作:樹生かなめ
イラスト:藤井咲耶
笠倉出版社(クロスノベルズ)
2006.6
超個人的評価:★★★-☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


サラリーマンの昴はある朝目覚めると猫になっていた。
恋人で会社の先輩でもある本間は猫になった昴にはひどく冷たい。
行き場のない昴を助けたのは、大嫌いだった社長の甥、小此木だった。
猫になったことによって見えてきた、人間だった時とは違う世界。
果たして昴の運命は・・・・・・


なんでしょう、この懐かしいノリ。
まさしくラブコメという感じの一冊でした。


朝起きたらなぜだか猫になっていた昴(なぜなら彼は化け猫の一族の末裔だったのです)
猫になってみれば優しかった先輩は実はひどいヤツで、意地悪だと思っていた小此木が実は優しいけど不器用ないい人だと気づきます(王道)

色々あって、昴は人間に戻って、小此木も昴の事情を受け入れてハッピーエンド。


突然現れた昴の従兄弟だと名乗る男(実際は昴の兄でやっぱり化け猫)に昴(猫)を渡されて、「この子を昴と呼んであげてください」って言われて従っちゃう攻はほんといいヤツだなあと(笑)


全体的にライトでポップなお話だけれど、深く追及したら色々重い設定かもしれない。
化け猫一族の寿命はものすごく長いらしいので、彼らに待ち受けているのは最終的に別れですよね。
そういう異類婚姻譚的な話は個人的には大好物なんだけど、そのあたりはものの見事にスルーされています。

って、明るい話だったはずなのに、気づけばなんだかしんみりした気分になってしまいました。

おかしいな。


猫から始まる恋もある (クロスノベルス)/樹生 かなめ

¥900
Amazon.co.jp



作:津守時生
イラスト:古張乃莉
新書館(ウイングス文庫)
2001.7
超個人的評価:★★★★-☆


この本はBL(ボーイズラブ)ではありませんが、それに近い表現が見られます。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


銀河連邦宇宙軍中央本部からの指令を受けたルシファードたちは麻薬の売人の奪取へ乗り出した。
ライラは現地で戦闘に赴き、ルシファードは後方支援のための電脳戦に挑む。
個性的な登場人物もさらに増え、波乱の予感?なシリーズ4巻。


電脳戦メインの第4巻。
このコンピュータの万能感とかSF感がたまりません。

コンピュータ・ケルベロス、ミツガシラ少尉は新たな萌えキャラか、はたまた新たな変人か。


なんとも含みのありそうなニコラさんが登場して、サラがぐるぐるするのが楽しかった。

クールな人が嫉妬するのっていいよね。
これからの関係性が楽しみです(にやにや)


なんか違和感を感じるなあと思っていたら4巻からイラストレーターさんの名義が変わっていたのね。

人は変わっていないのになんか不思議な感じ。

まだイラストが変わるところまで読んでいないから何とも言えませんが、やっぱり藍川(古張)さんクールで色気があるイラストが元祖だよなあという気はする。

間々原さんとかも好きなんだけど、やっぱり最初の印象は大きいよなあと。


現行の最新刊は15巻?

先は長いけどぼちぼち追いつこう。


三千世界の鴉を殺し〈4〉 (ウィングス文庫)/津守 時生
¥609
Amazon.co.jp



作:松岡なつき
イラスト:彩
徳間書店(キャラ文庫)
2010.3
超個人的評価:★★★★+☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


なんとかイングランドに帰還することができた海斗一行。
季節は冬を迎え、微熱と咳の続く海斗は衰弱していく一方だ。
そんな海斗を見守ることを選んだジェフリーと、なんとか運命に逆らおうとするナイジェルの意見は激しく対立する。
そしてついにナイジェルはジェフリーの隙をついて海斗を連れ出すが・・・・・・


海斗闘病編な14巻。

やっとジェフリーたちの元に戻ってきた海斗だけど、病気は悪くなっていくばかり。
この時代に海斗の病気を治す方法はなくて、できるのはせいぜい進行を少し遅らせることと、周りにうつさない努力くらい。
そんな中で周りの仲間を気遣う海斗がものすごく切ないです。
それよりも何よりもナイジェルがあああ・・・・・・!!!
普段冷静な彼だけにこの行動には涙涙です。


今回出てこなかった和哉の動向も気になるし、とりあえず一段落というには続きが気になりすぎるラストに早くも15巻の発売が待ち遠しすぎる。


早くみんなが幸せになれますように!!

FLESH & BLOOD (14) (キャラ文庫)/松岡 なつき
¥560
Amazon.co.jp

作:沙野風結子
イラスト:御園えりい
リーフ出版(リーフノベルズ)
2005.3
超個人的評価:★★★-☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


訳あって夏休みの間だけ古い一軒家で一人暮らしをしていた高校生の加月。
一人きり不安に眠るある夜、轟音とともに空から何かが降ってきた。
しかもそれを追って怪しい男まで勝手に上がり込んできた?!
自らを隕石ハンターを名乗った男、京梧は加月の元に落ちてきた隕石を手に入れるまではここを動かないと勝手に住み着いてしまい・・・・・・


とりあえず最初に思ったのは沙野さんもこういう話を書くんだなあでした。
全体的に割とライトなノリでコメディ寄り。
隕石ハンターを巡る設定とか世界観はなにやら一つ突き抜けた感じがして、これはこれで嫌いじゃないです。


とはいえ、加月が一人暮らしをするようになった理由は一見コメディのようでも重いし、コンプレックスとかの描き方はああ、沙野さんだなあと。

なんとも微妙なバランス感覚の作品でした。


色々都合のよい展開に、正直おもしろかったかと聞かれると微妙なところなんですが、一回読んでおくと沙野さんのイメージがちょっと変わって楽しいかも知れません。

メテオ・ラバーズ (リーフノベルズ)/沙野 風結子
¥893
Amazon.co.jp

作:高岡ミズミ
イラスト:蓮川愛
幻冬舎(ルチル文庫)
2005.9
超個人的評価:★★★-☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


ミニコミ誌の記者をしている多聞は、カフェ「エスターテ」を取材中あこがれのルポライター芦屋愁時と出会った。
サインを求める多聞に愁時は始終失礼な態度。
それでもあきらめきれない多聞は度々愁時の元を訪れるが・・・・・・


いくらあこがれの人とはいえ最初っから失礼な態度をとり続ける攻を追いかける受の打たれ強さが心に残っている。
どんなに冷たくあしらわれても、セクハラされてもめげないめげない。


俺様に見せかけて好きな子ほどいじめてしまう攻はちょっとかわいいぞ。
記者×記者だけれど、それはあんまり深くは書かれていませんでした。
メインテーマは家族愛かな。


野蛮なロマンチシスト (幻冬舎ルチル文庫)/高岡 ミズミ
¥560
Amazon.co.jp

作:高野和明
文藝春秋(文春文庫)
2007.4
超個人的評価:★★★+☆☆

幽霊人命救助隊 (文春文庫)/高野 和明
¥780
Amazon.co.jp

浪人生の裕一は、気づいたら奇妙な岩山を登っていた。
登り切った先で出逢ったのは老ヤクザと、気弱な中年男性と妙にアンニュイな女の三人組。
彼らはいずれも自殺によって命を絶ったものたちだった。そして裕一もまた。
四人の前に突然現われた神は、彼らに自殺志願者100人の命を救えと命令する。
そして彼らは幽霊となって現世へ戻ってきた。今にも自殺しようとする人たちを救う、救助隊となって……


この展開や登場人物たちから、なんとなく「椿山課長の七日間」と舞台「夢からさめた夢」を思い出した。
自殺という重い題材を扱いながら前半は割とライトにぽんぽん話を展開させていくうまさは半端じゃないです。


鬱病とか、救助対象の人がえらいあっさり救われてしまい、そんな簡単にいかないだろうと思ったら次の場面でそれがちゃんとフォローされていたりして、安心して読めました。


この世の中のやりきれない部分を見せつけられて、家族愛とか感動のシーンもあって、ラストはマンガのようなコミカルさ。
なんだか不思議な味がある作品でした。

作:沙野風結子
イラスト:桃山恵
雄飛出版(アイノベルズ)
2005.11
超個人的評価:★★★+☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


前回の事件がきっかけで恋人関係になった報道番組ディレクターの圭祐と、ホストのキリト。
キリトはホストに復帰して、自分の店を立ち上げた。
その関係でなにやらヤクザときな臭いことになっているキリトだったが、圭祐のことを守りたいと何も話そうとしない。
そんなキリトに次第と苛立っていく圭祐に、キリトは別れを持ち出してきて……


ホスト×報道番組ディレクター第二弾。
恋人を巻き込みたくないというキリトと、それに強く反発して自ら首をつっこもうとする圭祐。
抱かれる側であっても最初から最後までとても男らしい圭祐が大好きだ。
こういう関係性こそBLの醍醐味だと思うんですよ私は。


「……俺がキリトを抱いてるんだよ。今は」
最後のエロにはもう本当ににやにやしっぱなしでした。
ごちそうさまでした。

色めく夜の陰謀 (アイノベルズ)/沙野 風結子
¥893
Amazon.co.jp

作:沙野風結子
イラスト:霜月かいり
プランタン出版(f-ラピス文庫)
2007.3
超個人的評価:★★★-☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


経営難に苦しむ出版社の副社長、和叉は最近人気の元戦場カメラマン、塔野に風景写真集の仕事を依頼するために近づいた。
ところがこの塔野がとんでもない男だった。
写真集を出す条件は和叉が住み込みでモデルをすること。しかも要求に従った和叉を塔野は押し倒してきて……


沙野さんの心が痛い話は大好物なのですが、今回は今一共感しきれませんでした。
戦地から帰ってきて人間的にどこか壊れたカメラマン×酷いトラウマもちの出版社副社長。

自分に酷いことばかりする男に惹かれる和叉の心境もそうだけれど、それ以上にこの塔野が和叉に執着する理由がわからない。


トラウマ持ちとトラウマ持ちが出逢って癒されるにしても、急激すぎてちょっとうーんです。

この和叉のトラウマ設定がなくてもよかったのかなあという気もする。
全体的につめこみすぎなのかも。

痛いエロスに関してはおなかいっぱいです。

人肌の秘めごと (f‐ラピス文庫)/沙野 風結子
¥600
Amazon.co.jp

作:英田サキ
イラスト:麻生海
海王社(ガッシュ文庫)
2006.8
超個人的評価:★★★☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


男との恋愛経験豊富な成瀬はずいぶん前からいまいち冴えない元後輩、苅谷に片思いをしている。
隣に越してきたときから毎晩夕食を食べにくる苅谷はまるで成瀬に懐いているわんこのよう。
そんなある日、成瀬は苅谷から好きな人が出来たから応援して欲しいと頼まれる。
傷つきながらも苅谷のイメージアップ作戦に付き合う成瀬だったが、さらに男同士のHを教えて欲しいと頼まれて……


一見女王様な健気受とヘタレわんこの恋。

ライトな英田さんです。
王道ストーリーと、ライバルを巡る意外な結末が楽しかったです。


ただ、この成瀬が苅谷に惚れたのが、辛い恋が終わった後目の前にいたわんこの優しさに気づいて……という感じなのですが、物語が成瀬の一人称で進むせいか、ちょっと内面を語りすぎで説明くさいかな?という気がしました。



バカな犬ほど可愛くて (ガッシュ文庫)/英田 サキ
¥590
Amazon.co.jp

作:麻生雪奈
イラスト:幸田真希
プランタン出版(ラピス文庫)
2005.7
超個人的評価:★★★-☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


大学生の和希は他大学との飲み会で、一番会いたくない人物と再会した。
彼、智也は高校時代の同級生で、当時和希がセックスしていた相手。
自分しか見ていない智也の愛情に疲れた和希は全てを捨てて逃げてきたはずだった。
和希の予想を裏切って再会後の関係は穏やかに進む。
しかし和希が警戒を解いたとき、再び智也は……


確かに読み終えてからちょっと時間は空いてしまいましたが、それを差し引いてもびっくりするぐらい話が記憶から消えていた。
とりあえず頭からさらっと読み直しました。


高校時代、なんとなく話すようになって、そのまま引き寄せられるように体の関係を持った二人。、
和希は自分に執着する智也の愛情が怖くなって逃げ出します。
しかし大学生になって再会した二人は、また高校時代と同じ道を歩み出してしまう。

なんだかんだ流されてしまう和希の優柔不断さにはちょっとイライラした。
元々彼が逃げ出す原因になった智也の愛情表現ですが、重い重いと言われるわりには
そうでもないかなーという気がしてしまった。ちょっと嫉妬深くて、ちょっと俺だけを見てくれって主張してるだけで、これくらいならまだまだかなあと。
お前うっとうしいんだ!!って別れ方ならわかるんだけど全てを捨ててってほどではない気がする。


なんでしょうね。これ最近木原作品を読み慣れたから?


二人の間にはさまれた女の子が結局最後にはただの都合のいい人になってしまったのが残念です。
結局和希が智也を受け入れて終わりっていうのも根本的に二人の関係が変わってないから、あんまり解決になってないような。


だいたい二人が離れていた期間がたった二年っていうのがひっかかりの根本的な所だと思います。
どうせなら再会はもっとたってからがよかったな。
そうしたら人間的にもうちょっと変わっていたかもしれないし。その離れていた年月にときめける。
や、単に私の好みの問題だけかもしれませんが。(割とオヤジ好き)

経験 (ラピス文庫)/麻生 雪奈
¥560
Amazon.co.jp