「良かれ」と思ってやっていることが
実はよくないってことも
残念ながらあります。
先日クレイ仲間さんから
アロマに関してちょっとしたご相談がありました。
高齢の親御さんの皮膚トラブルで、
何となく「アレかな？」というアタリがついて、
病院行って検査したらやっぱりアレだったと。
処方されたお薬を使いつつ、
クレイでも対処している様子を
SNSにあげてらっしゃいました。
そうしたら、アロマをやってるお友達から
「（お子さんが）同じ症状だった時に
これ使ったらよかったから送りましょうか？」
という連絡があったそうです。
クレイ仲間さんはアロマには詳しくないので、
両方知識のある私に「これってどうなのかな？」と
連絡をくれました。
（聞いてくれてありがとう！）
彼女のご相談で私が気になったのは
主に2点あります。
①精油は年齢や状態に注意して使用しましょう
使う人の年齢や状態（妊娠中や授乳中など）で
精油の使用には制限があります。
身体の中に入った精油成分は
代謝されて体外に出ていくわけですが、
年齢によってその機能が
ちゃんと働かないこともあるからです。
以前詳しく書きましたが、
赤ちゃんや小さなお子さんは
代謝機能がまだ出来上がってないから。
お年寄りはそれとは逆に、
年齢によって代謝機能が衰えているから。
『小さいお子さんやお年寄りへのアロマテラピーは？』
この辺りは各協会でも注意事項で
しっかりと学ぶところです。
②精油は基本的に希釈して使いましょう
精油の原液塗布も、
知識がない人がむやみにするものでもないし、
人にお勧めするものでもありません。
特に今回はご本人がご高齢で、
皮膚が薄くなっているうえに、
皮膚トラブルがある状態。
精油は刺激物にもなるので、
トラブルがある時は更に要注意なのです。
「送ろうか？」と言ってくれたお友達は
親切心からだと思うのですよ。
でも、自然療法って諸刃の剣のようなところがあって、
知らずに使っちゃうと良いものも悪い方向に
作用することがあるんです。
精油の使用に関しては
使用する本人の年齢や状態によって
危険度が増すので本当に要注意です。
禁忌・注意事項があるのは、
こういった理由からなんですよね。
「良かれと思って」が良かれでないことって
残念ながらあります。
私も気をつけていこうと思っています。
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