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「ホーリーこと、堀内真弓さん」とご一緒した『AMEX SUMMER SUPPLI』の後、新宿区の“香りの健康ライブラリー”へ移動して、
『脳科学者が「嗅覚」と「他の五感」とのつながりを解説! 「脳科学から見るアロマ 〜嗅覚×動きの相乗効果〜」』
を受講してきました。
実は直前までこの講座の事は存じ上げず、ホーリーと急遽表参道のAMEXイベントに行こうとなってからお誘い頂き、二日前に駆け込みで申込をしたもの。なので予備知識はほぼないままの受講でしたが、脳科学からのアロマテラピーが学べました。
講師はフレグランスジャーナル社から『匂いとヒトの脳』などの著書を出されている外池光雄先生です。
匂いとヒトの脳 脳内の匂い情報処理 (香り選書) [ 外池光雄 ]
1,512円
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もともと工学系の方だそうで、いろいろな装置を使って日本と米国で香りの計測をして来られ、NHKのウルトラ・アイにも出演されたそう。その時の裏話も面白おかしく話してくださいました。
100枚近いスライドで学んだ内容は:
1、脳の構造と働き
2、においの受容と嗅覚神経ネットワーク
3、脳内の嗅覚神経路と嗅覚中枢
4、においの脳計測と客観的評価法
5、においの知覚と認知のメカニズム
6、脳の進化論及びにおいの記憶と情動
7、嗅覚と他の感覚との関係、五感の相互作用
8、においと認知症、健康、食品への効果
9、動きと嗅覚の関係:香りの効果を高める動きのメカニズム
手渡された分厚い資料を見て、2時間で終わるのだろうかと思いました。先生も最初に「全部お話すると4時間はかかっちゃうので、途中とばしながら8、9辺りを詳しくお話したい」と仰ってましたが、脳の構造、受容体、神経系や計測の方法などを結構詳しくお話くださって、結局時間オーバー&最後は駆け足になってしまいました。
途中で先生が語られたのが、“脳磁気科学”の事でした。脳は、出した電気信号が神経を伝って身体に指令を送っていると解剖生理学で学びましたが、それだけではなくて磁気も出しているそうです。それを利用して、装置で客観的に“におい”の感じ方を評価する研究と実験をされ、そのお話もでました。
米国で研究されているレトロ・ネーザル(口呼吸)とオルソ・ネーザル(鼻呼吸)の嗅覚のお話では、鼻呼吸の重要性が語られました。最近は鼻呼吸をしない人が増えているので、それが現代病に繋がっているのではないかと言われているそうです。
香りと行動の研究では、お線香を焚いて合掌した場合の脳磁図による認知機能を測る実験をされていました。それも、普段からお線香を焚いて合掌している人(日本人にはなじみがありますね)と、初めてやった人との違いを見てみると、認識が違うようです。
他にも、好きな音楽やメロディーを聞きながらきらきら光るものをみて、香りを嗅ぎながらリラックスできるお部屋でゆったり過ごすなど、五感を刺激することで、重度の知的障害を持つ方や認知症患者さんの調子が良くなったりする、といった研究結果も得られているとか。アロマテラピーは希釈したものをお肌に塗布することによってその有用性を感じることもできますが、“香らせるだけ”でも様々な場面で活用できるものなのだと、改めて認識しました。その分、やはりきちんと学んで利用して行く事が大事なのだという事も再認識させられました。
他にもたくさんお話がありましたが、印象に残ったのはこの“磁場で測る”“鼻呼吸は大事”“香り以外に動き(行動)を入れると認識が変わる”という三つでした。
最後に外池先生と記念撮影
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