こんにちは あるいは こんばんは
人と暮らし、食と香りの研究所Aroma.Breezeです。
本日もお越しくださりありがとうございます。
さて、みなさん
夏の暑さ、お得意ですか?
私の場合は、あまりにも無風で暑いばかりだと
さすがにこたえますが
意外と暑さは苦手ではありません
(炎天下にずっといるのはしんどいですが、クーラーの方が苦手です)
結論から言いますね。
暑さ負けしやすい人は、
□胃腸を冷やしている
□糖分を摂り過ぎている
□水分不足
□栄養不足
□毛穴を塞いでいる
□汗腺の未発達
などが挙げられます。
少しここで五行の図を見てみましょう。
暑いところは、心(火)に属します。ここが夏ですね。
暑くなるとどうしても、食欲がわかなくなりますね。
これをこの図で見てみると
心から脾の方向に矢印が出ています。
暑さによって心を痛め、その影響が脾にくるということです。
脾は、消化吸収システムをメインの仕事としています。
暑いと、食欲が落ちるのは致し方なし。。。なのですが、
ここで問題となるのが「冷たいものの摂りすぎ問題」と「糖分取りすぎ問題」です。
さて、少しお食事を振り返ってみましょうか。
暑い時、ジュースやコーラなどの炭酸飲料、アク○リアスや経口補水液などを
摂る頻度が多いですか?
また、アイスクリームやかき氷、キンキンに冷えたビールや酎ハイをとる機会が多いですか?
お断りしておきますが
それらが、絶対悪というわけではなく頻度と量の問題です。
ちなみに、子どもの栄養と味覚に関しては、大人と同じようにはいきません。
ここは学びと覚悟が必要です。
なぜなら、子どもは自分で考えて食事をあつらえることが出来ないから。
且つ、本能の欲求のままに甘いもの、冷たいものを欲しがります。
闇雲に与えてはいけません。
さて、このように冷たい物や甘いものを摂りすぎると
消化吸収システムである「脾」(胃腸)を痛めてしまいます。
脾が痛まれば、食べたものの消化も栄養の吸収も出来ません。
冷たいものばかり食べていてお腹がちゃぽちゃぽしている。
そのためお腹が空かないなどという経験をした方もいらっしゃると思います。
私たちのカラダは、食べたもの(栄養)で細胞が出来ているわけですから
脾が痛まれば、カラダの不調が出てくるのは必然です。
お腹がちゃぽちゃぽしていれば、水分の代謝もまずい状態ですから
体は冷えるわ、暑くて汗をかくはずなのに
むくんでくるわで、美容面でも残念なことになってしまいます。
でも、仕事をしていると何とか食べないとやっていけないので
麺類はよく食べます。とおっしゃる方もいらっしゃいます。
麺類にした場合、おかず類は食べれていますか?
そうめんばかり食べている人は、たんぱく質不足になります。
たんぱく質は、小学校でも習ったように「からだを作る栄養素」
として、挙げられています。
血も作りますよ。夏に立ちくらみが多くなる方がいらっしゃいますが、
明らかにたんぱく質不足です。
もしも、美容のためにと思って薬味入りのそうめんばかりだった!!
という方は、ぶたしゃぶを足してみたり、ゆで卵を足してみて
たんぱく質の補給をしてみてください。
そして、食事の基本は、いつの季節も
よく噛んで腹八分目。です。
暑くなると、どうしてもさっぱりしたものを食べがちになりますが
炭水化物(黄)のみに偏るのではなく
ビタミンミネラル(緑)、たんぱく質(赤)を意識して摂るようにしましょうね。
なんだかんだで一番シンプルでいいなぁと、思っています。
そして、五行の図に戻りますが心の不調を癒すのは「苦」の食材
苦味は、熱を冷ましたり、体の中の余分な水分を排出してくれたり、解毒の作用もあります。
暑い時期に出回る食材に、ゴーヤやおくら、パセリなどがありますがこれらは苦味を持っています。心を養うためにも、積極的にとりたいですよね。
ゴーヤは、チャンプルにすることもありますが、塩もみにして湯がいた豚肉と合わせてゴマダレでいただいても美味しいです。ごまだれにすると、子どもも「えー”!?ゴーヤー??と言いながらも豚肉と一緒なので食べてくれます。
パセリは、添え物のイメージが強いですが、補血(血を補う作用)と胃腸の調子も整えてくれるので、ちょっと積極的に食べてみようかな?と思える食材に意識が変わりました。
みそ汁の具に、細かく刻んでぱらりと入れるのも良いですね。
もしくは、オムレツにパセリのみじん切りを入れておくとか、、。
色々書いていたら、お腹が空いてきました
食材のこと、季節に応じた食べ物の選び方を知りたいなと思われたら
季節の薬膳講座を行っておりますので、ご連絡ください。
□毛穴を塞いでいる
□汗腺の未発達
こちらに関しては、
昨今の空気の加工による影響や制汗剤の使い過ぎによる弊害
が考えられます。
汗をかくことは、自分のカラダが自然に体温調節をしようと
働いてくれているので
その働きぶりを、過保護に調整してあげたり(エアコンの多用)
もう働かないで良い!!黙ってなさい!!!と、
強制終了させたり(制汗剤の使用)するのは、いかがなものかと
思うのですよね。
加えての、年々暑くなる気温。
これも、ひとえに文明の利器に頼り過ぎたがゆえのものだと
感じています。
便利になるほど、楽な方にばかりに流れて
本当に必要なものを考えなくなってしまう。
それでいいのかな?
今だけ自分だけがラクできればいいのかな??
今年の夏は、少し自然(自分のカラダを含む)を意識した暮らし方が
出来る人が増えたらいいな。
夏野菜祭りは、簡単なのでおすすめです
(前回の投稿参照)
もちろん熱中症にならないように気を付けて。
出来るところから、出来るだけ。
少しでもできるが増えると楽しいです。
それでは、本日はここまで。
お読みいただきありがとうございました。