運命の出会い 12 | TRIQUETRA ~Tributary Zone~

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2代目のブログです

当時。。。

 

幽霊についてはとりあえず、、、

 

「あれは残留思念」

 

・・・と思うことで、いったん納得することにした。。。

 

いろんな謎を残しつつ(笑)

 

 

また、前世に関しても、、、

 

結婚後に、アルバイトしていた会社で、

あの、前世体験CDが流行った時。。。

 

「前世なんて、ないのに。。。」と、私は、

すごく冷めた目で周囲を見ていたけど。

 

・・・にも拘わらず、自分が色々観てしまって。。。

 

またそこで、謎が生まれた。。。

 

 

でもその時は、、、

そういうのは、ただの妄想だと片づけて。

 

しばらくの間は、すっかり忘れていた。。。

 

 

 

幽霊のことも、前世のことも。。。

のちにいろいろ、考えは変わっていったのだけど。。。

 

 

そういうお話は、、、

まだまだ、だいぶ先のことになる。。。

 

 

********

 

 

あの体験をしたばかりの、当時の私にとって。。。

 

「人は死んだら、みんな一瞬で、

あれに戻るんだ」

 

・・・と思えたことは、ある意味、、、

大きな救いになった。。。

 

 

死ぬ。。。ということが、、、

怖くなくなったから。。。

 

 

あの体験をする、ちょうど1年前くらいに、、、

長年飼っていた愛犬の死に直面して。。。

 

その出来事は、私にとっては、、、

初めて真剣に向き合った、「死」でもあった。。。

 

 

祖父や祖母は、、、

私の物心つかないうちに亡くなり。。。

 

最後の祖母が亡くなったのは、

小学校4年生の時。。。

 

 

でも、、、祖母とは年に数回くらいしか

会っていなかったし。。。

 

一緒に住んでいたか、そうでないかの違いは、

やっぱり、大きくて。。。

 

だから私は、、、

祖母が亡くなった時に、悲しいとか。

ショックを感じた記憶がない。。。

 

「あぁ、そうか。。。

おばあちゃん、死んじゃったんだ」

 

・・・と、なんだか、淡々と思っていた気がする。

 

 

というか。。。

 

学校から帰ってきて、いきなり母に、、、

おばあちゃんが亡くなったから、急いで支度して

出かけるわよと言われた時。。。

 

私は、

 

「えー、私は行かない。

お友達と、そろばんに行くからー」

 

・・・って言ったの(苦笑)

 

 

「何言ってるの!!!」

 

・・・と、母に怒られたけど(←当たり前^^;)

 

 

というわけで。。。

悲しみとかショックを感じる以前に。

 

祖母の死の意味を、、、

当時の私は、まだまだちゃんと、

理解できていなかったのだろうと思う。。。

 

 

けれども。。。

飼っていた犬が亡くなった時は、、、

 

私はもう、、、

自分が生きているのがイヤになるくらい、

悲しみのどん底に突き落とされた。。。

 

胸が張り裂ける。。。って、きっと。。。

ああいうことを言うんだろうと思う。。。

 

 

********

 

 

ある日、学校から帰ると、、、

当時、高校生だった弟が玄関に飛び出してきて、

 

「姉ちゃん、クロ、死んだ」

 

・・・って言ってきた。。。

 

 

クロは、、、心臓病を患っていて、

日に日に弱っていて。。。

 

だから、もう長くないことは解っていた

はずなのだけど。。。

 

弟のその言葉を聞いた時、、、

私は最初、冗談を言っているのだと思ったの。。。

 

だから。。。

 

「え?何言ってるの?」

 

・・・って言ってた。。。

 

 

すると、奥から母も出てきて。。。

だから私は、母に訊いた。。。

 

「本当に?」

 

・・・と。。。

 

 

母は頷いて、、、

 

そして、そのままみんなで部屋に行くと、、、

そこに、、、クロが横たわっていた。。。

 

 

その姿を見た瞬間。。。

涙がドッと溢れてきて。。。

 

その涙はそれから数日の間、、、

止まることがなかった。。。

 

 

 

最後の頃には、、、

クロはもう、起き上がることも

出来ないくらい、弱っていてね。。。

 

 

亡くなる日の朝。。。

 

起き上がれないまま、

玄関に横たわっていたクロは、、、

 

顔だけをこちらに向けて、

学校に行こうとする私のことを、

じーっと、見てたの。。。

 

まったく目を逸らさずに。。。

ずっと。。。

 

 

私は、何度も振り返って。。。

 

でも、まだクロがこっちを見てるから、

戻ってきては、クロを撫でて。。。

 

「どうしたのぉ。行ってくるね」

 

・・・って、それを何度も繰り返し。。。

 

後ろ髪をひかれる思いで、

学校に行った。。。その日は。。。

 

 

たしか、その前日の夜に、、、

母がこう言っていたことを思い出していた。

 

 

「洗い物をしてたら、クロがずっと

こっちを見てたのよ」

 

・・・って。

 

 

だから思った。。。

 

 

クロって多分。。。

自分が死ぬことを解っていたんだな。。。

 

・・・と。。。

 

 

クロはきっと、、、

私たちにお別れをしてたんだ。。。

 

・・・と。。。

 

 

それなのに。。。

それに気づいてあげられなかったんだ。

 

私。。。

 

 

 

それはちょうど、梅雨の頃で。。。

 

通っていた動物病院に電話すると、、、

今すぐだったら、その日に

火葬してくれるということで。。。

 

父の帰宅を待たずに、

私たちは、火葬場に向かうことになった。。。

 

伯母が車を出してくれて。。。

 

でも、、、その時私は、思ってた。。。

 

 

「最後に、クロに会えない父が、

可哀想。。。」

 

・・・と。

 

 

いくら、父の了解をとったとはいえ。。。

父だって、本当は、、、

クロに会いたかっただろうに。。。と。

 

 

だから、私は言ったの。。。

 

 

「お父さんが帰ってくるまで待とうよ」

 

・・・と。

 

 

けれども大人たちは。。。

梅雨時期だから、早く火葬したほうがいいと言う。。。

 

 

冷たい。。。って思った。

 

 

 

翌日。

 

父は会社にでかけ。

弟も、普通に高校に出かけて行った。

 

専門学校は、高校とは違って、

「縛る」よりも、「自主性」を尊重するところだったし。

 

つまり、授業に出るか出ないかは、

自己責任ってことで。。。

 

だからその日は、私は、学校をサボろうと思ってた。

こんな状態で、学校に行くなんて無理。って。

 

そう思ってた。

 

 

けれども。

母に家を追い出された(苦笑)

 

 

なんて冷たいんだ。。。って。

その時も思った。。。

 

 

しかたなく、地元の駅まで歩いていくと、、、

偶然そこで、親友にバッタリ会ったの。。。

 

中学時代からの親友で、、、

その頃も、いつも一緒にコンサートに行ったりと。

青春を分かち合っていたその子に。

 

 

そんな時に、そんな子にバッタリ

会ってしまったものだから、、、

 

私はいきなりその子に抱きつき。。。

いきなり、泣き崩れてね(笑)

 

 

その子は、事情を聞くなり、、、

 

「じゃあ、家においでよ」

 

・・・って、私を自分の家に連れて行ってくれた。

 

 

もう社会人だったその子は、、、

その日は、たまたま休日で。。。

 

用事があって出かけるところだったけど、

その用事には、まだ時間があるからと。。。

 

わざわざ、家まで戻ってくれたの。。。

 

 

そして、そろそろ出かけなくては

いけない時間になった時、その子はこう言った。

 

 

「ごめんね。本当にごめんね。

今日は一緒にいてあげたいけど、

どうしてもその用事は抜けられなくて」

 

 

・・・と。

 

 

そんな彼女の気持ちが、、、

私はすごく嬉しかったし。。。

 

母とは大違いだ。。。って。。。

 

そう思った。。。

 

 

そうして、私も彼女と一緒に家を出て。。。

途中の駅まで一緒に行って。

 

そして、そこからひとりで学校に向かった。。。

 

 

けれどもその日は、、、

やっぱりどうしても、学校に行けなかった。。。

 

頑張って行こうとしたのだけど、、、

ダメだったの。。。

 

 

学校には、どうしても行けない。。。

 

かと言って、家にも帰れないし。

 

どうしよう。。。と。

 

 

だから私は。。。

 

その日、山手線にのって、

ずっと、グルグル回ってた。。。

 

何時間も。。。

 

 

時折、グッと感情がこみあげてきて

泣きそうになるのを、必死でこらえながら。。。

 

電車の外の景色や、、、

乗って来たり降りて行く人たちを眺めながら。。。

 

そこにある風景が、、、

いつもと全然変わらないことが、

不思議でたまらなかった。。。

 

 

********

 

 

クロの死は。。。

 

約1年後に、あの体験をするまでは、

ずっと私の中に悲しく留まっていて。

 

急に、ふと思い出しては、涙する。

 

なんてことを、ずっと繰り返していたのだけど。。。

 

 

あの体験をして、、、

私たちの、本当の姿を知って。。。

 

「すべての存在の、本来の姿はあれで。。。

だから、死んだらみんな、あれに還る」

 

・・・と、実感したことで。。。

 

 

そういう悲しみも、形を変えた。。。

 

 

クロも、、、実は自分自身だった。。。

クロも本当は、死んだわけではない。。。

 

「全てである私」に還っただけ。。。

 

・・・って。

 

そう、思えるようになったから。。。

 

 

********

 

 

クロが亡くなった時、、、

母は、決して泣くことはなかった。。。

 

 

私の結婚式の時も、、、

感動するはずのシーンですら、

母は泣かなかった。

 

 

夫のお母さんは泣いてたし、

うちの父も、夫のお父さんさえも、

かすかに涙ぐんでいた、その時でさえ。

 

母は、泣かなかった。

 

 

そんな母の姿を見て、当時の私は。

 

「母には、感情がないのかしら?」

 

・・・と思っていた。。。

 

 

けれども、のちに。。。

仏教のことを少し知った頃。。。

 

もしかすると、あれは。。。

 

仏教の影響なのかもしれないな。。。と。

 

思い始めるようになった。。。

 

 

********

 

 

つづく