多かったので。
あの頃は、、、夜、夫とよく話し込んだ。
彼からしてみたら、
聞いても全然面白くない話。。。
「だるいんだよね」とか「家事ができなくて」
・・・みたいな、そんな気の滅入るような話も、、、
夫は黙って、聞いていてくれた。。。
あの時期、、、
うつ的状態の中、、、
意識がどんどん研ぎ澄まされていって、
「全てである私」のことが、自分の意識の中で、
どんどん大きくなっていた。。。ということと、、、
私の精神状態が不安定だったからこそ、
夫が、普段よりも私の話を聞いていてくれた
ということもあり。。。
だからあの時、、、
話してみたくなったのだと思う。。。
あの体験のことを。。。
それまで、夫にその話をしなかったのは、、、
どうせ話しても、信じてくれないだろう。。。と。
そう思っていたから。。。
だって。
夫に、幽霊の体験話をするといつも。。。
「うーん。証拠がないとね。イマイチ信じられない」
・・・とか言われていたからね(苦笑)
やっぱり、あの時は、、、
いろんなことが、通常とは違っていたからこそ、
話す気も起きたのだろうと思う。。。
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夫にその話をした時は、、、
けっこう、必死。。。というか、力説気味だった。
以前の時とは、違って。。。
「本当なんだよ。お願い!!信じて!!」
・・・と、半ば、説得しにかかってた(苦笑)
そういう「真剣さ」みたいなのって、、、
相手に伝わるものだよね。。。
その時の夫は。。。
「証拠がないものは、信じられない」
・・・と、バッサリ切ることはしなかった。。。
そして、、、夫は、こう言った。。。
「嘘だとは思っていないけど、正直に言えば、解らないよ。
火が熱いと言われても、それを実際に
触ってみないことには、熱いっていうのが
どういうことなのか、解らないでしょ?
それと同じで。。。」
この答えを聞いた時、、、
そこに、夫の誠実さを感じたの。。。
男の人はプライドで、、、
なかなか、本心を言わない。
無意識に、弱みを見せないようにしてる。。。
でも、その時の夫からは、、、
そういうのを感じなかった。。。
ただただ、正直に、、、
誠実に答えてくれたような気がした。
「解らない」
・・・って。
だから私は、、、
たとえ夫が、私の言っていることを信じなくても、
その気持ちだけで、すごく嬉しかった。。。
こちらが素直になれば、あちらも素直になる。
あちらが誠実でいれば、こちらも誠実に応えたくなる。
人間って。
そんなものだよね。。。
そして、そうやって、お互いのエネルギーが
スムーズに循環した時は。。。
いろんなことを、ポジティヴに捉えられたりする。。。
だから、あの時の彼の言葉。。。
「火が熱いことは、実際に触ってみないと
本当のところは解らない」
これは未だに。
私の心に残る、名言になってしまった(笑)
そして、その言葉がきっと。。。
「全てである私」のことは。。。
実際に、自分で体験しなければ、
絶対に解らない。。。
・・・と。
19歳の時の私が感じたあの想いを、、、
とても刺激してきたのだろうとも思う。。。
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あの当時は、、、
夫が、会社帰りによく、映画をレンタルしてきてくれて、
二人で、いろんな映画を観ていたのだけど。。。
ある日、彼が何の気なしに借りてきた、ある映画が。。。
私の心を、大きく揺さぶることになる。。。
勝ちゃんのことといい、、、
その映画のことといい。
いつも夫が、そのキッカケを運んできていた。。。
彼もまた、、、無意識に。
面白いものだね。。。
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つづく