身近だった者の死というものは、、、
人に、いろんなことを考えさせるものだ。。。
・・・と思う。。。
飼い犬の死
勝ちゃんの死
伯母の死
そして、もうひとつ。。。
バレエをやっていた頃、
とても仲良しの子がいた。。。
その子は、私よりも歳がひとつ上だったのだけど、
体型も、そして踊りのレベルもほとんど同じで。
二人で一緒に組んで踊ることも多かった。
ある発表会の時、、、
母が、仲良しのご近所のおばさんを招待したようで、
観に来てくれたそのおばさんが、、、
後日、こう話していた。。。
「もう、びっくりしたわよぉ。だって、Lyricaちゃんと
一緒に踊ってた子、おばさんの親戚の子だったから」
・・・って。
「えー、そんなことってあるんだ」。。。って。
おばさんも、母も、私も、驚いてた。
その子は、私よりも早くにバレエをやめてしまって、
それ以降、まったく交流がなくなってしまったけど。
あれは、専門学校に通っていた頃だったかな。。。
そのおばさんから、あの子が自殺して
亡くなったと知らされて。。。
しばらく、、、呆然となった。。。
********
あの日に亡くなった伯母というのは、
隣に住んでいた伯母たちとは、また、別の伯母さん。。。
隣には、父の姉である伯母が二人住んでいた。。。
亡くなった伯母さんは、父の兄の奥さん。。。
私が結婚してしばらくたった頃に、その伯母さんが
うつ病になったことは、聞いていた。
そして、病院通いをしていることも。。。
隣の伯母が、、、
いつだったか、言っていた。。。
親戚の集まりで、その伯母さんに会った時、、、
何か変だなぁ。。。と感じていた。。。と。
その集まりの後、すぐの頃に、
病院にいって、うつ病と診断されたらしい。。。
「何が原因だったの?」
・・・と、私はそう聞いた記憶がある。。。
隣の伯母はその時。
「伯父さんの物忘れが、だんだんひどくなってきて、
もしかして、このままボケちゃうんじゃないか、、、って、
そういうのを心配しすぎてみたいだよ」
・・・と言っていた。。。
その時の私は、、、
その答えに、正直、あまりピンと
こなかったのを覚えてる。。。
本当に、そんなことだけで、
うつ病になるんだろうか?
もっと他に、、、
いろいろ原因があったんじゃないか。。。と。
でもその時私は、、、
何も言わないで、黙って聞いていた。。。
それからも、実家に帰った時など、
伯母さんの、その後の経過については、
ポツポツとは聞いていた。。。
薬を飲んだりしていたけど、一向に
良くならないので。。。
今度は、電気療法をするみたいだよ。。。と。
そんな話を聞いた時、、、
「え。。。そこまで重かったのか」
・・・と、少し驚いた。。。
でも、、、ここに私の出る幕はない。。。と。
勝手に、そう決めつけていたのだと思う。。。
私は特に、、、何をするでもなく、
ただ、話を聞いていただけだった。。。
そうしているうちに、、、
伯母さんは、亡くなってしまった。。。
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伯母さんの死がきっかけとなって、、、
自分自身も鬱っぽい状態になっていた時。。。
昔の日記でも書いていたように、、、
私は、、、病院だけは行くまい。。。と。
どこかでそう思っていた。。。
多分それって。。。
伯母さんのことが、あったからなのだと思う。。。
病院に行って、薬を飲んだら、
もう、お終いだ。。。って。。。
そういう風に感じていたの。。。
今でも、そういう風に考えていたり
するところはあるのだけど。。。
昔ほど、極端ではなくなったかな。。。
薬を飲むことは、絶対にNGだ。。。と。
そこまでの、強い気持ちはなくなった。
どうしても辛かったら、、、
お医者さんやお薬に頼っても。
それはそれで、いいと思う。。。
けどね。
私は、飲まない。。。多分。
もしまた。
ああいう状況に陥ったとしても。。。
多分。。。ね。
まぁ、、、先のことはわからないから、
断言はしないけど(苦笑)
今にして思えば。。。
あの時、鬱っぽくなったからこそ、、、
そこに、その後に続く道が現れた。。。
だから、あれもまた、、、
必要な経験だったのだろうと思う。。。
苦境に立たされた時、人は目覚めると、、、
そんなことを、よく聞く。。。
そして、、、
「あのおかげで、今の私がある」
・・・と、みんなが思う。。。
そしてそういうのは、、、
あとになって振り返った時に、、、
やっと解ったりすることが多い。。。
けど、実際に今、苦境の真っ只中に立たされている時には、、、
先人たちのそういう言葉は、ほとんど
役には立たない。。。
「全てが完璧なんですよ」
・・・なんて。
そんな言葉は、、、慰めにもならない。。。
だって、苦しいものね。。。
その中にいる時は、やっぱり。
私の場合は、、、あのうつ的な状況の中でも、、、
「最後の最後には、あぁ、よかったと必ず思う。
そのために、これは起きている」
・・・って思ってた。。。
だから、
「全てである私」の存在を実感しているということは、
そういう時には、かなり強みになるとは思う。。。
そんな渦中にいる時ですら、、、
どこかで安心していられたから。。。
けれども、そのこと以上に、あの時の私を、、、
人間の世界にしっかりと繋ぎとめていてくれたのは、、、
やっぱり、「子供たち」だったのだと。。。
そう思う。。。
自分のことを、こんなに愛してくれている
子供たちを残していくことだけは、、、
絶対に絶対に、出来ない。。。と。
そういう気持ちが、ものすごく強かった。。。
「子供たちの存在」というものは、、、
すごく、大きかったと思う。。。
だから、本当に。。。
子供たちのおかげで、今の私がある。。。
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そう言えば。。。
あの、最後のディナーショーの時。。。
ショーが終わった後、出口さんと上領さんが、
ファンひとりひとりと握手して、
一緒に写真を撮ってくれたりしたの。。。
みんな、長い行列を作って順番待ち。。。
途中、スタッフの人が、「一人一枚です~」って、
何度も言ってるのが聞こえた。。。
そして、ポラロイドカメラで、
写真を写してくれているのが見えた。。。
私の番が来た時、写真を撮ってくれた
スタッフの人が、言ったの。。。
「あ、ちょっと、ブレちゃったかもしれない」
・・・と。。。
一人一枚って聞いていたし。。。
後には、まだまだたくさんの人が待っているし。。。
だから、私はついつい、、、
「あ、いいです、いいです」
・・・って、言ってしまった。
(もちろん、本心ではない。。。)
そうしたらね。。。
上領さんが、こう言ってくれたの。
「あ、大丈夫だよ。もう一回撮ろう」
・・・って。。。
伯母さんのこともあって、多少不安定に
なっていたところに、その言葉。。。
上領さんのその一言で、、、
私は、泣きそうになった。。。
本当に、、、
たった、それだけのことで。。。
たった、それだけのことだったのだけど。。。
弱っている時というのは、、、
そういう、誰かからのさりげない優しさとか思いやりが、
ものすごく、染みるものなんだ。。。って。
あの時も思った。。。
心が疲れたり、弱ったりしている時は、、、
そういうのが、一番効く。。。
あとは。。。
涙が枯れるまで、、、
安心して、思いきり泣かせてもらえる、
そんな環境。。。
あとは。。。
素敵な音楽。。。
あとは。。。
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つづく