作:吉田ナツ
イラスト:竹中せい
アスキー・メディアワークス(B-プリンス文庫)
2009.1
超個人的評価:★★★+☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


「深い付き合いになる」
ヘアメイクアーティストの理知がそう感じたのは、仕事で出会った8歳年下の新人俳優、長峰徹。
事務所の方針で本来の自分とは違うキャラクターを演じようとしていた彼の素顔を見抜いた理知に、徹は素直に懐いてくる。
それは理知が自分がゲイであることを告げても変わらなかった。
軽い気持ちと雰囲気から身体をつなぐようになる二人。
まっすぐにぶつかってくる徹とは違い、理知はこの心地よい関係を楽しんでいるだけだったはずなのだが……


とても正しく年下攻めだった。
まっすぐで一生懸命な攻と、大人ぶって余裕ぶっているけれど、どんどん攻のことが好きになって変わっていく受。
お互いが影響しあっていい方へ成長していく二人はまぶしいです。


一見優男風な理知は実はボクシング経験者で超強い。
もちろん外だけじゃなくて中身も男前でこのギャップはちょっとときめきます。
そういえば攻も大人っぽい外見で中身は子供っぽいっていう。
ギャップ萌えな一冊なのかも。

吉田ナツさん。初読みの作家さんですごくノーマークだったのですが、おもしろかったです。
だからやめられないんだ衝動買い。
もちろん失敗したなーと思うことも多いんですけどね。

年下の恋人 (B‐PRINCE文庫)/吉田 ナツ

¥672
Amazon.co.jp


作:崎谷はるひ
イラスト:ねこ田米蔵
角川書店(ルビー文庫)
2007.3
超個人的評価:★★★★☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


イマドキの大学生、城山が知人から紹介された犬の世話のアルバイト。
泊まり込みで日当5千円の破格の条件につられて引き受けたはいいけれど、その飼い主、造形作家の風見はとんでもなく風変わりな人物だった?!
黙って立っているだけで男の色気垂れ流しの美形で、言動はどうしようもなく辛辣。
それでもそれなりに上手くやれていると思っていた。
風見に睡眠薬を飲まされ拘束されてしまうまでは……


造形作家×大学生で、真性どS×180cmの子猫ちゃんって書くと何がなんだかですが本当です。
どSが行きすぎた風見の暴走っぷりは無茶な!!と思わなくもないけど、だんだんそれが楽しくなってくる。

一見ちゃらく見えるけど、意外にまじめでぐるぐるしちゃう城山はかわいい。

今まではずっと抱く側だった城山ですが。
なんと言っても今回は相手が悪い(笑)勝てるわけないよこんな人。
攻×攻ってほどではないですが、こういうカップリングは大好物です。


ねこ田さんのイラストのコーギーのかわいらしさが異常です。もふもふ!!

そういえばこっそり白鷺シリーズの弥刀さんが名前だけで登場していたのが印象的でした。


チョコレート密度 (角川ルビー文庫)/崎谷 はるひ
¥600
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作:崎谷はるひ
イラスト:ねこ田米蔵
角川書店(ルビー文庫)
2006.9
超個人的評価:★★★★☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


イマドキな高校生の宇佐見と、文武両道で特進クラス主席の矢野がつき合い始めて半年がたった。
高校三年生になった二人に進路選択の時が迫る。
剣道でいつも大会上位をかっさらう矢野には全国の強豪校から引く手あまただ。
けれど矢野は宇佐見に何も言ってくれない。
そのうちにやっぱり自分は矢野に不釣り合いなのではと悩み始める宇佐見だったが……


高校3年生になってお互いの進路のことですれ違う2人。
宇佐見は一人空回ってぐるぐるしてるし、矢野は自分だけで考え込んじゃうし。
どっちもどっちだけど。


けれど色々あって和解してからはびっくりするような糖度とエロさです。
たまにはこのくらい甘甘な話も楽しい。
回を追うごとにましていく矢野のむっつりっぷりも楽しい。
意識的に宇佐見がだめな方がいいなんて考えちゃう矢野はほんとダメなヤツ。
でもそこがなんだかかわいいです。
完璧なのはつまらないからね。


しかし単なるアテウマかと思っていた城山先輩が思いも寄らない方法で、私たちの視線をかっさらってくれました。
なんかスゴイの出た!!

なんかえらいことになっていそうな城山先輩に愛の手を。

カラメル屈折率 (角川ルビー文庫)/崎谷 はるひ
¥580
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作:椹野道流
イラスト:あかま日砂紀
講談社(ホワイトハート文庫)
2005.1
超個人的評価:★★★+☆☆


天本が出版社のパーティで当ててきた招待券で正路と小一郎の三人?でテーマパークに行くことになった敏生。
そこで彼はかつての事件で関わった二人の女性と再会する。
当時高校生だった彼女たちはしっかりと成長していた。
しかし、そのうちの一人が何か事件に巻き込まれているらしく……


司野だけじゃなくて正路までレギュラー化しすぎててびっくりした。
もう作品繋がってますっていうレベルを越えてるよね。
楽しいからいいんだけど。


小一郎連れで旅行に行くことになった正路と敏生ですが、途中お互いにまさかの彼氏語りになってびっくりした。
さらにはプチ猥談(笑)まで……
えーいいのー?!
ここまで来るといつまでもプラトニックな森と敏生の関係に色々つっこみたくなりますね。
森の鉄壁の自制心といったらもう……(涙)

越えられない……これがレーベルの壁か。


傀儡奇談 (講談社X文庫 ホワイトハート)/椹野 道流
¥609
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作:崎谷はるひ
イラスト:ねこ田米蔵
角川書店(ルビー文庫)
2005.5
超個人的評価:★★★★-☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


かわいらしい容姿でそこそこ遊んでいるイマドキの高校生、宇佐見は成績優秀で文武両道な優等生、矢野とかつて仲がよかった。
同じ高校に通いながらも住む世界の違いから少しずつ疎遠になっていった二人。
だけど宇佐見は、昔一度だけ矢野と冗談のふりをしてかわしたキスを忘れられずにいた。
そんな時、矢野が学校一番の美少女に告白されたことを知り、慌てる宇佐見だったが……


優等生×イマドキ高校生。
二人の性格の違いとか、立ち位置の違いのすれ違いがメインなのでそれほど大きな事件が起きたりするわけではないけれど、そこがいい。
かわいくて、きゅんきゅんしてなおかつエロいなんて、どんだけ私を幸せにしてくれるんだ崎谷先生。


トモが非常に男前です。
日本男児。
2人とも自宅だからいちゃいちゃする場所に困るとか、そんな悩みがなんとも甘酸っぱいです。
久しぶりに学生モノできゅんきゅんしたなあ。
ごちそうさまでした。

ハチミツ浸透圧 (角川ルビー文庫)/崎谷 はるひ
¥540
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作:桂生青依
イラスト:街子マドカ
ワンツーマガジン社(オヴィスノベルズ)
2009.8
超個人的評価:★★☆☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


毎日バスで出会う年上の人に一目惚れをしてしまった大学生の大河。
その人、青山を見て近くにいるだけで幸せ……だったハズが、いくつかの手違いと誤解が重なって、大河は青山と寝ることに。
しかも青山には人に言えない特殊な性癖があって……


ライトなSMモノ。やSMってほどでもないのかも。
受がMなだけ攻に加虐の趣味はありません。
彼はどっちかっていうと大型ワンコ。
ワンコが一生懸命鬼畜になろうとする姿はなんだかケナゲだ。


ライトにさらっと読み終えてしまってあらそうなのという感じ。もうちょっと悩めー。
被虐という言葉から勝手にもっとひりひりした話を想像していたので、ちょっと肩すかしをくらってしまったような気がします。

恋の悩みを知る君は (アルルノベルス)/桂生 青依
¥900
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作:水壬楓子
イラスト:白砂順
幻冬舎(リンクスロマンス)
2004.9
超個人的評価:★★★+☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


伝説の獣の血をひき、夜になると銀狼へと姿を変える王、衣織。
その血は衣織に俊敏な躰を与える代わりに、少しずつ彼を蝕んでいく。
自身の傍若無人な性格もあわさって、敵対派閥から命を狙われる彼は、その煩わしさから逃れるためにますます王城から抜け出すようになる。
ある日、不覚にも森で獣用の罠にかかった衣織を助けたのは。まっすぐな鷹匠の少年、月鹿だった……


昔雑誌で読んでいたのが懐かしくなって購入。
BLでファンタジーっていうのはあんまり得意じゃないんだけど、このシリーズは割とするりと読むことができます。
ただ登場人物の漢字名前にどうしてもむずがゆさを覚える今日この頃。


夜になると狼に変身してしまう王様と、知らずに彼を助けた鷹匠の少年と。
若干都合がいいなーと思う展開もあったけどおもしろかったです。

今後衣織はどんどん月鹿の尻にしかれればいいと思うの。

ムーンリット・ハンティング (リンクスロマンス)/水壬 楓子
¥898
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作:ひちわゆか
イラスト:如月弘鷹
ビブロス(ビーボーイノベルズ)
2005.10
超個人的評価:★★★-☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


あらゆる贅沢は敵だと豪語する塾講師、雪生。
食事は一日五百円以内、住んでるアパートは幽霊付きのワケアリ物件という徹底ぶりだ。
雪生の恋人、大学生の和臣はそんな彼のどケチぶりを知りつつもなんだかんだベタボレで……


ブルジョワジーにあふれかえったBL界においては珍しいドケチキャラの登場です。
塾講師の雪生先生。
ひちわさんの書くぶっとんだキャラクターは嫌いじゃないよ。
元生徒×先生で、どうやら別作品のスピンオフだったらしい。
そこだけちょっとフクザツですがコメディとしてライトに楽しめました。


同時収録はまったく路線の違う舞台モノ。
まさかのファントムでした。
演出家×役者。二重三重の禁忌に縛られた重い話だった。
なんかこの雰囲気が懐かしい気がするよ。
なんていうかJUNEというか……


とても両極端な一冊でした。

LOVE ME 10$ (ビーボーイノベルズ)/ひちわ ゆか
¥893
Amazon.co.jp

作:三浦しをん
文藝春秋
2009.10
超個人的評価:★★★★☆

まほろ駅前番外地/三浦 しをん
¥1,575
Amazon.co.jp

星、曽根田のばあちゃん、由良、岡老人の奥さんなど前作の脇キャラにスポットを当てたスピンアウトあり、多田や行天の続編ありの短編集。


前作は文庫版を買ったのですが、各章ごとの扉イラストが下村さんだと知って買い直そうか悩んでます。
マンガ版のユギさんのキラキラ行天も好きだけど、下村版行天のもっさり具合がたまらない。


いつかは離れることになるんだろうなという多田と行天の二人が、今を一緒に過ごしているこの微妙な距離感がとても好きです。

作:長野まゆみ
講談社
2009.10
超個人的評価:★★★★☆

レモンタルト/長野 まゆみ
¥1,470
Amazon.co.jp

若くして姉が死んで、残されたのは主人公である私と義兄。
一軒家で暮らす二人の日常は不可思議な静寂と変化に富んでいる。
トラブル体質の私を、文句を言いながらも助ける義兄。
不思議な雰囲気を醸し出す、義兄と弟の短編集。


そりゃあちょっとは期待して読み始めたよ。
長野さんだもの。
だけど、せいぜい匂い系止まりだろうと思って読み始めたらあまりにもガチでBL過ぎてびっくりした。

この衝撃は猫道楽以来です。


ずっと姉の夫である義兄が気になっていた主人公の私と、それに対して微妙な態度をとり続ける義兄。
あれ?どっかでよく見るシチュエーションとどきどきした。

クールを装いつつ主人公のピンチには颯爽と現われる義兄が楽しすぎる。
ツンデレですか。そうですか。

そして主人公はトラブル体質っていうかあらゆる意味で総受け。
なんかフェロモンでも出てるんじゃないかっていうくらい男にモテすぎで笑った。
このドジっ子っぷりがいじめたくてたまらなくなるのだろうか。


長野さんの書く一回読んだだけじゃ理解できないどっか不可解な世界観が好きです。
ぶっちゃけところどころ??っていうところがあるんですが、それでも好き。
これはもうきっと理屈じゃない。