ブラアラキ~上信線編~ | 血塗ラレタ日記

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土曜休みの昨日は
青春18きっぷを購入し
 
湘南新宿ラインに乗車し

群馬県は高崎へ

 
JRの改札を出て
0番線は上信電鉄上信線ホーム
 
当初は長野県にある小海線羽黒下駅まで延伸する予定で
 
上野国(群馬)と信濃(長野)を結ぶ路線ということで「上信電鉄上信線」という名が付けられたんだけども
 
昭和期に延伸計画は頓挫し、群馬県内で完結する路線に
 
2両編成の下仁田行に乗車
 
6駅目
山名駅で下車
 
この周辺の地名は高崎市「山名町」
 
そう!応仁の乱で有名なあの山名宗全を輩出した山名氏発祥の地!
 
山名氏は清和源氏の名門新田氏の系統で
 
新田氏の祖・新田義重の庶子・三郎義範が山名郷を与えられ、山名氏を称したのが始まり
 
義範は庶子である為、他の新田兄弟よりも少ない所領しか与えられず冷遇されたとか(涙)
 
その山名(新田)義範が創建した神社が・・・
山名八幡宮
 
所在地:群馬県高崎市山名町
創建:1175年
 
一之鳥居と社号標
 
この鳥居は駅から約100mの場所にあり、神社自体は駅の方に戻り線路を越えてすぐの場所に鎮座
 
 
参道の途中には
「たちわりの石」と称される石
 
あの井伊直政が彦根に移る前、最初に与えられた領地が高崎
 
その時に家臣の某が木刀で割った石だとか(マジカよ)
 
 
で、参道はその先どうなっているかというと・・・
参道を上信線が横切っておる!!!
 
線路下を潜る参道!!
 
参道の途中に踏切があって横切るのはたまにあるけど
(葛飾八幡宮参道を横切る京成線など)
 
下を潜るのは初めて見たww
 
ちょうど群馬サファリパークのラッピングをした車両が通っていったw
 
線路を潜ると
随神門
 
境内に入ると
全国の山名氏末裔が奉納した神馬
 
山名氏って残ってたのね←
 
山名宗全が詠んだ句?何て書いてあるのか分からんw
 
二之鳥居
 
その先には
急な石段があり、その先に拝殿
 
拝殿
 
 
幣殿と本殿
 
立派に装飾された本殿
 
本殿の裏側
 
拝殿前から下を望む
 
境内の裏側が山になっており緑に囲まれ気持ち良い境内やったね
 
 
参拝後、駅方面に戻り徒歩5分
 
南八幡小学校前にある食堂で昼食
子ども食堂を運営している食堂
 
野菜たっぷりな田舎風パスタ
 
+200円で地域の子ども一人に1食提供できるシステム
 
もちろん払いました
 
子は国の宝よ
 
 
昼食後、再び上信線に乗車
 
世界遺産富岡製糸場がある富岡駅を過ぎ
 
山名駅から12駅目
上州一ノ宮駅で下車
 
駅から徒歩約10分
貫前神社
 
所在地:群馬県富岡市一ノ宮
創建:伝534年
 
上野国の一之宮
 
入り口に鳥居はなく、社号標のみ
その社号標の横に表参道が長い坂になって伸びており
 
坂を登りきると、一旦平地に出て駐車場があったりして
その先に長い石段と一之鳥居
 
一之鳥居から振り返った眺め
 
だいぶ登って来たのが分かるわね
 
良き眺め(ノ^^)ノ
 
向こうに妙義山!
 
鳥居の先はまた平地になっており
総門
 
朱塗りで立派ね
 
その総門の先には・・・
あれ!?社殿が下に見えるやんけ!
 

門を潜ると・・・

長い石段を下った場所に社殿が!!
 
そう、この神社は珍しい下り宮になっております!
 
近くを流れる鏑川が作った河岸段丘に鎮座している
 
ほんと、どういう地形に建っているのか悩んだわw
 
 
他に下り宮の神社というと
 
宮崎県にある鵜戸神宮、東京都国立市にある谷保天満宮など
 
谷保天満宮参拝記事
 
これは異様な雰囲気よ、良い意味で
 
石段を横から
 
右に見えるのがさっき潜った総門
 
斜めに見える石段がかなり急なのが分かるわね
 
下りきって振り返って見ると
かなりの高低差ね
 
楼門
 
通常と違って、この楼門前に賽銭箱があり拝所を兼ねておる
 
楼門周りの回廊
 
回廊の真横から
 
拝殿と本殿がチラッと見えるわね
 
 
楼門・回廊の内側に入ると
拝殿
 
御祈祷を受ける人がこの拝殿の中に入り、一般参拝者のみ楼門前で、ってことなんだろね
 
朱塗りの柱と綺羅びやかな装飾、茅葺きの屋根で立派ね
 
拝殿の奥に本殿
 
本殿
 
単層2階建ての「貫前造」と呼ばれる独特な造り
 
内部が2階構造になっていて上段に神座が据えられているそうよ
 
更に・・・
お気づき頂いただろうか?
 
本殿屋根の方向が普通の神社と45度違うことを
 
こういう本殿初めて見たかも!
 
これは農耕の神として古くから信仰されてきた稲含山に向けて「雷神小窓」(三角の金色の部分)が設けられている為
 
本殿裏
 
これらの本殿・拝殿・楼門・回廊は、江戸初期に徳川家光による造営
 
第5代将軍綱吉による大規模な修理で現在の様な綺羅びやかな外装になったそうな
 
これら社殿は国の重文
 
社殿周りの石垣
 
この石垣の上は明治の神仏分離まで仏教系の建物があったそうな
 
 
社殿後方には
崖になっている
 
下がり宮で更にこの先下がっているのね
 
凄いわ・・・
 
周りを山に囲まれ良き雰囲気(ノ^^)ノ
 
こちらは合祀されている末社
 
右から伊勢内宮・外宮、日枝神社
 
樹齢約1000年と伝わるスダジイ
 
 
そんなこんなで上州一之宮、凄いわ!!
ちなみに上信線はICカード類は使えないのであしからず
 
 
今回の御朱印