✢こちらの記事は別ブログ(現在は閉じています)に
2019年に載せていたものを大幅に編集して投稿しています。
今回は「キャパオーバー」についてです。
特に
・本当はしんどいのだけど相談しにくい
・いろいろ考えると自分の状態を伝えるのをためらう
そのような方に向けて、3つのステップを書いています。
◇
今朝のラジオで視聴者の方からのお悩みが寄せられていました。
大まかな内容として
『以前、働きすぎで体調を崩した。そのときには病院で診断もされ、休みをとり、数年かけてようやく最近自分が取り戻ってきた感じ。
でも、今の職場でキャパオーバーだと感じるようになり、
思い切って職場の皆に仕事の量がキャパオーバー気味で
つらいことを打ち明けた。
これは正直に打ち明けてよかったのだろうか。」
というものでした。
キャパシティオーバー。
これは自分の許容量を越えたときの
「これ以上は消化できません。むりです」という
心や身体のサイン。
気づいたら起き上がれなくなっていた。。
となるのを防ぐためにも
まずは“キャパオーバー”が起こる背景のことを
みていきたいと思います。
◇
心や身体の“ちょうどいい感じ”を越えて
負担が続くとキャパオーバーとなりますが、
ほかにも
・がんばるのが得意。休むのニガテ。
・なにかというと自分に課す基準は厳しめ。
優しくするのは少なめ。
・疲れ自体に気づいていない。
・インプット（休憩・養生）よりアウトプットが多い。
何もしない時間がない。
そうしていつの間にか容量オーバーになっていて
ある日突然、糸が切れたように動けない。
そんな方もいらっしゃるかもしれません。
自分に厳しめ修行僧タイプの方、
お心当たりありませんか？？
◇
先ほどの方は会社で
「今、しんどい」
「仕事の量が自分には負担だ」
「過去にこういうことがあった」
「もう少し減らして欲しい」
気持ちを打ち明けたり事前に相談されたりし、
本当にすばらしいと思います。
(私がラジオの回答者だったら
そこをお伝えしたい！)
ちょっと話がそれますが
オーバーしてあふれたものをおさめるより、
オーバーしそうだから
その手前でやめておこう、とするのは
心や身体(自律神経)にも負担が少なく
回復も早くなる先手ケアです。
そういう意味では、この方がご自身の状態を
前もって会社に共有されていること、
すばらしいです。
話を戻しまして
職場の場合、自分の様子を話すまでに
「話したらどう思われるかな」
「これからの昇進査定に影響が出るかも」
「ほかの人の仕事が増えて迷惑かけてしまう」
などの考えがよぎって、
「だったら言わずに自分でどうにかしよう」
という選択をする。そういうことはないでしょうか。
そんなときにできること。
まずはここでそういうパターンに気がついたら。
(パターンに気がつくのも大事！)
『どう思われるか？』『どうなるか？』
から
『自分はどうしたいか。
どうすれば自分はいい感じか』
内側に軸をもつこと。
また
『何が目的だから話す・共有するのか』をはっきりさせること。
このあたりもはっきりしておくと
話すことについての心理的負担がへるかもしれません。
自分がキャパオーバーだと話すのは
仕事をへらして怠けたいからではないですよね。
目的は
・ダウンするのを防ぐ
・これからも仕事を続ける
・結果お互いがOKでいる
こういうことではないでしょうか。
まとめると
１、自分のパターンに気がつく
２、どうしたいのか、自分に戻る
３、本当の目的を思い出す
キャパオーバーをせずに
自分の“ちょうどいい”の中で動いていると
逆にキャパシティは自然とゆったり大きくなっていきます。
それは自律神経系の動きとしても
みることができます。
身体にやさしいリズムは心に優しいリズム。
ゆるむほどに広がるキャパシティ。
自分のちょうどいいを探しながら
心地よく活動を増やしていけるといいなと思います。
“ちょうどいい”についてはMagellanで
このような記事も書いていました＞＞
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