こんにちは
学名 Canarium Luzonicum
科名 カンラン科
学名のLuzonicumはマレー語の
ルソン島に由来します。
別名マニラエレミ、ゴムエレミ
とも呼ばれるこの木は
フランキンセンスやミルラと同じ
カンラン科に属します。
フランキンセンスと同じく
樹皮を傷つけると
乳白色
ないし黄色の
ゴム樹脂抽出液(オレオレジン)が
染みだしてきます。
この樹脂を蒸留して
抽出したものが
エレミの精油になります。
樹脂は
葉が発育し始める雨期の時期に
大型ナイフと木槌で
2週間おきに樹皮に傷をつけ
採取します。
乾季は木の休眠期となり
滲出はないのだそう。
カンラン科の植物は
75種類もあり
約550種類もの近縁種があるそうです。
エレミの原産地
フィリピンでは
9種類のカンラン科の植物が
存在しているそうです。
フィリピンでは
Canarium Luzonicumのことを
マニラエレミ、ゴムエレミと呼び
近縁種のCanarium ovatumは
「ピリ」と呼んでいるようです。
ミルラやフランキンセンスほど
ポピュラーではありませんが
エレミは
フランキンセンス、ミルラ
シダーウッドと並び
古代エジプトで
ミイラを作る時に
死者の防腐保蔵に使われた
もっとも
歴史のある香料の一つになります。
元々は
フィリピンのルソン島の
Tayabasが原産です。
現在は
中南米、オーストラリア、インド
マレー半島、モルッカ諸島に
生育しているそうです。
果肉や種子は食用に
木材は建築、家具などに
用いられることが多いようです。
luzonicumの木は
30メートルの高さに
達することもある常緑樹。
小さな花芽をつけます。
他の多くのカンラン科の植物と同様
アーモンド形の堅い実をつけます。
これは”ジャワアーモンド”と
いわれています。
エレミの香りは
フランキンセンスにも似ていますが
レモンのような爽やかさもある
シャープでスパイシーな香りです。
心を穏やかにして
平和な気分にしてくれる香りです。
エレミは
心を穏かにしながらも
眠気を誘うことがないので
瞑想にお薦めの香りといえます。
エレミとは
アラビア語で
「上のように下も存在する」
という意味。
上と下のチャクラの
バランスをとるのを助けてくれる
と言われています。
※チャクラについては
今度詳しく書きますね
そして
ビジュアライゼーション
(直接見ることができないものを
イメージすること)
を助けてくれる香り
といわれています。
古代エジプト人は
エレミを
スキンケアや健胃薬、去痰薬として
膏薬、湿布にして使ったり
薫香(宗教儀式)に用いていたという
記録が残っています。
フィリピンでは
昔から
喘息やでき物、火傷、リウマチ
関節炎、しらみなどに
万能薬的に
使用されていたそうです。
古代ローマの博物学者
プリニウスの本には
“収斂性”があり止血に使用する
という記述があるそう。
16世紀にヨーロッパに伝わり
500年に渡り
伝統医療に使われてきました。
潰瘍性の傷の膏薬や
皮膚感染症の軟膏
また高名な治療軟膏にも
含まれていました。
体への作用
最近の研究で
エレミは実際に
アンチエイジング、刺激
防腐効果があることが
証明されています。
スキンケアに有効で
健康的な肌ツヤを促進してくれ
特に乾燥肌、成熟肌の
皺などに効果が期待できると
思われます。
お肌の老化が気になる方は
アルガンオイルなどに混ぜて
使ってみてくださいね。
リモネン(50~60%)
を多く含むので
血流増加が期待できます。
β-フェランドレンが含まれるため
呼吸器系の不調や炎症に効果的で
鎮咳作用や去痰作用が期待でき
吸入に用いると
呼吸が楽になると
思います。
咳、喘息や気管支炎には
胸部、首、上背部に
希釈したものを塗布するのが
お薦めです。
特にカタル性の乾いた咳を
緩和してくれるそうです。
静脈瘤の改善に
サイプレスと1:1の割合で
基材に3%の希釈でブレンドしたもので
効果がでたデータもあるようです。
心への作用
心を鎮静させてくれつつ
同時に元気も与えてくれる
香りです。
フランキンセンスやミルラのように
スピリチュアルな力があるため
瞑想にお薦めです。
ストレスや神経疲労で
疲れている時に
精神力を強くしてくれる
効果が期待できます。
孤独感を癒してくれ
明るい展望をもたらし
希望を持つことを
サポートしてくれる香り
だと思います。
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