ご訪問ありがとうございます。
NARDとJAAの認定校
“アロマの手しごと教室 Aromano”を主宰しております
手作りコスメアドバイザ-;シカです。
今日は朝からシャンプーとミルククレンジングを作成どちらもえがおの力という、松の樹液石けんが基材です。
<シャンプー>
松の樹液石けん:希釈する水分=1:2(水分がちょっと多めくらい)で作ります。水分は精製水だけでもOKですし、贅沢にハーブウォーターにしたり、あるいは混ぜたり、一部(全量の5~10%程)をハーブチンキにしたりと、お好みで。このようにアレンジ自由自在なのも、手作りならではこれに精油と天然防腐剤を入れて出来上がりです。
今回の分量はこんな感じです
松の樹液石けん 65㎖
精製水 115㎖
ハーブチンキ(陳皮) 20㎖
精油 シナモン・カッシア 3滴
ミルラ 3滴
サンダルウッド 3滴
ラディッシュエクストラクト (天然防腐剤) 2㎖
松の樹液石けんに精油を入れ、よく混ぜる。そこにハーブチンキと精製水を入れてまたよく混ぜ、最後にラディッシュエクストラクトを入れて容器にうつす。出来上がりは大体200㎖で、二人で使って2週間くらいの分量です。
先日の【実践】クレイテラピー ヘアパックではシナモンが薄毛予防に良いとのことで、シナモン・カッシアの精油.を使ってクレイヘアパックをしました。今回はミルラやサンダルウッドとブレンドして、シャンプーに入れてみました。ミルラはエジプトのミイラの語源になったと言われる精油で、樹脂から採れる精油の特徴として、皮膚や粘膜を保護する力が強いです。香りが特徴的なので好き嫌いが分かれるかもしれませんが、古代エジプトでは太陽が一番高く上る時に太陽神のラーに捧げる目的で焚かれたそうです。精神的にちょっと落ちてる時に、後押ししてくれる精油とも言われています。サンダルウッドは白檀の香りで、中国やインドでは宗教儀式の時に焚かれています。柔らかいウッディな香りは、緊張をほぐし、心を落ち着かせてくれます。循環器系への働きを期待して、うっ血・鬱滞除去の目的で冷え性改善のブレンドに利用されたりもします。
今回3種類を3滴ずつ入れましたが、ミルラとサンダルウッドは両方ともベースノートなので、ミドルノートのシナモン・カッシアが一番に香ってきます。まだ使ってないので、シャンプーを洗い流した後の“残り香”はどれが一番か、楽しみです。
<ミルククレンジング>
松の樹液石けん:植物油=1.5:1くらいの割合で作ります。
松の樹液石けん 30㎖
植物油 ローズヒップ油 10㎖
ウィートジャーム油 10㎖
精油 ホーウッド 5滴
シダー 5滴
松の樹液石けんに精油を入れて混ぜ、植物油を入れながらミニ攪拌器で2~3分、白くなるまでよく混ぜて乳化させます。酸化防止剤としてビタミンEを入れても良いですが、今回はビタミンE含有量の多いウィートジャーム(小麦胚芽)油を入れたので、省略しました。綺麗に乳化されて混ざったら、容器にうつして完成毎日使って10日~2週間くらいの分量です。
(チンキもちょっと入れようかと思いましたが、シャンプーに入れたら無くなりました)
ホーウッドは入手困難になったローズウッドの代わりとして利用されるようになった精油で、木部から採れるのに香りは木っぽくなく、リナロールが主成分で柔らかなフローラル調の香りがします。心の安定にも良いと言われていて、我が家では、玄関の香りとしても利用してます。抗菌作用と皮膚の強壮作用もあります。シダーも木部から採れる精油ですが、こちらはホーウッドとは違ってまさに鉛筆という香りがします。うっ血、鬱滞除去作用があり、浮腫み対策やダイエットのブレンドにもよく利用されます。シダーだけだといかにも“木”の香りですが、ホーウッドをブレンドすることによってウッディながらも柔らかなお花のような香りに仕上がります。お顔に使うクレンジングなので、作用はもちろんですが香り重視で選んでます。使い方は、軽く濡らした顔に掌100円玉くらいの分量のクレンジングを塗り広げ、お湯でやさしく洗い流します。この時ゴシゴシこすらないこと
半日置いておいたら洗剤と植物油がバッチリ分離してましたが使う時に降って混ぜれば問題ありません。こちらも今日から使用開始予定です。
「経皮毒」にはいろいろな意見がありますが、頭皮は影響を受けやすいと言われていますし、先日も書きましたが子宮と繋がっているところだそうです。顔も目の下等皮膚の薄い部分が多いですし、出来るだけ自然なもので、洗ってあげたいと思います。
レシピを参考にされる場合は、自己責任でお願いします