エンジンオイル界ののメートル原器と言えば… そうモービル1❗️
純正オイルの上位互換っぽい立ち位置ですし、入手もしやすい。
色々な5w-30を試すぞ❗️と言う企画(?)の第一弾に選んだのはやっぱりモービル1(5w-30)だったわけです。
それに、「SP」規格になってから使ったことがなかったので…
使ってないのにあーだこーだ言うのは反則です。と言うことで色々な車に入れてみました。
・30プリウス
・ブルーバード(代車/5AT)
・ラパン(NAのK6A+CVT)
・200系1型ハイエース(1TRガソリン+4AT)
ラパンとハイエースはお客さんの協力です。
いきなりですが総評(笑)
このオイルは…
「ハイブリッド車やCVT車用の5w-30」です❗️
はっきり言ってAT車には向きません。
とりあえず良い点
・暖まりが早い
・真夏でも熱でタレる事はあまりない
・5w-30でも燃費への影響が少ない(0w-20に肉薄)
・ブローバイは少なめ
と、こんな感じです。これだけ見ても、ハイブリッド車やCVT車に向いてるなぁ〜と言う感覚を持っていただけると思います。
これを後押しするように悪い点
・3000rpm以上がキツい 高回転以前に中回転が…
・初めから「回らない」ので劣化がわからん(笑)
・トルク感は低い
と、こんな感じです。
ほとんどの人が3000rpm以上の回転数を使うことなんて滅多にないでしょう。
しかし、エンジンがストレス無く回る事を重要視する人や、エンジンの存在感を大切にする人にはとてもストレスになるオイルだと感じました。
オススメできるのは…
平坦なストップアンドゴーの市街地で、子どもの送り迎えとスーパーへの買い物に使うと言った場合。
あとは高回転を使わない傾向にプログラムされているCVT車両。
ハイブリッド車両(アシストorモーター駆動両方)。
0w-20かそれ以下の低粘度オイルが推奨されている車両への代替オイルとして。
相対的には悪くないオイル…と言ったところです。
私が普段使用するオイルと比べれば、正直「これが底辺かなぁ〜」と言った主観です。
ディーラーで1700円/Lほど払って試すのであれば、数百円追加してZZ-01(5w-35)を試して欲しいですね。
そして最大のライバルとも言えるENEOS(エネオス)のX-primeとの比較ですが、X-primeの方が完全に上位互換と言えるオイルです。
X-primeも高回転は苦手なオイルですが、それはあくまでエステル系オイルと比較しての話であって、高回転が回らないわけではありません。
寿命もX-primeの方が長い。X-primeは交換距離になってオイルを抜く時も、「まだ使えそう」と思わせます。
モービル1がX-primeに勝る点は、暖まりの速さでしょうか。
これはCVT車やハイブリッド車には重要なポイントです。特に0w-20から粘度をアップするのなら、モービル1の5w-30は安心して使える❗️と断言できます。
ちなみに代車のブルーバードシルフィとの相性は最悪でしたね(笑)
やっぱりAT車は多少なりとも回転数を引っ張る(そしてシフトアップ)のですが、アクセルペダルをかなり踏み込まないと回転数が上がりません。
モービル1の前に使用していたのがMOTUL製造のNISMOオイル0w-30だったのですが、NISMO×MOTULオイルが勝手にスルスル加速が乗っていくのに対し、ガンガンアクセルを踏み込まないとイケナイモービル1は正直ストレスでした。
値段が全然違うし、そもそも用途が違うので比較するのは間違いかもしれません。
ですが、プリウスとは非常に相性が良さそうです。
やっぱり暖まりが早くてブローバイが少ないですし、プリウスは高回転などほとんど使用しないですからね。
そしてSP規格に更新され、SN規格の時よりは耐熱性が増したと思います。
エンジンのノイズも小さくなったような気がしますし、それが長続きするようになりました。
この辺の進化は素直に「良かったな」と思えるポイントですね。
やっぱ使ってみんと分からんもんですねぇ〜
次は出光ですかね?? アポロステーションオイル・プレミアムってやつ
色々な車種に試すのでどうしても半年くらい先になってしまいますが…
まぁまた気長に見とって下さい(笑)