うつ病は誤診されやすい

● うつ病は誤診されやすい

こんにちは、柏智香です。

うつ病と誤診された方の実例を書きます。

５０代の女性の方で、もともと明るく活動的な方なのですが、半年ほど前から理由もなく、身体がだるく疲れやすくなり、朝早く目覚めるようになりました。

さらに、めまい、頭重、動悸などの症状が続いたので、あちこち病院を受診しました。

どの病院でも異常なく、「更年期障害です。」と言われ、ホルモン療法を受けたのですが、一向に症状が良くなりませんでした。

そのうちに、漠然とした不安感に襲われ苦しくてたまらなくなったそうです。

そして、精神科を受診した時は、うつ病が悪化していました。

更年期障害と誤診されて、治療をしていたので、うつ病の発見が遅れたためです。

お家の事情で自宅治療が出来ないため、入院治療をして数年たって、ようやく回復に向かいました。

もし、初期の段階でうつ病と診断されてたら、こんなに長引かなかったはずです。

うつ病と更年期障害は共通する症状も多いため、誤診されやすいです。

この逆もあります。

うつ病と誤診され、いくら治療しても回復しなかったのに、別の医師に更年期障害だと言われ、ホルモン療法で良くなった実例もあります。

「もしかして、誤診？」と思うなら、複数受診することをお勧めします。

自分の直感って結構正しかったりします。

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