絹井淳子です
自傷行為・リストカットをしていて
その行為を咎められると
「誰にも迷惑かけてないんだから
ほっといて」
というセリフを口にする子が
よくいます。
その子たちは
本当に
「誰にも迷惑をかけていない」
と思っているのでしょうか？
今日は
自傷・リストカットをする子たちの
「誰にも迷惑をかけていない」という言葉の
本当の意味について
お話していきます。
自傷・リストカットをする子たちは
心の底から
「誰にも迷惑をかけていない」
と思っているわけではありません。
その子たちに
「何言ってんの！？
親からもらった体でしょ！？」
とか
「あなただけの命じゃないんだから！」
などという正論を伝えると
子供たちも
「そんなこと言われなくてもわかってる」
と反発し、
心を閉ざし、孤立感を強めてしまいます。
わかっているのに
なぜ「誰にも迷惑をかけていない」と
開き直るような自傷行為を続けるのか？
そこには
「誰も自分のことを
大切に思っているなんて
感じられない！」
という悲しみや怒りが隠れています。
親や周りの人は
自分の気持ちなんてわかろうとしてくれない。
私が自分を傷つけたところで
心から心配してくれるほど
周りの人は私のことを
大切に思ってくれていると思えない。
そのような
自己肯定感の低さや
周りへの信頼感の低さから
開き直りの自傷行為が
行なわれるんですね。
なので
子供が
「誰にも迷惑をかけていない」
と言っていたら
それを正論で諭そうとするのではなく
そのようなセリフが出るほどまでに
感じていた孤独感・孤立感を理解し
寄り添う関わりが必要です。
すぐには伝わらないかもしれません。
根気よく
諦めずに
「あなたは私にとって
大切な人なんだ」
というメッセージを
言葉と行動両方で伝えていきましょう。
「誰にも迷惑をかけていない」
というセリフが出るほど
傷ついている子どもの心は
簡単には動きにくいです。
サポートする親御さんや
周りの人の心の方が
先に折れてしまうこともあるかもしれません。
なので、
親御さんや周りの人も
自分に寄り添ってサポートしてくれる人を
見つけることをおススメします。
1人で頑張り続けないよう
気をつけてくださいね。
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それでは
今日も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。
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