そうして、2年生になった。
2年生の時のクラス担任の先生は、
イギリス人の女性の先生だった。。。
彼女は、学長のお姉さんで。
だから、ものすごくベテランで、
落ち着きがあって。
この先生のことも、
私はもう。。。大好きだった。。。
「風の谷のナウシカって、最高ね」
・・・って。。。
あの先生が、静かに、、、
でも、猛烈に絶賛してたのを。
すごく覚えてる。
ある時先生は、
授業中、私たちに、イーグルスの
『ホテル・カリフォルニア』を聴かせた。。。
歌詞を配って。。。
そして、先生は言った。。。
「ホテル・カリフォルニアって、、、
あなたたちは、それ。何の象徴だと思う?
それを考えて、レポート用紙にかいて」
・・・って。
あとは、丸々一時間。
先生は、何もしゃべらない。
何も説明しない。
生徒が質問すれば、書いている文章の文法が
あってるかどうかくらいは教えてくれたけど。
授業終了のチャイムが鳴ると、
先生は、生徒たちのレポートを回収。
そして、そのまま、教室を去ろうとする。。。
私たち生徒はみんなで、先生をひきとめて。
「え~~、先生。
答えを教えてよ~~~」
・・・ってせがむの。
先生は、笑いながら、「No~~~~」って
言って、教えたがらない。
けど、生徒たちがあまりに
しつこいので、先生もしかたなく折れる。
「それはね、、、『アメリカ』のことよ。
多分ね。。。」
・・・って。
最後に、「maybe」ってつける先生が。。。
私には、とてもかっこよく見えた。。。
そんな先生が担任だった
2年生でのこのクラスでも。
やっぱり最初に、
クラス役員決めがあったのだけど。
この年は、立候補する人がいなくて、
役員決めが難航した。
先生は最初、辛抱強く、自発的にやるって
言う人の出現を待っていた。
でも。
いつまで待っても、そんな人は
出てこなかった。
それでしかたなく、先生が提案したの。。。
「みんな、各自それぞれ。
誰かひとり、推薦する人の名前を
紙に書いて」
・・・って。
ただし。
1年生の時に役員やってた人は、
今年はやらなくていいわよ。。。って。
クラス替え直後の。
ほとんど、知らない人ばかりの中。
一体、誰の名前を書けばいいのやら。。。
もう、こうなったら。
直感。。。というか、適当に書くしかない。。。と。
クラスのみんなも。
多分、そんな感じで書いたのだと思う。。。
みんなの紙が回収されて、、、
先生がひとりで、集計を取る。。。
集計が終わると、先生は、
ホ―ッと一息ついて。
そうしたら、先生と目が合ってね。。。
「Lyrica、あなたがコミッティーやって」
・・・と、先生が言った。
そのあと。。。
どうなったかと言うと。。。
私。。。
「やだやだ~~、絶対にイヤ~~~
無理、無理、無理~~~!!!」
・・・って、大騒ぎした(苦笑)
「でも、、、みんなの投票で、
あなたに決まったのよ」
・・・って、先生は言ってたけど、
私は、ずっと、イヤイヤって騒いでた。
大人になって。。。
子供たちのPTA役員を決める時は、、、
こんなこと、絶対に出来なかったけどねぇ。。。
あの頃って、
こんなこと出来ちゃってたんだ。。。
無邪気、、、というか。。。
子供だったんだね。。。まだまだ(笑)
しばらくの間、そんな感じがずっと続き。
先生は困り果て。。。
そうしたら、ひとりの男の子が出てきて。
「俺、やってもいいよ」
・・・って、言ってくれた。
その子は、去年のクラスでコミッティーをやったから、
今年はやらなくていいはずだったのだけど。
「俺、別に、こういうの嫌いじゃないから」
・・・って、コミッティーを引き受けてくれたの。
彼が、、、救いの神様に見えたよ。。。
あの時は。本当に。
そして、先生がまとめた。
「じゃあ、、、あなたに任せるわね。
Lyrica、あなたはサブ・コミッティーをやって?
それだったら、いいわよね?」
・・・と。。。
その時、先生は、、、
なぜか、とても申し訳なさそうな顔してた。。。
それは、コミッティーになった彼に対してではなく、
どちらかというと、私に対して。。。
私が、あんなにワガママを通していたのに、
全然、怒ってなかった。。。
そして私は。。。
先生のそんな顔を見ていたら、、、
これ以上、先生を困らせちゃいけないな。。。って。
自然と、そんな気持ちになった。。。
そんな感じで。。。
私は、そのクラスのサブ・コミッティーを
引き受けることにしたのだけど。。。
でも。
コミッティーの彼が、
すごく頼りになる子だったので。
結果的にはそのお仕事。
意外に楽しかった(笑)
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コミッティーになることを
あんなに拒絶したのは。。。
やっぱり、1年生の時の、
ああいう経験の影響があったのだと思う。。。
当時の私の中で。。。
「コミッティー」って言葉で、
最初に思い浮かぶのは、、、
1年生の時のあの子の、虚ろな顔で。
多分。。。あの出来事が。
多少。。。
トラウマになっていたんだと思う。。。
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つづく