トラウマを説明するときによく

「氷山モデル」を使うのですが、
私たちが普段過ごしているときに目にしているのは
氷山として見えている部分です。

目にしたものを捉えるので

海面の下には気が向きません。

だからそのとき見たもので出来事や
相手をわかったつもりになりますし
“これが事実”になります。

これはある意味で自然なことでしょう。


例えば、今日会った人が…

にこにこして挨拶をした
→感じいい人、やさしい人だな

子どもに大きな声を出してキレていた

怖い人、大人げない人だ

などの印象になるかもしれません。


でも見えているものや人は
あくまで「その日・そのときの一部」なのですよね。
考えればわかることですが
こんな当たり前のことも忘れがちになるのがニンゲン♩


でも“知る”ことによって別の見方や可能性が増えます。
それは新しい世界の扉が開く瞬間!


たとえばトラウマについて知る。
その理解を通してみると…


いつもニコニコ。怒ったところをみたことがない人
→トラウマなくて穏やかな人。私とは違うんだ。

…なのではなく、
人前では笑顔でいるようにがんばっている。
家に帰ってようやく一息。
人に心をひらきにくくつながりを感じられずにいる。

のかもしれません。


子どもにキレる人
→感情のコントロールが効かない人

…ではなく、
自分でも自分の姿に戸惑って情けなく感じている。
おかしいとは思うけど、まるで自分が
バカにされたかのように感じた。

のかもしれません。


いずれにしても、目の前で見えている状態と
その人が本当にどう思っているのか、
何を感じているのか、
なぜ、そのようであるのか、
は見えていないのです。


この見えない部分に“理解”という光をあてるのが
知ることの力。


そこにはワルイやダメがあるのではなく
自分の心や身体を守り、

生き延びるためにがんばってきた知恵。
ケアすべき部分などが見えてくるかもしれません。


これってすごい転換だと思いませんか?


自分のことで考えると
「あの人、何やってんの?ダメな人」
という視線をむけられるのと
「困りごとには何か理由があるのかもね。
今は今でよくやっているのだよね」
という理解をむけられるのと
どうでしょう。


自分に対して厳しい声がけが得意な方は、笑
まずは自分に対して理解の光を

届けるのはいかがでしょう。

知る、気づく。言葉や視線が変わる。

自分への愛や優しさがだんだんと増えていくはずです。


そうやって自分を愛すること、許すこと、励ますことが
増えると、もともとの生命の力が発揮されてきます。

緊張や不安、恐れが前面にでているときには
それをどうにかするのに一生懸命。


でも、安心してくつろいでいると、向かうべきところに
生命エネルギーが流れていくのですよね。
それがヒトの本来性なのだろうと思います。


知る+気づくの組み合わせって本当にパワフルです。


誰もが充分であること。
ただ自分の本来性を思い出すこと。

知る、気づく、味わう時間を通して
愛や希望が生まれる。

それぞれの場所で灯る光は
世界を照らしてくのではないでしょうか♩


「事前に知っておくことで守れること」。
トラウマについては多いのです。

特に小さなころから自分を愛すること、
大切にすることを知り、それが習慣になっていると
幸せはモチロン、事件や事故も防ぎやすくなります。

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