歯科医の話の続き。
私がお世話になっている
歯科クリニックは、
予防歯科に力を入れています。
待合室の壁に
Dr. ハロルド・ワースの
素敵な詩が飾られています。
歯科医師の方々が
様々な場で紹介されているので
ご存知の方も多いかもしれません。
彼は、ニュージャージー大学の元教授で
歯科医師です。
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「口とは」
全ての歯は
他の臓器と同じく
生涯ともにあるものだ
口とは・・・
口は人間にとってすばらしいものだ。
それは人間の情緒においても、
日々の生活にとっても、
また人の美しさに
とっても・・・。
口 ―― それは、
今まさに私が生きていることを
表わしている。
もし動物が歯を失った時、
その動物の死を意味する。
歯を失ったとき
彼らは生き続けることが
不可能であり、
その生は終わりを告げ、
やがて彼らは死んでいく。
人間にとって、
口は会話を楽しみ、
愛を語り、しあわせ、よろこび、
怒り、 悲しみを表わす。
口は愛情の入り口であり、
食べ物をとり、
生き、そうして人間は栄えていく。
だからこそ、
口はどんな犠牲を払おうとも、
十分な注意と管理を受けるだけの
価値を持っている。
Dr. ハロルド・ワース
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20代の頃の
仲良し仲間での会話です。
もし、身体のどこか一つを
変えることができるとしたら、
どこにしますか?
目を大きくしたい。
鼻をもっと高くしたい。
真っ直ぐな脚が欲しい
それぞれコンプレックスがある
パーツ。
でも一人、
私は歯だわ。
と発言した人がいました。
歯並びが特に悪い人ではなかったので
良く覚えています。
彼女はその頃から
予防歯科に通っていました。
毎晩30分かけて歯を丁寧に磨き、
その後どんな誘惑ににも負けず
寝るまで水しか飲みません。
夜中に夫とワインを飲む
私とはかなり違います。
お口は、人が健やかで豊かな人生を
送るための大切な身体の一部です。
何一つ無駄がない私達の身体。
一つだけ選ぶことは難しいですが、
お口は間違いなく上位にリストアップします。
今夜もマウスピースつけて寝ます。
お休みなさい。