まず粘度から考えてみる | ark-japanの乗り物ブログ

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Yahoo!ブログから引っ越して来たばかりで迷子状態です。

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いつもどうやってオイルを選んでいるかを紹介する良い機会なので、皆さんにも悩んで頂きましょう(笑)

 

まず、やはりベンチマークになるのは純正です❗️

純正の動粘度を知らずして何も語ることはできません。ましてや正確な比較など…

 

さて、純正はシェルアドバンスのウルトラ4T  15w-50 (夏季)と言うSAE粘度ですね。

よし  じゃあ 15w-50で探せば良いんだな?

違います❗️  重要なのは↓↓

※レッドアンドイエロー様画像を拝借しました。問題があれば差し替えます

 

何度も買いていますが、SAE粘度ほかなり大雑把な数値でして、私が指標にするのは40度の動粘度の方です。

粘度指数は論理的には数値が高い方が良いのですが、増粘剤により粘度指数を上げる事が可能なので考慮に入れません。逆に高すぎるものは増粘剤が多量に使用されていると判断できます。特に2輪の湿式クラッチは剪断力が強いので、増粘剤に頼っている設計では一気に粘度低下を引き起こします。

ベースオイルの粘度指数が高い製品(真面目な製品)もありますので判断がつかないと言うのが正確な表現です。

 

さーて…

ベンチマークになる40度動粘度は、153.6cStですね。

一般的なSAE10w-40の動粘度が90cSt前後なので、かなり高い数値である事が伺えます。

冬季は10w-40が指定なのですが、まぁ10w-40はうちにもいっぱい在庫があるので迷うことはありません。

 

ハーレー店員オススメのアッシュは、PSE 15w-50の 40度動粘度は127.6cStとな…

うーん??  ちょっと足りないね。

20w-60が143.7cStですか。  なるほど❗️

純正のシェルアドバンス4Tウルトラに近いアッシュのオイルはPSE20w-60と言う事ですな。

いや20w-60て(笑)

しかしこれで、「この15w-50は純正よりビュンビュン回るぜ❗️」と言うインプレが如何にあてにならないかがお分かり頂けると思います。

それって、ただ動粘度が低いだけじゃ…   と言う場合が少なからず存在すると言うわけです。

 

このように、比較検討する時には出来るだけ条件を揃えると言うのgq基本になります。

こんな感じで候補を洗い出し、最終的には「ノリ」で決定するわけです(笑)

 

ちなみにニューテックのMS-55は40度動粘度が166cStと、こちらは純正シェルアドバンスよりも若干粘度が高いようです。

 

なるほどなるほど…  明日アッシュの担当さんに聞いてみましょう。

 

そう❗️  いつも私の頭の中はこんな感じです❗️