【参加レポ】『国産精油メーカーの今を聞く Vol.1』② 島香房@大三島 | 小平・国分寺 おうちで出来る自然療法 手作りコスメ・クレイセラピー・ナード アロマテラピー Aromano

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手作り実験マニアがハマった手作りコスメとアロマとクレイの教室です。安全なものを楽しく一緒に作りましょう!初めてさんも大歓迎!

先日、久しぶりの自由が丘、

ソフィアホールにて、

“ふるさと精油をつなぐ会”主催の

『国産精油メーカーの今を聞くVOL.1』

参加してきました。

 

 

 

大分の耶馬渓で林業を営みながら、

「六月八日」という精油ブランドを立ち上げた

久恒林業の久恒まゆさんのお話は

コチラ 右矢印

 

 

 

お二人目は、

瀬戸内海に浮かぶ大三島で、

みかん農家をしながら精油を作ってらっしゃる

“島香房”の松田さん。

 

 
 

 
 
 
島香房さんがある大三島は、
サイクリストの聖地といわれる
しまなみ海道の真ん中に位置し、
歴史ある“神の島”として知られています。
 
 
 
伊予の國の一之宮があります。
 
 
 
調べたら、
国宝となっている多くの甲冑が
宝物館で展示されてるとか!?
神社仏閣好きの歴女としては、
興味津々ラブラブ
 
 
 
そんな近隣環境のお話を聞いた後、
松田さんや奥様がどのように精油の蒸留や
化粧品の開発、販売を始められたのか、
などのお話を聞くことが出来ました。
 
 
 
 
 
 
瀬戸内海は気候が適するため、
柑橘農業が盛んです。
ですが、多くの地方都市と同じように、
島が抱える課題もあります。
 
 
 
● 高齢化
● 集落の担い手不足
● 農業の担い手不足
● 鳥獣被害の拡大
 
 
 
島では仕事を見つけるのが難しいため、
都会へ働きに出る若い人たちが多いそうです。
そこで、人口減少を食い止めるための
新たな取り組みとして、
外部からの移住者を積極的に
受け入れてきました。
 
 
その結果、5~6年で
100人以上の人が大三島に移り住み、
カフェやビール工場、パン屋を始めたり、
ゲストハウスやワイナリーを営んだりして
生計を立てるようになってきたそうです。
 
 
 
今回お話くださった松田さんも、
もとはそんな移住者のお一人。
2012年に奥様と首都圏から大三島に移り住み、
地元の柑橘農家さんから土地を借り、
ご指南いただいて、柑橘農家を始めました。
 
 
 
はじめは知らない事、
分からない事だらけでご苦労されたそうですが、
今では集落のまとめ役を任されるほどに。
 
 
 
5月の大三島は、
島中がみかんの花の甘い香りに
包まれるそうです。
みかんのお花の香りと言えば、
ネロリですねラブラブ
 
 
それを、
何か形に出来ないものかと実践したのが、
精油の蒸留です。
その至福の香りを、
産直イベントに出店するなどして広め、
香りが広まることで
アロマセラピストさんとの出会いに繋がりました。
そしてご要望をうけ、
ご自身の柑橘園を案内して
蒸留体験を行ったり、
アロマのワークショップを
開催することによって認知を高めていきました。
 
 
 
六月八日の久恒林業さんが
大切にされていることの一つに、
トレーサビリティがあります。
 
 
 
島香房さんも同じで、
 
 
〇 トレーサビリティ=Lot No.で確認、
  成分分析も行う
〇 栽培方法
   =農薬・化学肥料・除草剤を一切使わない、
   自然の営みに沿った農業 
   (バイオダイナミック農法)
〇 自社農園で採れたもの 
   (一部、足りない分は島内から調達)
〇 原料処理は、人の手で
 
 
などなど、
こだわりは沢山あります。
 
 
 
中でも大事にされてるのは、
「生産者と利用者との間」をとりもつこと。
 
 
 
それを“アロマチェーン”とよび、
柑橘園を案内して
農業や蒸留の体験をしてもらうことで、
生産者と消費者が同じ感覚を共有します。
 
 
 
共有するのは生産部分だけではなく、
「リスク」も。
 
 
 
農業をやっていると、
自然災害とは無縁ではいられません。
実際、島香房さんの柑橘農園も、
数年前の豪雨で甚大な被害を受けました。
 
 
 
そういったリスクも、
共有することで“リスクコミュニケーション”がうまれ、
精油や芳香蒸留水といった
アロマを利用する立場の私たちも、
生産者さんと同じ目線で
“自然と向き合うアロマテラピー”が
できるようになるのではないでしょうか。
 
 
 

『島の自然が育てた素材にこだわり

“真面目で正直なモノづくり”をモットーに

活動しています。 』

 

 

 

とホームページにあるように、

島香房さんは大三島のものにこだわり、

とつとつとモノづくりに励まれてます。

 
 
 
 
 
 
今回お話くださった島香房の松田さんも、
“瓶の背景”にあるものを見る、
自然の観察会を通して、
こうした“アロマチェーン”を
更に繋げていきたいとおっしゃってました。
 
 
 
日本では、
コスメを作る際は「化粧品製造業」、
それを売る場合は「化粧品製造販売業」の
免許を取る必要がありますが、
精油は日本では雑貨扱いなので、
精油製造だけであれば
本来必要ありません。
 
 
 
それでも島香房さんが
二つの許可を取得されたのは、
大三島の大事な資源の一つである
“精油”を知ってもらうための手段の一つとして、
作った精油を使ったコスメを
作りたかったからです。
 
 
 
この免許があるおかげで、
島の精油を使った
ハンドクリームのようなコスメも、
製造販売できるようになりました。
 
 
 
トークイベント後の即売会で、
芳香蒸留水やコスメとして開発した
アロマバームなどの販売もありました。
ヒトの多さに圧倒されて
私は入手できなかったのですが、
少しだけサンプルをお試しして、
その優しい香りに癒されました。
 
 
 
大貫幸代さんのFacebookより、
  ご本人の許可を頂いて載せてます>
 

 

 

お二人とも、

九州の大分と瀬戸内海の大三島という、

決して近くはないところから

わざわざ来てくださり、

貴重なお話をしてくださいました。

 

 

 

一見時代に逆行しているかのような

取り組みですが、

今後はこういった“丁寧な暮らし”が

最先端になっていくようにも感じます。

 

 

 

新たな視点を持つきっかけを、

ありがとうございました。

 

 

晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ

 

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