「ケモタイプ精油」というのは
ナードジャパンで使用している
条件に合った精油のこと。
で、先ず“ケモタイプ”って何?
ってとこですが、
“化学種”と訳すことが出来ます。
ナードのテキストだと
こう記されています
ケモタイプとは植物学の考え方で
形態的に全く同一で
成分だけが異なる植物を指す。
(アドバイザーテキストより)
“ケモタイプ精油”というのは
原料となる植物をこの
“ケモタイプ”という考えのもと検査し、
化学的に仕分けをした精油の事です。
精油は芳香分子のかたまりの有機化合物で、
天然の“化学物質”なんですよね。
同じ植物でも土壌とか気候とか、
生育状況によって生成される成分が
異なることはよくあります。
全く同じ学名を持つ植物なのに、
検査したら違う結果が出るなんてことが
ありえるんです。
ローズマリーなんかがいい例で、
ケモタイプで分けると主に3つあります。
原料植物の学名はどれも
Rosmarinus officinalisなのですが、
検査したら成分がちょっとずつ違っているんですね。
(学名に関しては2017年に
Salvia rosmarinus が正式と発表されましたが、
従来のものも認められています。参考☆)
①は酸化物類の1,8シネオールが多め。
呼吸器系のトラブルに
力を発揮する精油の一つです。
1,8シネオールに関しては
こちらをご覧くださいマセ
『あ~、鼻がつまっちゃって辛!ってときにお勧めのアロマ3選!』
②も1,8シネオールが多いのですが、
成分類としてはモノテルペン炭化水素類がトップ。
そしてケトン類のカンファーが多めなので、
ケモタイプとして“カンファー”に分類されます。
この成分は「認知症にお勧め」てことで
一時期かなり有名になりました。
カンファーはその他にも筋肉を緩めたり
血行を促してくれたりする作用があり、
筋肉痛や肩こりのブレンドにも用いられます。
③はモノテルペン炭化水素類の
α-ピネンという森林浴の香りが多く、
ローズマリーとしては他の2つに比べて
1,8シネオールが少ないです。
一方、
ケトン類の“ベルベノン”を比較的多く含み、
その特徴として肝臓関連の不調に
力を発揮する精油です。
このように同じ原料植物から採られた精油でも、
分析の結果含有成分が異なり、
ケモタイプ的に「別の精油」とみなされます。
分析の大切さは
この記事の中でも書いてますが、
『精油を入手する時は、こういうところを気にしてみてくださいね』
それぞれ“得意分野”が違うので、
ちゃんと分析して化学的に検証するって
使いたい精油を選ぶためにも大事ですね。
![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/112.gif)
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