おいしく簡単!薬膳料理レシピ
植物療法スクール チェルシーグリーンです。
植物の恵みを取り入れた自然療法をお伝えしていきます!
秋も深まり、おだやかな小春日和が続いていますね。一方で、空気の乾燥が気になる季節になりました。この時期は、体の水分蒸発が多いため潤いが不足し、お肌や髪の毛の乾燥症状が起きやすくなります。
そこで、秋の薬膳として、体の水分をつくり出す作用がある「酸味」の食材を使ったレシピをご紹介。「酸味」のおもな食材には、レモン、梅、みかん、ザクロ、ブドウ、トマト、黒酢などがありますが、今回は私たちの身近にあり、さまざまな健康効果がある「お酢」に注目。人間が作った最古の調味料と言われる「お酢」は、その原料などによって様々な種類に分類されますが、薬膳でも中国の黒酢は栄養豊富な調味料として用いられています。
<お酢の健康効果>
疲労回復…お酢に含まれるクエン酸には血液循環を良くして、乳酸を分解する効果があります。
骨粗しょう症予防…お酢は食材のカルシウムを引き出し、体内への吸収を促す働きがあります。
メタボリックシンドローム予防…脂肪の合成を抑制するほか、高めの血圧を下げる、食後血糖価値の上昇を緩やかにするなどの効果があると言われます。
アンチエイジング対策…老化の原因となる活性酸素を除去する働きがあります。(特に黒酢には強い抗酸化作用があります。)
<お酢の注意点>
そのまま飲むと、食道や胃を傷つける可能性があります。ドリンクで割ったり料理に加えるなど薄めて摂取しましょう。1日大さじ1杯(15ml)が目安と言われます。
生春巻きや揚げ物にぴったりの「スイートチリソース」。買うと使いきれずにお困りになることはありませんか?今回は、使いきれる量を包丁やまな板を使わず簡単に作ることができるレシピをご紹介。色々なお料理に合うように、甘すぎず爽やかでマイルドな味に仕上げました。甘酸っぱい「スイートチリソース」を常備して、秋の乾燥からお肌を守りましょう!
酸味のW効果(お酢とレモン)でお肌の乾燥を予防!疲労回復やメタボ対策にも効果的!
『お酢とレモンのスイートチリソース』
【材料/約80㎖分】
おろしにんにく* 小さじ1弱(約5g)
砂糖 大さじ3・1/3(約40g)
米酢 大さじ3
水 大さじ2
レモン汁 大さじ1/2
豆板醤 小さじ1/2強(約4g)
ナンプラー 小さじ1強(約7g)
*市販のチューブ入りのもので可
【作り方】
1.小鍋に砂糖と水を入れて中火にかけます。煮立てて砂糖を溶かします。
2.にんにくと豆板醤を加えて火を弱めます。鍋を時々ゆすりながら、トロミがつくまで2~3分煮詰めます。
3.酢、レモン汁、ナンプラーを加えてひと混ぜし、再沸騰の直前で火を止めます。
【おすすめの食べ方】
生春巻きの他にも、揚げ春巻き、唐揚げ、フライドポテトに添えて。
サラダや目玉焼き、塩焼きそばにかけて。砂糖やみりんの代わりに煮物の味付けにも。
※保存容器や瓶に入れて、冷蔵庫で約2週間保存できます