ブラアラキ~高麗・毛呂編~ | 血塗ラレタ日記

血塗ラレタ日記

阪神タイガース、ブラアラキ、メタル、たまにオタク

3月最終日、今日は暑かった!

 

そんな日は、やっぱりブラアラキ

まずはJR川越線の高麗川駅で下車

 

田舎雰囲気満載の土地を歩き

 

高麗川に掛かる出世橋を渡り

 
駅から徒歩約25分

高麗神社

 
所在地:埼玉県日高市新堀
創建:奈良時代後期(724年頃)
 
朝鮮半島において、新羅・唐に滅ぼされ日本に亡命した高句麗の王を祀った神社
 
元々この地は「高麗郡」と呼ばれ、武蔵国に散らばっていた高句麗からの亡命者(帰化人)を集めて移住させた土地
 
朝鮮半島ゆかりの神社と言うことで、ウヨ豚・エセ保守どもが叩きそうだけど
 
戦前より日韓両皇族を始め、数多くの著名人の参拝が多く
 
平成期には天皇皇后両陛下も参拝
 
また、駐日韓国大使も参拝
 
日韓親善の神社なのよ
 
ちなみに斎藤實・若槻禮次郎・浜口雄幸・鳩山一郎などが参拝後に総理大臣に就任したことから「出世神社」とも呼ばれるそうな
 

一之鳥居と社号標

 

一之鳥居

 

こちらは在日本大韓民国民団から寄贈された将軍標

 

なかなかユニークな標やね

 

参道

 

二之鳥居

 

二之鳥居の先の参道

 
両側に真っ直ぐ生える杉の木が立派
 


神門
 

神門の周りには石垣があり一段高くなってる
 

拝殿
 

朝鮮半島ゆかりの神社と言っても他の神社と何ら変わりない造り
 
拝殿奥に幣殿・本殿があるのも同じ
 
左から幣殿・本殿
 
境内はちょうど桜が満開!


余談だけど、昨日NHK-BSで「光る君へ」関連の特番をやっていて
 
古来「花見」と言えば梅が主流で、平安時代に貴族が邸宅内に桜を植えたことから桜がメインになったとか
 

境内はたくさんの参拝者で賑わっておった
 
社殿の奥には
高麗家住宅
 
高麗神社の神職を代々務めた高麗家の住宅
 
慶長年間に建築されたものが現存
 
国重文
 

横に佇むしだれ桜が素敵ね(・∀・>)
 
 
次に神社から南西に6分程歩き
高麗山聖天院勝楽寺
 
所在地:埼玉県日高市新堀
創建:751年
宗派:法相宗→真言宗智山派
 
通称「聖天院」
 
前述の高麗神社が高句麗王若光を祀った神社なのに対し
 
こちらはその菩提寺として創建
 



境内前の庭園がとても素敵
 

こちらは高句麗王の霊廟
 
正面
 
参道の両側に神社にもあった将軍標
 


雷門
 
門を潜ると急な石段
 
内側からの雷門
 
中門
 
門の先には

広い境内と綺麗な庭園
 
上に屋根だけ見えるのは本堂
 

庭園って何気に好きよ(〃∇〃)
 
境内の左側には阿弥陀堂
 
更に石段を登り
 
更に広い境内へ
左は鐘楼、右は本堂
 
鐘楼
 
中に納められている梵鐘は1261年鋳造
 
本堂
 


大きくて質素な木造で立派!
 
そして本堂前からの眺めが最高よ!
 



奈良時代からこの地に高句麗の人々が暮らしていたと思うと感慨深いわね
 
本堂裏には
「雪山」と呼ばれる石灰岩の塊
 

石灰岩は海の底で形成される為、大昔はこの辺は海の底だったということ!
 
因みに同じ石灰岩でできた秩父の武甲山はハワイ周辺からプレートの運動で移動してしてきたんやで
 
 
本堂裏には他にも違う自然の岩肌が露頭



地層の線が縦向きということはかなり強い力で地層が立ち上がったということ
 
この岩肌の上へ登ると
ここからの景色も最高!
 
先程の本堂裏の岩肌
 
境内の反対側には


慰霊塔
 
関東大震災朝鮮人虐殺事件や太平洋戦争中の在日朝鮮人の犠牲者を供養する為に建立
 
左側にある八角亭
 
色鮮やか!
 
 
古代朝鮮からの帰化人たちが暮らしてきた高麗地区
 
日韓友好のシンボルとして両国の多くの人に知ってもらいたい場所でした
 
 
次に駅に戻り再び川越線に乗ったもののやで
 
目的地とは逆方向の電車に乗ってしまい・・・
途中、車窓からは聖望学園が見えた!
 
タイガースOBの鳥谷さんや、ルーキーの福島圭音選手の母校!
東飯能駅のホームから
 
ここが最寄り駅なのね
 
 
そんなこんなで高麗川駅に戻り、八高線に乗り換え
隣の毛呂駅で下車
 
徒歩約5分
出雲伊波比神社
 
所在地:埼玉県入間郡毛呂山町岩井西
創建:景行天皇53年
 
「伊波比」は「いわい」と読む
 
古代に日本武尊が創建したという言い伝え
 
社号標
 
この入口には通常の鳥居はなく、注連縄鳥居と思われる支柱が2本建つのみ
 
参道
 
緩やかな石段を登ると
森の中ではカーブした参道が続き
 
ぐるっと回る感じで境内へ


鳥居あるやんw
 
社号標
 

二本目の鳥居
 
 
鳥居の先、更に一段高くなった場所に社殿
 
拝殿
 

 
拝殿の奥には
京都の神社で良く見られる、本殿前神門(中門)
 
右側は本殿
 
本殿
 


これら社殿は1527年再建で、埼玉県内では最古
 
で、こちらは県内で唯一流鏑馬が奉納される神社で
お馬さんが走るコース
 
めっさ長いですw
 
1063年に八幡太郎こと源義家が最初に奉納したのが起源とされる歴史ある祭事として現在でも年2回開催されているそうよ
 
参拝後、神社の外側を歩いていると
北側の参道入口に鳥居
 
神社から徒歩約15分
東武越生線の東毛呂駅から帰宅の途へ
 

 

今回の御朱印