タッチングの効果〜オキシトシンの分泌を促す方法〜
わたしは、整体などの指圧もやりますし
オイルを使った全身アロマトリートメントや、足先からふくらはぎまでを揉みほぐすリフレクソロジーにも携わってるのですが…
どの施術でも、お客様たちはいつの間にか眠ってしまいます
『手当て：タッチング』というコトバがありますが…
『優しく撫でさする』という行為がひとつのセラピー（療法）として効果を発揮するんですね
温かな手で優しく包みこまれるように施されるトリートメントは強張ったカラダを緩めて…
頭の疲れをほぐしてくれます
緊張してる時などに、背中をさすってもらってるうちにだんだん気持ちが落ち着いてきた体験ってありませんか
『触れる』ことは親密さや愛情を伝えて、コトバではないコミュニケーションがそこに生まれますよね
その、『触れる（タッチング）』ことでオキシトシンの分泌が促されて穏やかで明るい気持ちになれるんですよ
オキシトシンによって『セロトニン』を増やして魅力的な女性になる♪
オキシトシンは脳の視床下部の神経分泌細胞で合成されて、下垂体後葉と呼ばれる部分から分泌されるホルモン。
オキシトシンが分泌されることで副交感神経の働きが活発になって…
自律神経のバランスが整うと言われてます
自律神経が整えば、心身へのさまざまな好影響が期待できます
また、オキシトシンはセロトニンやドーパミンの働きにも関係しているんです
ドーパミンは、やる気や集中力アップさせることで知られてますよね。
セロトニンは、ココロを安らかに保つために必要な物質
セロトニンが不足すると、イライラしたりネガティブな思考に陥ったり…
穏やかで明るく魅力的な人はオキシトシンが十分に分泌されてるんでしょうね
皮膚と脳の関係
発生学の点からみて、なぜタッチングが脳を休ませるのか…。
を考えてみると、
皮膚を撫でることは脳を撫でることと、同じなんです
受精卵が細胞分裂を繰り返して、
外胚葉、内胚葉、中胚葉の３つの胚葉に分かれる時期を経て、それぞれの胚葉が心臓、胃、皮膚などの器官となってやがてカラダが完成します
この過程がとても神秘的
と思いませんか
この時、外胚葉と呼ばれる部分が外側に露出したものが『皮膚』
内側に入り込んだものが『脳』と『神経』になるんです
同じところから分かれた『脳』と『皮膚』
だから、皮膚への刺激は、間接的に脳を刺激することにつながるわけなんです
ゆっくりと優しく圧を加える接触も、脳を落ち着かせる効果があるんですね
だから、施術を受けるお客様たちはみんないつの間にか寝てしまうんでしょうね
天然の香りがオキシトシンの分泌を促進
いつだか、某化粧品会社の研究で
『天然の精油を嗅いだ5分後に唾液中のオキシトシン濃度を測定した結果、香りを嗅ぐ前に比べてオキシトシン濃度が1.８倍上昇しました』
という記事を読みました
この研究で使われた精油は『ローズ』や『ネロリ』
脳からオキシトシンが分泌され、
血液を通って肌に届き
真皮細胞と表皮細胞に働きかけ
IGF-1と呼ばれる物質が分泌されて
表皮と真皮の幹細胞を元気にする
とありました
嗅いだだけでこの効果ってすごい
天然の精油の香りと、タッチングを合わせた
アロマトリートメントによって幸福感が増して美肌に繋がるということですね
大切な人へのお手当もですけど…
まずは、自分が幸福感で満たされていくことが大切
自分が満たされてないと、他人に優しくできないですよね
オキシトシンの分泌を促すローズやネロリに
爽やかな柑橘系の精油
甘く落ち着いた香りのクラリセージ
をホホバオイルなどに希釈して
日々のケアに取り入れてみてはいかがでしょう
今よりも幸福感を増して、キラキラ輝く女性になりましょう