たびたびご質問いただく
「クレイパックの時
精油って入れるんですか?」問題。
これに関しては今迄にも
何度かブログに書いてます。
今回このご質問をくださったのも
先日のいとうゆみさん。
まいどど~もです
ゆみさんは、SNSで
「クレイパックに精油をいれました!」
という投稿を見かけて、
「えっ?」と思われたようです。
アロマフランスや
クレイソムリエでは、
パックするクレイペーストに
精油や植物油などは入れません。
クレイはその構造の中に
老廃物などを取り込んで働くので、
“余計なモノ”を入れてしまうと
働きが悪くなってしまうから、
というのが理由です。
ゆみさんはクレイソムリエで
学ばれているので、
「パック用のクレイペーストには
水以外何もいれるべからず」
というのがベースなんですね。
ただ、以前の記事にも書いてますが、
ICA国際クレイセラピー協会では
パック用のクレイペーストに
植物油を入れたり精油を入れたり
するレシピもあります。
なので、クレイソムリエさんや
アロマフランスで学ばれている方が
ネットでそういうのを見ると、
「あれれ?」と思うのでしょうね。
どちらが良い悪いとか
間違っているとかではなくて、
単純に「教わったことが違う」
というだけなんですよね。
自分が学んできたことと違うので、
混乱するのは仕方ないかと。
で、
この「精油を入れるの入れないの?」問題。
精油を入れる目的を考えると、
私は「ただの香り付け」
だと思っています。
クレイパックをしている間
好きな香りがふわーっと漂ってくれば
それにも癒されますよね。
ただ、
「クレイペーストは乳化剤にはならない」と
ICAのテキストにも書いてありますが、
精油はクレイペーストには溶けません。
入れる分量は1~2滴と極少量ですが、
美容目的でお顔にパックする場合
10~15分と長めに置いておくので、
精油が刺激になることもあります。
過去には、実際に
「精油を入れるとピリピリする」と
仰る方もいらっしゃいました。
もし精油の働きを期待したいなら、
パックに入れるのではなく
クレイパックをした後のお手入れに
取り入れたほうが断然良いです!
私は、
「クレイは取るもの」
「アロマは入れるもの」
という認識でおります。
クレイパックで余分なものを
取り去った後に、
ハーブウォーターや
精油を使った美容オイルで
整えると良いと思いますよ。
それぞれの特徴や役割を知って
有効利用していきたいですね