ウォーキング前に老川十字路交差点近くの大多喜観光センター近くの川回しトンネルを探検してみることにしました。
前回この場所を見つけたときには川が増水してて危険だったので歩くのは断念。今日は水も少なくて大丈夫そうです。
写真左は増水時、右は今回の様子。
川回しとは…。
上総地区で多くみられた河川土木技術で、河川を人工的に短絡(ショートカット)させて、農地や交通路に利用しました。
トンネルは素堀りで、多くは江戸時代に行われましたが一部昭和時代にも行われたそうです。
では、行ってみようと思います。
トンネルを抜けるとこんな景色。
左右に川が別れていて一つになって川回しトンネルに流れ込んでます。
トンネルを背にして左手側。
拡大すると…。
トンネルを背にして右手側はこんな感じ。
増水時に流れ込んできた倒木や、折れた枝葉で川が塞がれ気味になってます。
その先も気になりますが、これ以上進むのは無理そうです。戻ろうと思います。
川回しトンネルの中を歩く事が出来、貴重な体験ができました。
前方の人と比較したら分かると思いますが、結構大きなトンネルです。
トンネルからは緩やかな滝のようになって、下の方に流れてます。
川回しトンネルのマップ一応ペタしますが…。
注意通行不可や立ち入り禁止の札は今現在ありませんが、水量が増水の時は危険です。また、下流の緩やかな滝方向は足を滑らせたら大怪我または命に関わることにもなりかねませんので、川回し見学をおすすめはしておりません。
どうしても見たい方は、自分の判断で自己責任で安全に十分注意してお願いします。
トンネルも砂岩なので、風化と共に崩れる可能性もあります。養老渓谷 中瀬遊歩道の川回しトンネルの弘文洞跡は一夜にして大音響と共に崩れてしまったそうです。
また、テープの張ってある崖部分は絶対に近づきませんように…。
安易に近づかないことをおすすめします。一切の責任を負うことは出来ません。
おまけ 川回し色々
梅ヶ瀬渓谷
『二五穴』昔の人が水路を確保するために開けた穴。二尺×五尺なのでそう呼ばれるようになったそうです。
梅ヶ瀬渓谷
これも水路を確保のショートカット?!
四方木地区、紅の里近くの川回し
片倉ダム近く清流渓流広場の川回し、子供が遊んでました。
《養老渓谷ウォーキング編に続く》