精油はプラスチックを溶かします！

ご訪問ありがとうございます。

精油を扱うにあたって

気をつけなければならないことは

いくつかありますが、

そのうちの一つが、

「原液を皮膚に塗るのはNG」

何故なら、

精油は植物を蒸留したり圧搾したりして

その成分を取り出した、

とっても濃ゆい液体だからです。

その濃さは、

植物自体が内包している時の成分濃度が

大体1～3％のところ、ほぼ100％。

精油をトリートメントなど

皮膚塗布で利用する場合に

植物油やジェルを使うのは、

安全のために植物がもともと

持っていたくらいの濃度に

薄めましょうね、ということなんです。

先日膝用のアロマジェルを作っていた時、

ドロップに失敗して指に

精油原液が付いてしまいました。

しかも最初はそれに気付かず、

アロマジェルの作成続行

何故気付いたかと言うと、

メモを取っていたノートに

紫のシミが付いていたから。

そのシミのもとは、

メモするために使っていたペンだったんです。

触ってみたら、

丁度持っていた辺りのプラスチックが

ゴワゴワしている。。。

で、ティッシュで拭きとったら

ゴッソリ紫色が落ちてしまいました。

そして案の定、

指が少しピリピリしてきました。

この時利用していた精油が、

ウィンターグリーン、リトセア、

レモングラスといった皮膚刺激があると

言われている精油たちだったから、

余計にです。

こういった場合は、

直ぐに植物油で拭き取るか、

石けんで綺麗に精油を洗い流します。

精油は水に溶けないので、

水やお湯洗いでは落ちません。

皮膚刺激にならないよう、

なるべく早く対処するようにして下さい。

精油の保存には、

通常遮光のガラス瓶が使われます。

何故なら、

プラスチックは精油で溶けてしまうからです。

プラスチックといっても、

ペットボトル飲料の容器として使われている

PET（ポリエチレンテレフタレート）や、

PPと表記されているポリプロピレン、

PE（ポリエチレン）など色々な種類があります。

プラスチックの中ではPPは比較的化学薬品などに強く、

医薬品の点眼容器などに使われていたりします。

PPやPEは精油ですぐに溶けることはありませんが、

PETは一瞬で溶けるものもあります。

これからの季節加湿器で

精油を香らせる方もいらっしゃると思いますが、

水に溶けない精油は原液で浮いて

タンクのプラスチックを溶かしてしまいます。

お水と一緒に精油をタンクに直接入れるのは、

止めた方が良いです。

精油が利用できる加湿器は

利用方法が書いてありますので、

必ず説明書を読んで手順通りに

香りを楽しんでくださいね。

後、以前『玄関先のふんわりアロマ』で

精油の香りを簡単に楽しむ方法をお伝えしました。

精油をこの簡易ディフューザーに垂らして

楽しむわけですが、

先日またウッカリ床に一滴落としてしまい、

床のコーティングが剥がれてしまいました。

ちょっと分かりづらいですが、

真中の辺り、丸くコーティングが

剥がれちゃってます

すぐに拭き取ったのに、コレです。

精油がプラスチックやコーティングを

剥がすのはホントに一瞬です。

やらかしまくっている私が言うのもナンですが

精油の取り扱いには注意しましょうね

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