作:田中芳樹
イラスト:CLAMP
講談社(講談社文庫)
2000.12
超個人的評価:★★★-☆☆


祖父の知人の依頼で行方不明者の調査のため、国際演劇祭の準備でにぎわう避暑地にやってきた竜堂4兄弟。
さっそく演劇学園で聞き込み調査を始めるが、そこには世界一の美女こと小早川奈津子先生の姿があった。
少しずつ明かになっていく街の秘密と、国際演劇祭で上演される劇、『銀月王』の正体。
流星雨の夜に蘇る謎の怪物に竜堂兄弟が立ち向かう!!


ちょっとだけパラレル設定な番外編。
祖父の知人の依頼でこれから国際演劇祭が行われる街にやってきた竜堂ブラザース。
そこで彼らを待ち受けるのは失踪事件と謎の触手生物、それから小早川先生?!
いつものアクションに風刺にSFもどきなラスト。
なんていうかそろそろお約束の美しさの世界だなあと思うのです。


創竜伝(11) 銀月王伝奇 (講談社文庫)/田中 芳樹

¥680
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作:佐々木禎子
イラスト:深井結己
二見書房(シャレード文庫)
2003.6
超個人的評価:★★★+☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません。


まっすぐだけど不器用なフリーター、要は動物に好かれる体質のせいで偶然知り合ったペット専門探偵、立島の助手としてスカウトされる。
知り合いのゴト師から強引な依頼を押しつけられ、猫探しを始める二人。
飄々としているけど、時に鋭い気配をまとう立島に振り回されつつも惹かれていく要だったが……


飄々として見えるけど、惚れたら決行一直線なペット探偵攻と強気だけどさみしがりやな助手受。
軽そうに見える立島が見せる本気にきゅんとする。
事件の行方やさりげなく家族愛を絡めた展開も素敵です。


続編……本間さんのまさかのお相手に吹いた。
そこんとこもっと詳しく!!
思わずテンションが上がってしまいました(笑)
とりあえずあとがき後の深井さんのイラストが幸せでした。
いいなあ、凶暴受。

恋とペットと時限爆弾 (二見シャレード文庫)/佐々木 禎子
¥560
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作:壁井ユカコ
イラスト:デンソー
メディアワークス(電撃文庫)
2009.11
超個人的評価:★★★★☆


ごく普通の少年、三村朔太郎は高校の入学式の当日路地で知らない女の子とぶつかった。
路地を抜けてたどり着いた先にあった不思議な学校。
そこは時間を操る術を学ぶ魔法学校だった。
しかも気づいた時、朔太郎は見知らぬ少女の姿になっていて……

逃げることも出来ず、女子生徒として入学した朔太郎。
女の子ばかりに囲まれて、朔太郎の学園生活はどうなっちゃうの?!


魔法学校に男女入れ替わりにタイムリープに百合?展開。
これだけ色んな要素を詰め込んでいるのに違和感なく面白いとかさすがです壁井さん。
魔法学校に入学予定の女の子と入れ替わってしまったごく普通の男の子、三村朔太郎。
見た目は男前な女の子(中身は正真正銘男)が女子寮の王子様としてプロデュースされるっていう無茶っぷりが素敵。


彼の今後と、まわりの女の子の関係や謎の司書の正体なんかが気になるところです。
続きを買ってこよっと。


クロノ×セクス×コンプレックス 1 (電撃文庫 か 10-17)/壁井 ユカコ

¥620
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作:崎谷はるひ
イラスト:せら
幻冬舎(ルチル文庫)
2010.12
超個人的評価:★★★-☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません。


アパレルメーカーで働く美紀(よしのり)は、面接の時に自分を助けてくれた名前も知らない人に恋をした。
無事入社を果たしてその人、樋口に憧れを抱きながらも必死で働く美紀を、まわりの先輩たちもかわいがってくれている。
そんな美紀が唯一苦手なのが、社長令息で二つ年下の弓彦で……


一昔前の王道少女漫画みたいなお話だった。
困った時に自分を助けてくれた顔も名前も知らない人に恋をして、必死にその人に近づこうとするんだけど、その間に別の人に告白されて……

あまりの王道っぷりに、きっとこれが男女だったらイラっとするんだろうなあ、なんて思ってしまったのは秘密。


年上のおねーさまたちにかわいがられる主人公がとても成人男性には見えないかわい子ちゃんっぷりでしたが、まあBLではよくあることなのかもしれません。


グッチをはじめ嫌なヤツはとことん嫌なヤツなのがなんとも崎谷さんらしいと思いました。

夢をみてるみたいに (幻冬舎ルチル文庫)/崎谷 はるひ
¥560
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作:いしいしんじ
新潮社(新潮文庫)
2006.12
超個人的評価:★★★★☆


下北沢、原宿、上野……
東京の街を舞台にいしいしんじの想像力が駆けめぐる!!
人に、宇宙人に、サケとマス、ダッチワイフまで、生き生きとしたキャラクターたちが物語るのは不思議で愛しいお話全18編。


いしいさんの大好きな短編集。
本棚整理のための再読だったけれど、やっぱり手放せるはずがない!
時にシュール、時に哀しく、時にじんとする。
場合によってはさっぱり意味がわからないときもあるけれど、それもまたいいんです。


個人的にオススメは、不思議な笑い声で人々を癒すラジオと人々『そこにいるの?』。
マグロとサケの種族?を越えた愛『クロマグロとシロザケ』。
ホームレスの先生と犬と私『吾妻橋の下、イヌは流れる』かな。


これ、東京だけじゃなくて日本中の街で読みたいなあ。
なんなら日本を飛び越えて世界ならもっと楽しいかも。
うっかりそんな期待をしてしまうのです。


またそのうち読み返そうっと。


東京夜話 (新潮文庫)/いしい しんじ

¥540
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作:皆川博子
文藝春秋
2010.5
超個人的評価:★★★☆☆


強いタイトルに惹かれて手に取った一冊。
戦前・戦後の空気感を感じる。
たとえるなら古い家独特のふすまを開けたときに感じるかすかな匂いのような短編集。
すべての話が「終ってしまった物語」だなあと思った。
直裁な表現は一切無いのにどこかエロティックで哀しい。

ひとつひとつのお話が濃いので、なんだか不思議な満腹感があります。




図書館で借りた本なのですが、感想を書く前に返却期限が来てしまいました。
感想は読んだときのメモを頼りに。
うろ覚えで書くのもどうかと思うので、今回あらすじは割愛します。

少女外道/皆川 博子
¥1,950
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作:道尾秀介
文藝春秋(文春文庫)
2010.3
超個人的評価:★★+☆☆☆


4人にとって、その夏はありふれたものになるはずだった。
男二人、女二人なんとなくつるんでいるごく普通の大学生、秋内、京也、ひろ子、智佳。
危ういバランスで過ごす彼らは、まだ幼い知人の少年の死を目撃する。
飼い犬に引きずられての不幸な事故……だがそれは本当に事故だったのか?
疑問を捨てきれなかった秋内は動物の生態に詳しい教授の間宮に密かに相談を持ちかけるが……


分類するなら青春ミステリーか。
ただこの大学生たちの恋愛がらみの色々は正直事件にはあんまり関係ないんじゃないかなあと思ってしまった。


探偵役は動物生態学に詳しいちょっと冴えない間宮先生。
特に最近インパクトの強い探偵が多い中で、比較的地味というかなんというか。

前後する時系列の中で、話が事件に追いついてからはテンポ良くおもしろかったけど、それまでがとにかく長い。


直接話には関係ないけど、京也の主人公に対する「おたく」っていう呼びかけ方がずっと気になってしかたなかった。
なんかバカにされてるみたいでちょっとイラっと。


ソロモンの犬 (文春文庫)/道尾 秀介

¥610
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作:成田良悟
イラスト:ヤスダスズヒト
メディアワークス(電撃文庫)
2006.8
超個人的評価:★★★+☆☆


切り捨てられない過去と今。
黄布賊、ダラーズ、そして罪歌……
池袋にはびこる三つの勢力のバランスが崩れて、今まさに争いが起ころうとしていた。
それぞれの想いはすれ違ったままで。
果たして、彼らの運命は?


アニメのクライマックスあたり、ダラーズと黄巾賊と罪歌の三つ巴の裏側にはやっぱりあの人が。
同時多発的にそれぞれがそれぞれの思惑で役割を演じ事件を動かしていくのがおもしろい。

しかしドタチンかっこいいなあ。

いつの間にか誠二と美歌がすがすがしいほどすれ違ったままバカップルに落ち着いていてびっくりした。


現実の距離が離れてしまっても集える場所があるっていうのはなんかいいなあと思うのです。
ただそれが臨也の手の上というのがなんともこの作品らしいのですが……

デュラララ!!×3 (電撃文庫)/成田 良悟
¥683
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作:成田良悟
イラスト:ヤスダスズヒト
メディアワークス(電撃文庫)
2005.3
超個人的評価:★★★+☆☆


池袋の街で発生した謎の切り裂き魔事件。
無差別に凶行を繰り返す犯人の正体は……?


妖刀、罪歌事件中心のシリーズ二冊目。
杏里の過去の痛みや現在の葛藤が切ない。
相変わらずイザヤは暗躍し、シズちゃんが超かっこいいです。
今回ちょっとだけ語られる超人誕生の秘密。
そんなバカなと思わなくもないけれど、シズちゃんならば仕方ない。

セルティといるときのナチュラルな彼も大好きだ。


首なしヒロイン、セルティの可愛らしさについてにやにやしながら次に行こうと思います。

デュラララ!!×2 (電撃文庫)/成田 良悟
¥662
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作:成田良悟
イラスト:ヤスダスズヒト
メディアワークス(電撃文庫)
2004.4
超個人的評価:★★★+☆☆


高校入学のため池袋へやってきた少年、竜ヶ峰帝人。
友人の紀田に案内されるままに出会った奇人変人不思議な人たち。
極めつけは黒いバイクで街を疾走する首なしライダー。
果たして、彼の高校生活はどうなってしまうのか?


続き入手のため再読。
アニメ視聴済。
成田さんの作品は群像劇としてとてもおもしろいのだけれど毎回人数が多すぎてキャラクターと状況の把握できなくて放り投げてきた。どうもすみません。
先にアニメを見ている今回は話に入りやすかったです。


帝人の上京~ダラーズの初集会あたりまで。
首がなくてもやっぱりセルティはヒロインだなあとにやにやしたり、シズちゃんの活躍を夢見たりしつつ次の巻に行こうと思います。


ヤスダさんのイラスト、ほんとハイセンスで素敵だなあ。


デュラララ!! (電撃文庫 (0917))/成田 良悟

¥662
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