【Zoom受講レポ】『誰も言わなかったアロマテラピーの本質(エッセンス)④』 | 小平・国分寺 おうちで出来る自然療法 手作りコスメ・クレイセラピー・ナード アロマテラピー Aromano

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昨年から数回に分けて開催されている、故 高山林太郎先生の著書を読み解く講座:

 

 

 

『誰も言わなかったアロマテラピーの本質(エッセンス)』

 

 

 

 


 

Vol.4の今回は、以下の内容でした 

 

第Ⅰ部 アロマテラピーが生まれるまで ~

第4章 ニューエイジ(新時代)のアロマテラピー

英国アロマテラピー界の“ショーグン”たちのあわてぶり

「女性向け」にフォーカスを当てたマギー・ティスランド

おかしなアロマテラピー本にご注意

ジャン・バルネ博士の植物=芳香療法


第5章 私と翻訳とアロマテラピー

生きた外国語を知らなくてはダメ

モーリス・メッセゲを知って

学問にはきりがない

アロマテラピーを教える人びと

知識を基礎にした直観力

アロマテラピー大全について

Summa aromatherapica(スムマ・アロマテラピカ)

 

 

 

第3回で収まりきれなかった第4章「ニューエイジ(新時代)のアロマテラピー」の残りと、第5章です。

 

 

 

最初に出てきた“ショーグン”というのは、ロバート・ティスランド氏の出現(と世間への受け入れられ方)に慌てたマルグリット・モーリーの直弟子たちのことを指しているようです。この文言は高山先生が記したものではなく、英国で開催されたアロマセラピスト会議の参加者の回想録にこう書いてあったそうです。“ショーグン”って、彼ら・彼女らにとってはどんな捉えられ方をしていたのでしょうね?Top of the Top?それとも世間知らず?

 

 

 

ロバート・ティスランド氏の著書をきっかけにして生まれたのが、日本にも協会がある『IFAーInternational Federation of Aromatherapists(国際アロマセラピスト連盟』だそうです。

 

 

 

前回は、日本のアロマテラピー界でも有名なロバート・ティスランド氏へのあれこれでしたが、今回は“元嫁”マギー・ティスランドさんへのあれこれもありました。

 

 

 

 

 

 

このマギー・ティスランドさんの本を翻訳されたのも高山先生ですが、アロマテラピーが日本でブームになるにつれ、ちょっと“おかしな”翻訳をされている本も出てくるようになりました。それを、高山先生はとても危惧されていたようです。誤解を招きかねない表現をされている「アロマテラピー本」の、どこがどのようにおかしいのか、という説明が割と詳しくされていましたが、そのくだりもやっぱり毒舌なのでした滝汗

 

 

 

ティスランド氏のことは、結構けちょんけちょんの高山先生ですが、ジャン・バルネ博士のことは好意的に書いてあります。この辺りの経緯は、補足資料で送って頂いた高山先生のブログにも、更に詳しく書いてありました。

 

 

 

今では絶版となり、高値で取引されているこちらの本も、高山先生の訳本です。

 

 

 

 

 

 

 

 

第5章では、高山先生の翻訳とアロマテラピーについて、先生のお考えが書かれていました。

 

 

 

先生はもともと大学で、フランス語と文学、フランス哲学を中心に学ばれたそうです。一度お勤めもされたそうですが、最終的に翻訳のお仕事を本職とされました。、基本的には英語から日本語に訳すことが殆どでしたが、その際は学校で学んだ英語は全く役に立たなかったとか。これ、私も何となくわかります笑い泣き

 

 


それに、たとえ英語に精通していたとしても、専門分野のことはその知識がないと上手く訳すことはできないんですよね。

 

 

実地にぶつかることばに接し、自分の持てるあらゆる知識を総動員して、足りないところはいつも勉強し、学習を重ね、専門家に尋ね、ありとあらゆる方面(理系・医系・文系を問わず)の知識を日夜蓄積しつづけなくては、生きた英語・フランス語を手足のように用いられません。私はいつも、そうした態度で訳業に取り組みました。

 

 

本当に、あらゆる方面で真摯に学びを続けられ、それを翻訳のお仕事に活かしておられたんだなぁ、、、と思いました。

 

 

 

 

 

アロマテラピーに本格的に取り組んだ私は連日、医学につき、薬学につき、植物学につき、人体生理学につき、化学につき、またそのほか場合によっては数学(とくに統計学)などについても必死で勉強しつづけたことは、申すまでもありません。

 

 

第5章の「学問にはきりがない」では、戦時中の衝撃的な事件である、“九大生体解剖事件”のことにも少し触れられています。ずいぶん昔ですが、私はネットでたまたまこれに関する記事を読んだことがあります。当時、日本中が今では考えられないような精神状態だったのだろうな、、、と補足で島田さんが語られたことを聞きながら、思いだしました。

 

 

 

この後も、先生のアロマテラピー教育についてのお考えや、出会った方々とのやりとりなどのお話が続きます。

 

 

 

今回の最後に語られたのは、今もフランスで精力的にアロマテラピーについて学ばれ、発信されてるピエール・フランコム氏が科学監修をつとめた『L’aromatherapie exactement : Encyclopedia de l’utilisation therapeutique des huiles essentielles』(邦訳題名『アロマテラピー大全』についてです。

 

 

 

 

 

 

 

 

レポは書いてないのですが、私は5月にこのピエール・フランコム氏の講座を受講する機会がありました。 右矢印 『フランス アロマ授業ノート』 この本を翻訳されたのも、高山先生でした。

 

 

 

ピエール・フランコム氏の名前の読みかたや、邦題へのこだわりなどについても書かれていましたが、高山先生が「言葉」というものを、とてもとても大事にされていたのが、よく分かります。

 

 

 

いままで世界で刊行されたこの種の本のうちで、私が読んでもっとも得るところが多かったものです。そしてこれは、私の忘れられない訳書の筆頭にくる本の一つです。

 

 

 

しかし、内容が難しすぎてあまり売れなかったようで、絶版となってから今は中古本市場でめっちゃ高値で取引されてますあせる庶民には手が出ないわ~えーんそれにしても、イギリスのアロマセラピストすら途中で英訳を諦めたというこちらの著書、かなりご苦労されたようです。機会があれば、是非とも読んでみたいです。

 

 

 

この本はアロマテラピー界の「暴露本」なんてものではなく、先生が愛してこられた芸術や文学、言語、アロマテラピーを含めた自然療法などに対しての、先生の“真実の言葉”が語られたものだと思います。私が面白いと思うのは、歯に衣着せぬぶっちゃけトークが繰り広げられる内容だからなのかも爆  笑

 

 

 

 

 

 

日本にアロマテラピーを紹介するため、たくさんの関連書籍を翻訳された高山林太郎先生。アロマテラピー関連だけでなく、文化や言葉、芸術まで知識が豊富で、昨年開催されたVol.1とVol.2でも、人類と香りの歴史や、医学の歴史、バレエ・リュスなどなど、高山先生が実際に書かれたこの書籍の内容は多岐にわたっています。

 

 

もちろん、ルネ=モーリス・ガットフォセ、マルグリット・モーリー、ジャン・バルネ博士など、アロマテラピーを学ぶ人なら必ず耳にする人たちのことも、親族の方から聞いたお話などから「身近」に感じられることを書かれています。

 

 

 

1回目のセミナー受講レポはコチラ ダウン

 

 

 

2回目は、1回目と同じく第Ⅰ部の「アロマテラピーが生まれるまで」ですが、前回が歴史的な内容だったのに対し、今回は実際に“アロマテラピー”という言葉が生まれた時代の背景や、絵画やバレエといった芸術的なことに触れる内容でした。

 

 

 

2回目の受講レポは、前半と後半の2回に分けて書いてます。

 

 

前半の内容はコチラ ダウン

 

 

 

後半の内容はコチラ ダウン

 

 

 


3回目は、最初こそ近代の戦争と欧州各国の植民地政策のことなど、アロマテラピーと一見関係のないような内容でした。それが日本にアロマテラピーが拡がるきっかけとなった著書、『The Art of Aromatherapy <芳香療法の理論と実際>』の著書である、ロバート・ティスランドの紹介につながりました。

 

 

 

3回目の受講レポはコチラ ダウン

 

 

 

 

 

毎回丁寧な口調に強い毒を含め、度々「むぅ~~ん、、、」となりながらも、先生の語り口に引き込まれます。毎回録画を視聴することが出来るので、復習もできます。

 

 

 

 

 

 

こちらの講座は、研究室の島田さつきさんとリンさんが、時間をかけてしっかり準備して下さったパワーポイントを見ながら読み進めていきます。途中で島田さんの解説を聞きながら、高山先生の伝えたかった“エッセンス”を少しずつ感じていきます。

 

 

 

毎回、ものすごく詳細な「補足資料」も添付で送って下さいますが、今回の資料は“補足”というにはあまりにも素晴らしく、これを調べるのにどれほどの時間と労力をかけられたのだろうと思うと、感謝しかありません。

 

 

 

島田さんが書かれている「2年前の遺言セミナー」は私も参加していました。

 

『高山林太郎の遺言・アロマセラピストに遺したメッセージ』

 

 

 

 

 

 

既に開催済みの①~④も、2名以上でリクエスト開催も可能です。追加開催の問合せなどはコチラへダウン

 

「アロマテラピー研究室」

 

 


 

 

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