あとんす物語③ | 吉田“ARMY”真~言葉は力なり

吉田“ARMY”真~言葉は力なり

OFBバンタム級Sバンタム2階級王者。
陸上自衛官(即)、元看護師、元プロボクサー。
現パーソナルTR。
2023JPB3位
2021スパルタンレース新潟SPRINT1位
2016ベストボディジャパン横浜&福島4位
2015白馬国際トレイルラン2位
I WILL. 昨日までの自分を超えて生く。

『寸止め空手』


日本空手協会の組手はいわゆる『寸止め』を基本とする。

要は『相手に突き蹴りが当たる寸前に止める』というルールだ。


安全を考慮して口にはマウスピース、拳にはケンサポ

と呼ばれる食器洗い用スポンジ🧽くらいの厚みのサポーターをはめるが、ダメージの軽減効果ほぼない🤣


拳を切らない為のサポーターだろう。




自分は組手(実戦)に恐怖心苦手意識を抱いていた。


自分より一回りも二回りも大きな相手と闘わなければならない。小学校〜中学校と人一倍、身長が低く痩せ細っていた自分は(え?今でも小さいだろ🤣

組手が怖くて仕方がなかった。



そしてこの『寸止め』というやつが実に やっかい 奥深い。


突き蹴りが浅いと攻撃は認められない。

突き蹴りを打ち抜く反則。


当てなければ得点出来ないが、当てすぎちゃダメ。という超グレーゾーンを攻めることになる。


だがそこは血気盛んな中学生。

完全に当てに行く😱🤣😱

鼻血や口血は当たり前、腹に突きや蹴りがモロに入れば蹲(うずくま)って動けなくなる光景を何度も目にした。


腹に突きや蹴りがモロ🤮に入って相手が戦闘不能になると勝敗はどうなるか?

攻撃側の一本勝ちだったり。

攻撃側の反則敗けだったり。。


ね?奥深いでしょ(笑)



中学2の道東道北大会、団体組手の部。

自分も相手の上段突きモロに左目に当たり戦闘不能😵になったことがある。


フェイントからの右上段突きだっただろうか。

鈍痛とともに目の前が真っ暗になった。


ダウンこそしなかったものの、世界が真っ二つに見え、心まで折られてしまった。


判定は相手の技有り。

自分は主審に棄権を申し入れた。




ブロウアウトフラクチャー。

眼窩底骨折☠️だった。


え?寸止めルールなのに??

眼窩底折られるの⁉️


奥深い。。


その後1年間、自分は組手の大会には出場出来なかった。



あとんす。