アロマリラックス&リフレインセラピストカレッジ山口校です
1週間前のイベントが終了後、ほっとする間もなく、今度は出張の準備。
出張先は、山口労災病院オレンジ会さま。
山口労災病院には、○○会というものが複数あるようで、
オレンジ会はガン治療外来患者様の会となっています。
6月に開催されたAEAJ主催のアロマ大学in福岡では
エビデンス(証拠・根拠)の大切さをお話しされていました。
アロマテラピーは、心身に働きかける大きさや有効性に実績があるので、
エビデンスが重要視されるようになってきていているのを実感しました。
来週末は、山口県で開催される日本統合医療学会中国ブロック大会が
開催されます。
医療と関わる団体なので、こちらもエビデンスが要求されます。
この大会では、ありがたいことに発表の機会を頂きました。
そのような過程もあり、今回の出張には
フェイススケールやアンケートも準備しました。
朝から台風5号の影響で強風
参加者は3名欠席で、20名さま。
中には医師や看護師の方も同席されていました。
欠席者は多数かも・・・と思っていましたが、
定期的に開催されているオレンジ会を楽しみにされているようです。
今回の対象者様は、がん治療と向き合わせている方々。
アロマテラピーを勉強してきている私がお伝えしたいのは、
植物の自然界の中で生き抜く力でした。
植物が健康的に生き抜く術に精油を生産し、
また、その種族の継続にどのような知恵を持って生きているかを知って頂き、
そのたくましさを感じてほしいと思いました。
アロマ以外の講話内容には、1歩進めば、状況が変わっていった私の経験も
お話ししました。
「がん」と宣告されたがん患者様は、少なからずとも
死を意識されたことがあると思います。
普通に生きているのが、当たり前のように感じていたことが
当たり前ではなくなる瞬間を知っている皆さまです。
「明日からもがんばって生きていこう。」と思って頂けるような
内容にしたいと思い、準備を進めていきました。
講話の後は、ご希望されていたアロマスプレー作り。
最後は、再びスクリーンを見て頂きました。
部屋を薄暗くして、BGMにエンヤの曲をかけて、11分間の映像です。
投影されているものは、美しい海の世界、美しい空、四季を感じる神社など
私が観て感じた自然の豊かさや私が大切にしている言葉でした。
前半に理論的なお話もさせて頂いたので、
最後は自然に触れて頂く時間を作りたかったのです。
各テーブルには、5名のセラピスト資格者のアシスタントさんが入っていました。
最後の映像を観ながら、行きたい所や行った所が出てきたようで
思い出がよみがえり、「良かったぁ」とおっしゃられていたと報告を受けました。
そして、最後は、私の希望で、アロマハンドトリートメント体験を
希望者さまに施術を受けて頂く時間を作らせて頂きました。
様々な場面で経験を積んでくださっているアロマセラピストや
アロマハンドセラピストなので、大病を患われている方にも
笑顔で接し、お話を傾聴していました。
中には、がん治療外来患者様から
「温かくなってきた。あなたの気持ちが伝わってきたみたい。」
と感想を言われたセラピストもいました。
大きな不安を経験された方は、人の優しさや温もりに敏感です。
しかしながら、ここに集まられた皆様は前向きな方が多かったです。
2ヵ月に1回開催されるオレンジ会をとても楽しみにされているのを
感じました。
患者様以外にも看護師さんも体験して頂きました。
この日、ご協力いただいたフェイススケールやアンケートは
日本統合医療学会中国ブロック大会で報告させて頂きます。
医療現場にアロマテラピーの導入のきっかけのきっかけになりました。
与えられた2時間の中、
オレンジ会に参加される皆様が求めているもの
オレンジ会さまが私に求めているもの
私が伝えたいもの
それをどのようにまとめていくか?
限られた準備期間で構成を考え、資料を準備しました。
でも、もっとシンプルで良かったかな?
ただ楽しい時間をご提供するだけでも良かったようにも思います。
手探り状態からの経験がまた1歩前に進めますので、
貴重な経験となりました。
それにしても、アロマテラピーの役割は大きい
それを実感した日となりました。
ありがとうございました
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