ご訪問ありがとうございます。
昨日は日吉のトトラボさんにて、
『大人のための生化学』
でした。
大人のための生化学②
～糖質について 
☆
大人のための生化学③
～タンパク質について ☆
先月の『大人のための生化学④～酵素について』は受講出来ず来期に振替で、今回は
『大人のための生化学⑤ 脂質について～「エネルギーの蓄積・生体膜や活性物質の材料』
脂質とは何ぞや
所謂“アブラ”ですね。
脂質は、炭水化物やタンパク質と並ぶ、三大栄養素の一つです。
性質としては、水に溶けにくく、有機溶媒には溶けやすいというのがあります。
ではなぜ、水には溶けにくいのに有機溶媒には溶けるのか？というところを、化学的に見て行きます。
今回の講義では：
1、脂質とは
2、脂質の分類
-単純脂質・複合脂質・誘導脂質
3、脂肪酸の構造と分類
-炭素数や結合、構造、飽和/不飽和脂肪酸など
4、単純脂質
-油脂・ロウ
5、複合脂質
-リン脂質・糖脂質
といったお話があります。
講義はめちゃくちゃ楽しいのですが、情報量が多いので毎回腱鞘炎になりそうになりながら、構造式のノートとってます
こんな感じで
“脂質”は口に入れるものばかりではなく、アロマテラピーの希釈基材として利用する“植物油”もその一つです。本を読んでもいま一つ理解できなかった植物油の化学的な部分が、分かりやすく学べました。
トトラボさんでは毎回実習（実験）が楽しいのですが、今回はいろいろな“液体”にアブラを投入して、振ったらどのような状態になるかを見る実験をしました。
最初にコップに入った4本の試験管登場。
これに、水・酢酸（リンゴ酢）・無水エタノール・シクロヘキサンという4種類の液体を入れます。これにスポイトで菜種油（だったかな？）を4滴ほど入れていきます。
サンプルで入れて下さる志緒先生
（真剣
）
）
4種類それぞれに菜種油を入れていきます。
先ずこの段階で、油がどのようになっているか観察します。
水と酢酸は上に油が浮いていましたが、無水エタノールとシクロヘキサンは下に沈んでいました。
そしてテーブルの4人でそれぞれ一つ試験管を手に取り、よく振ってみると酢酸（左）と水（右）は濁り、シクロヘキサン（左から二番目）と無水エタノール（右から二番目）はアブラが綺麗に混ざったのか、透明になっていました。
講義の割と最初の方でこの実験をして、最後にそれぞれの液体がどうなったのか確認しました。
酢酸とお水は濁りが少なくなり、上に浮いたアブラが多くなってました。これは液体の中に分散していたアブラが液体から離れて、上にあがってきたのですね。そしてシクロヘキサンと無水エタノールは透明度は変わらないのですが、最初は無かったうす～いアブラの膜が、講義終わりには見えてました。これはアブラが完全に液体に溶けず、少し浮いてきたという事ですね。
こんな専門的な、でも簡単に出来る実験もトトラボさんならではだと思います。そして志緒先生のシス/トランス脂肪酸の説明を是非聞いて欲しい
楽しいから
楽しいから化学の基本や有機化学は半年ごとですが、生化学は4月からまた１回からスタートするそうです。
【テーマと日程】 ※すべて月曜10:30〜12:30
第1回 4/20 生命・生体物質と水
第2回 5/25 糖質
第3回 6/15 核酸・タンパク質
第4回 7/20 酵素
第5回 9/28 脂質
第6回 10/12 ホルモン
単発でも受講可能なので、興味持たれた方は是非
Aromanoは中央線国分寺駅から徒歩/バスで約20分。西武多摩湖線・一橋学園駅から徒歩12分。
詳細はお申し込み頂いた方に個別にお知らせしております。
自宅教室ですので、事前にお名前、ご住所、お電話番号などをお知らせ頂いております。予めご了承ください。
ご予約、お問合せは下の申込フォームよりたまわります。
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