作:英田サキ
イラスト:かすみ涼和
プランタン出版(プラチナ文庫)
2004.7
超個人的評価:★★+☆☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


売れない俳優の木津は突然人気コミック原作の連ドラの主役候補に上げられた。
どきどきしながら挑んだ原作者との面接で再会したのは、なんと高校時代の同級生矢部。
いつの間にか超売れっ子マンガ家になっていた矢部が、木津を主役にするかわりに要求してきたことは「黙って俺に服従すること」!?
がけっぷちだった木津はこの要求を飲んだ。すると矢部は即座に木津を押し倒して来て……


あとがきを読んで初めてこの作品が英田さんのデビュー作だって知りました。
ライトなノリの漫画家×俳優。
俺様×健気で、お互いの仕事への思いなんかに惹かれ合う感じです。
主役にする代わりに押し倒すなんてなんてセクハラ。なんてBLマジック。
全体的にエロ度高めで、BLマジックも多発していますが、なんかこれがボーイズ☆ラブらしさだよなあという気もする。
構えずに気楽に読める作品だと思います。


NGだらけの恋なんて (プラチナ文庫)/英田 サキ

¥580
Amazon.co.jp

作:三雲岳斗
イラスト:Gユウスケ
角川書店(スニーカー文庫)
2009.5
超個人的評価:★★★☆☆

ダンタリアンの書架3 (角川スニーカー文庫)/三雲 岳斗
¥600
Amazon.co.jp

王都で流行っている小説の二巻を読み終えたダリアンは、その続きが刊行されることなく作者が死んでいることを知りヒューイ相手にいつもの八つ当たりを始める。
そんな二人の元に届いた死んだはずの作者、レニー・レンツからの手紙。
「奇怪な書物によって囚われている――」
事件には幻書が関わっているのか?
物語の続きのために、ついでに幻書のためにレニー・レンツの元に向かう二人だったが……


相変わらず口絵・本文イラストともにびっくりするほどダリアン祭です。
いいよもうわかっているよヒューイが見たい私は少数派だってことくらい。
だけど、表紙裏のあらすじにすら名前が出てこないってどういうことなの(笑)


あらすじにも書かれている一話目。
ものすごくどうでもいいことのために起る悲劇。
そのなかでのBLの扱われ方が引っかかるような、引っかからないような微妙な気分。
原作の展開が気に入らなかったら二次創作すればいいじゃない!!っていう話(か?)


シリーズ三作目、ここにきて全体的にちょーっとだれてきた気がしないでもない。
そんな時に出てきた推定ライバルキャラの焚書官。格好が拘束衣なんて。なんてマニアック。


続きは、どうしようかなあ。

作:榎田尤利
イラスト:紺野キタ
太陽図書(SHYノベルズ)
2003.11
超個人的評価:★★★+☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


女に刺されて死んだヤクザの惣田の前に現われた天使は、主に純粋なる愛を捧げれば命を助けてくれると言った。
訳のわからないまま契約を結んだ惣田に与えられた使命は花屋で働く冴えない青年、眞と恋愛関係を成立させること?!
惣田に与えられたのは見知らぬ青年の身体で、しかも期限は四週間。
今まで女にすら本気になったことのない男が、眞とまともな恋愛などできるのか……


読んで一番最初に思ったのが、昔の映画みたいな話だなあと。
ええと、ゴーストとかそういう感じの甘いファンタジー。
男同士で、キリスト教的にそれはどうなのというのはまあ置いといて。


生き返るために見ず知らずのだっさい花屋の青年、眞と恋をしなければいけなくなった
ヤクザの惣田。
いつまでもおどおどしている上に何事も純粋すぎる彼に、初めイライラしていた惣田が少しずつ彼に惹かれていく過程が丁寧で安心して読めます。さすがの榎田さんクオリティ。


ラストは甘ーいハッピーエンド。
この結末とか一部にちょいと都合の良さも感じつつ……
でもこれはこれでよいのかなという気もするし。
好みはちょいと別れるかも?


しかし作中に出てきたアガペーという言葉に、某聖なるお兄さんたちを思い出してしまったのは内緒です。

神さまに言っとけ (SHYノベルス)/榎田 尤利
¥903
Amazon.co.jp

作:榎田尤利
イラスト:杜山まこ
ムービック(ゲンキノベルズ)
2002.5
超個人的評価:★★★★☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


カリスマ美容師の若葉はさえない男が好みという少し変わった趣味のゲイ。
最近移動になった美容院のオーナーの真壁は顔はいいけどやる気がなくて女好き。
好みもタイプも違う二人はことある事に反発するが……


美容院のダメ店長が更正する話であり、魔性のゲイがまったく好みじゃない男と恋に落ちる話であり、美容院を舞台にした職業モノであり……いろんな側面から楽しめる作品でした。
状況とか周りの人物が丁寧に描かれているからすごく安心して読めます。
安定して面白いです。
若葉の友人でオカマの玉助さんいい味出してるわー。
メイン二人の視点だけじゃなくて、時々他の人の視点がはいるのだけれど、その中でも自分に自信のない女の子、可憐のパートが面白かった。
ラブだけじゃなくて、物語として楽しめるBL。


ハンサムは嫌い。 (ゲンキノベルズ)/榎田 尤利

¥900
Amazon.co.jp

作:京極夏彦
講談社(講談社文庫)
1998.9
超個人的評価:★★★★☆


文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)/京極 夏彦

¥840
Amazon.co.jp

二十箇月も身ごもったままの妊婦と、密室から失踪した彼女の夫。
東京、雑司ヶ谷の医院に流れる奇妙な噂は虚実を巻き込みちょっとした流行になっていた。
ふとしたことからこの事件に巻き込まれてしまった鬱病気味の文士・関口。
少しずつ、泥に沈むように事件の中心へと引き込まれていく関口の運命は?
推理をしない探偵・榎木津に古本屋にして陰陽師の京極堂。
個性的な登場人物達によって物語はどこへ行き着くのか……
京極堂シリーズ第一巻。


何度目かの再読ですが……やっぱりおもしれえ!!
一見関係ないように見える京極堂の長い長いうんちくが事件とうまく繋がる心地よさだったり、関口君といっしょに馬鹿だ馬鹿だ言われながらたどり着く意外で恐ろしくもの哀しい結末だったり。

思えばコレがはじまりだったなあとにやにや。
京極堂のかっこよさも捨てがたいですが、個人的にはエキセントリックな榎さんが好きです。


文庫本なのに厚みが4㎝近いとかときめきますね!!
そういえばちょっと前に分冊版が出たけれど、個人的にはこっちの厚い方が好きです。

小畑さんのイラスト版とかは正直「ひ、卑怯な!!」と思わなくもないですが……
分厚い本ってなんかわくわくしませんか?

作:真崎ゆみ
イラスト:笹生コーイチ
幻冬舎(リンクスロマンス)
2006.4
超個人的評価:★★☆☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


唯一の家族だった母を亡くした少年、ウィステリアは領主である叔父の元に身を寄せている。
ある美しい春の日、ウィステリアは印象的な青年と出会った。
城に戻ったウィステリアを待ち受けていたのは従妹の元に届いた第二王子の花嫁選びの知らせ。
もちろん彼女もこの催事に参加する予定だったのだが……突然で脱走した従妹の身代わりで
ウィステリアが「姫」として城に赴くことになり――。


なんていうか正しく少女漫画のノリだった。
従妹の代わりに女装して第二王子様の花嫁候補になったウィステリア。
出た!王道パターンというかなんというか。


とっても懐かしい感じはよかったんだけど、最後の方には色々と都合のよさを感じつつ。

男同士はそんなに問題にならないのね。
ファンタジーでBLって難しいよね。
精霊とかの気配に満ちるこの世界的に男同士はありですかなしですか。
個人的にはそのへんの説明とか、あともうちょっと葛藤とかが欲しかったです。

花降る夜に愛は満ちる (リンクスロマンス)/真先 ゆみ
¥898
Amazon.co.jp

作:三雲岳斗
イラスト:Gユウスケ
2009.1
超個人的評価:★★★+☆☆

ダンタリアンの書架2 (角川スニーカー文庫)/三雲 岳斗
¥580
Amazon.co.jp

人智を越えた知識と力を秘めた幻書。
祖父の残したその書物を集める青年ヒューイと謎の少女、ダリアンは今日も幻書を求めて旅を続ける。
今回彼らを待ち受けているのは祖父の残した蔵書を鑑定してほしいという令嬢。
彼女に隠された秘密とは……


一巻を読んだときも思ったけれど、イラストにおけるヒューイの扱いが哀しいです。
ストーリーだけ見ればヒューイとダリアンの二人がメインキャラのはずなのに、いつだってこう添え物的存在というか、野郎なんてお呼びじゃないんだぜ的扱いというか。
や、まあレーベル的にも読者層的にもしょうがないとは思うんだけど。
それでも前回よりは画面のはしっこにいる確立が高かったような気がしないでもないから
まあいっか。


ツンデレダリアンが可愛く見えてきたらあなたもこのシリーズの虜です。
一つ一つのお話に特出した感じはないかわりに、平均的に面白かった。
「等価の書」が毒の裏返しのほのぼのって感じで好きだったかな。

ただね。このシリーズ間を置くとすっかり内容を忘れてしまうんだよな。
これってひょっとして私の記憶力の問題なんだろうか。
それか次から次に本を読むから、記憶がところてん式に押し出されてるのかなーなんて自分を慰めてみたりする今日この頃。
ミステリを何回まわりも楽しめる便利な脳みそです。

作:火崎勇
イラスト:石原理
プランタン出版(f-ラピス文庫)
2007.2
超個人的評価:★★-☆☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


サラリーマンの飯島は会社帰りに通い始めたスポーツクラブで、鮫のように泳ぐ精悍な男に目を奪われた。
気がつくといつも彼を目で追っている。不意に気づいた自分の欲望。
だが、同じスポーツクラブに通っているというだけの他人に声をかけることもできない。
しかしある夜、飯島と知り合うための絶好の機会がやってきて……


カッコイイ攻にカワイイ受とかではなく男×男を目指したんだろうなっていう方向性はわからなく
もないんですが……
ゲイでもなんでもないのに、スポーツクラブで見かけた超いい身体の兄ちゃんに一目惚れってどうなんだろうなあと思ってしまった。


大人の男の恋の駆け引き……以前にその恋はどこから始まったの??
入り口からけつまづいたせいで、お話に入り込むことが出来ず。

急激に惹かれ合うなら惹かれ合うで、その理由となる何かが見たかった気がします。

胸の獣 (f‐ラピス文庫)/火崎 勇
¥560
Amazon.co.jp

作:佐々木禎子
イラスト:山守ナオコ
徳間書店(キャラ文庫)
2002.7
超個人的評価:★★★☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


大学2年生の潤は自動車部に所属しドライバーをしている。
いつもその隣に座るのは同い年で親友の智大。いつも優秀な指示をくれる智大はナビゲーションだけではなく整備もこなす潤の大切な相棒だ。
そんな智大の唯一の欠点は妙にスキンシップが多いこと。軽いキスなんて挨拶代わりという智大に呆れながらもどぎまぎする潤だったが……
ある日、潤に憧れた高校生が入部したいと申し出てきてから、智大の態度がおかしくなって――


自動車部っていう舞台設定がちょっと新鮮でした。
どんなジャンル、どんな場所でもそこに萌えがあればBLの舞台になりえるなあ、なんて某走り屋さんマンガを愛する私は思うわけです。
とはいえこの作品では命がけで峠を攻めたりはしません。
主人公達が打ち込むのは決められたコースをいかに的確に走るかを競う学生ラリーです。
ただね、このせっかくの舞台があんまり生かされてないのがちょっと残念でした。

舞台設定以外の肝心のラブの部分はわりとお約束な感じです。


とりあえずエロ部分の「股間のシフトレバー」には激しく笑わせてもらいました。
ちょ、作者!!
作者がまじでやっているのかネタなのか非常に気になるところですが、
気になりすぎてお話に集中できなかったことも確かです。
そこまで自動車部をアピールしなくてもいいよ……うん。

恋愛ナビゲーション (キャラ文庫)/佐々木 禎子
¥560
Amazon.co.jp

作:野梨原花南
イラスト:嶋山織
集英社(コバルト文庫)
2007.7
超個人的評価:★★★☆☆

ヘブンリー―君に恋してる (コバルト文庫)/野梨原 花南
¥440
Amazon.co.jp

島国エリスンにあるデュガー魔法院に転校してきた少女、フォルミカ16歳。
過去の自分を捨てて品行方正な乙女を目指す彼女だったが、周囲が彼女を放っておかない?
個性的な人々に囲まれて、気がつけば学校がジャックされていた……?
学校にかけられた制圧の魔法を解くため、全校を上げて歌と踊りの練習をするフォルミカたちだが……


もうちょっと一冊で完結しているかなーと思って読み始めたけれど、力一杯長い話の一冊目でした。いやそれはいいんだけど。
今読みかけにしてるシリーズがものすごいたくさんあるので、続きを読むとしてももう少し先かなあと思って。


野梨原さんのキャラクターや地名の語感がなんか好きです。
なかなかでないよね。フォルミカとか。


ハリーポッター以降もはや一ジャンルとして確立してそうな魔法学園モノですが、その中でもものすごく青春してるよこいつら!!って感じが新しかった。

漢らしいヒロインは嫌いじゃないです。むしろ大好き。
っていうかこの流れだとヒロインポジションはむしろリクトなのかしら。
逆転身長差カップルっていいよね。

いつかシリーズ続けて読もう。