作:剛しいら
イラスト:雪舟薫
笠倉出版社(クロスノベルズ)
2002.10
超個人的評価:★★★+☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


美貌の精神科医、東栄は仕事は出来るが生活能力が欠如している。
元患者の洸太は一途にそんな東栄のことを想っているのだが、恋愛感情にうとい東栄は彼のことを純粋に弟のように気遣ってくる。
この関係を進展させるため、就職を機に同居を持ちかける洸太だったが。
そんな二人の元にやっかいな患者が飛び込んできて……?


恋愛モノっていうよりも男の恋人がいる臨床心理士が主人公のサスペンスって言った方が近いかもしれない。
ただし患者も男同士カップルなので作中のホモ率は高いです。

今回の患者は二重人格の高校生。二つの人格がそれぞれ屈折したものを抱えつつも同じ人を好きになってしまって……という事件。

助けを求めにきた患者を放っておけない先生は本当にいい人だ。


仕事はできるのに、それ以外はかなり抜けてど天然な先生と、そんな先生を心配する元患者で年下で生活力にあふれた攻。
この二人の関係がなんだかかわいくて楽しかったです。

水の記憶 (Cross novels)/剛 しいら
¥900
Amazon.co.jp



作:椹野道流
イラスト:あかま日砂紀
講談社(ホワイトハート)
2005.9
超個人的評価:★★★+☆☆


ここのところ小さな事件はあったものの平和に過ごしていた森と敏生。
そんな二人はまたあの紙片を見つけてしまった。
「十牛図」の第二図。
心理を求める人の姿を描いたそれは、森の父親トマスからのメッセージだった。
そして森の前に再びトマスが姿を現した。
果たして彼の目的は……?


パパ再始動編。
パパの野望が案外普通で逆にちょっとびっくりした。

小一郎と龍村さんがまさかの……です(笑)

しかし毎度のことながら司野たちが出てくることで否応なしに最後まで行っていないことが意識させられる二人ですが、ちょっと前までのいちゃいちゃしながらも決してその先にいかない微妙な安定感が好きだったのでちとさみしいような気がしないでもないです。

この二人が本当の意味で結ばれるのが最終回……とかなのかなあ。


旅行記のように毎回色々な所に行くのが楽しみでもあるこのシリーズ。
今回はパパの活躍のせいでそのシーンがちょこっとしか……
ちょっと物足りないような気分になってしまったのでした。まる。


鳴釜奇談 (講談社X文庫―ホワイトハート)/椹野 道流

¥630
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作:水壬楓子
イラスト:白砂順
幻冬舎(リンクスロマンス)
2004.11
超個人的評価:★★★+☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


気ままに旅をしているように見えても実は苦労人の景都第二王子、香菅はある日人間に変身できる不思議なコウモリ、ハルと出会った。
人の常識とはだいぶズレた所にいるハルの危なっかしさを放っておけず、しばらく一緒に旅をすることになった二人だったが……


人とはだいぶずれてるけど一生懸命で食い意地が張っててちょっとお馬鹿なハルはかわいいです。
キャラクターからは想像がつかないようなかなり重い運命を背負っている彼ですが、これからは香菅と夫婦漫才でも繰り広げながら幸せになればいいと思う。


しかし一族郎党まとめて面倒見てやるから嫁に来いなんて、どんだけ男前なんだ香菅(笑)
そしてハル、嫁ってとこにはつっこまないのね。


相手が人外なだけにこれからも香菅は色々苦労しそうですが、まあそれも惚れた弱みというヤツってことで。仕方ないね。

ムーンリット・ラプソディ (リンクスロマンス)/水壬 楓子

¥898
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作:吉原理恵子
イラスト:円陣闇丸
徳間書店(キャラ文庫)
2010.6
超個人的評価:★★★☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


自分の借金返済のために父、慶輔が暴露本を出版するらしい!?
散々最低な行動をとってきた父親のさらなる暴走に唖然とする尚人たち。
兄、雅紀は何も心配しなくていいと言うが。
殺到するマスコミに渦巻き絡み合う家族それぞれの思惑に……


気づけばもうすでに物語のテーマが恋愛云々とは遙かかけ離れたところに来てるなー。
作者曰く、BLじゃなくてJUNEだから……って、いいのだろうか。いいか。
JUNEは何があっても驚いてはいけないものだって信じてる。


家の中と外。
尚人と雅紀はある意味とても幸せそうですが、まわりがもうとにかくドロッドロです。
どこまでもサイテーな親父と迷走する姉、沙也加。
気づけば一族ひっくるめて大変なことになっております。

そろそろ読むのがしんどくなってきたんだけど、どうしようかな。
果たして彼らがみんな幸せになれる日は……って、そんなん想像できないんだけど、
物語はどこに着陸するのでしょうか。
ここまできたら最後まで見届けるべきな気もするし。
悩みます。

深想心理 二重螺旋 5 (キャラ文庫)/吉原 理恵子
¥580
Amazon.co.jp

作:水壬楓子
イラスト:白砂順
幻冬舎(リンクスロマンス)
2003.5
超個人的評価:★★★+☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


彩都の王弟、怜夜は半分だけ血のつながった異母兄、伊織が苦手だ。
狼の血をひくという王族の中にあって、強くその血を受け継ぎ美しい銀の狼に姿を変える兄。
半分は同じ血を持ちながらも怜夜が変身することはない。
王になるため育てられた怜夜だったが宮廷内の権力争いに敗れ、今では心を許せるものもいない。
しかしある事件がきっかけで中途半端な変身をしてしまった怜夜は、その情けない姿を宮廷警備隊長の雪那に見つかってしまい……


表題作。正直この人たちがくっつくとは。っていうか怜夜がこんなことになるとは。
宮廷警備長×第二王子。
怜夜はいいツンデレだった。


衣織の前であれだけくだけた態度を見せてくれた雪那がずっと敬語キャラだったのがちょっと意外でした。
おおざっぱな武官×ツンデレ皇子っていうのも見てみたかったんだけどなあ。
ちょっと予想外ではあったけど面白かったです。


後半は前回メインだった咲埜のお供二人の話。
っていうか咲埜さん人が悪いです。
自分のお供の一人にもう一人を落とせるか?なんて。
元凶はお前か!!ですが、まあ珂耶が幸せになれたのでよしとしますか。

ムーンリット・ドロップス (リンクスロマンス)/水壬 楓子

¥898
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作:水壬楓子
イラスト:白砂順
幻冬舎(リンクスロマンス)
2004.10
超個人的評価:★★★☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


郭都の皇子、咲埜は英才と誉れ高く人々の期待も大きい。
他国で開かれる祭りのために旅に出た咲埜の元に、ある日傷だらけの少女のようにかわいらしい少年が飛び込んできた。
素性もわからず、始終何かにおびえているような少年、真菜を不憫に思い、旅に動向させる咲埜だったが、真菜には何か重い秘密があるらしく……


飄々とした王子×ワケアリの少年。
健気な真菜は確かにかわいいけど、少女のような美少年は基本的に私の守備範囲外なのでそれほど萌えず。
しかしこの年齢差はショタ……げふんげふん。


策士を通り越して色んな意味で強者な咲埜は楽しかった。
伊織相手にあの態度です。なんて大物。
作中ではあんまりクローズアップされていませんでしたが、人語を操る謎の鷹、タキの色々も気になるところです。


書き下ろしの咲埜の妹の双子の話は普通に可愛いお話だった。


ムーンリット・エスケープ[新装版] (リンクスロマンス)/水壬 楓子

¥898
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作:愁堂れな
イラスト:稲荷家房之介
フロンティアワークス(ダリア文庫)
2010.3
超個人的評価:★★-☆☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


警視庁捜査一課所属だった刑事、秋吉は突如西多摩署への移動を命じられた。
着任早々、挨拶もままならないうちに急行した事件現場で、秋吉は懐かしい人物に再会する。
かつて高校の同級生だった高柳。
穏やかで面倒見の良かった彼は、今は青龍会の若頭であるというのだが……


完全にイラスト買い。
だけどやっぱりだめだ。
この作家さん苦手だ。


再会モノでヤクザ×刑事……はいいんだけど、この人たちがBLファンタジー世界における刑事とヤクザというか、ミラクル設定というか、色々リアリティが行方不明です。
別にこのジャンルにいつもそれを求めている訳ではないんだけど、どうしても気になって物語に入り込めない。

主人公、いきなり押し倒されてほぼ抵抗なしでやられちゃうワケですけれども、あなた刑事なんでしょ?とつっこみたくなってしまう。
もうちょっと抵抗しようぜ。
しかも相手は細身美形ヤクザです。
せめて武闘派とかでもないんですね。うんわかった。
考えたら負け!!

不在証明―アリバイ (ダリア文庫)/愁堂 れな
¥580
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作:高里椎名
イラスト:唯月一
講談社(講談社文庫)
2005.5
超個人的評価:★★-☆☆☆


銀の檻を溶かして 薬屋探偵妖綺談 (講談社文庫)/高里 椎奈

¥700
Amazon.co.jp

深山木薬店に暮らすのは二十代後半の好青年、ザキと赤毛の男の子リベザル、そして超美形の少年店長、秋。
一見年齢も見た目もばらばらな彼らですが、その正体は実は妖怪なのです?!
薬屋という表の顔とは別に、妖怪たちの正体が人間にばれないよう手を打つのが彼らの仕事。
そのためならどんな事件だって解決します!!


ノベルズ版からの再読。
古本屋の105円コーナーでうっかり見つけたから買ってみた……のはいいけれど。
あいかわらず何度読んでもやっぱり文章とか動きとか意味のわからないところがある。
あれ?結局雪の妖精はなんだったの?
むむむ……これは私の読解力の問題なのだろうか(遠い目)
とりあえず私はこれをミステリだとは認めない。
ラノベですよー。
これならいっそ事件はさらっとでそれ以外のものに徹すればいいのに。

キャラクターはしっかり立ってておもしろいんだけどな。
若干狙いすぎ?と思うことはあるにしても。


文庫化にあたって唯月さんのイラスト付きでさらに色々なものがバージョンアップです。
うれしいような、若干やっちゃったなあというか……難しいところです。
これでいいのか講談社。

作:真崎ひかる
イラスト:陵クミコ
幻冬舎(ルチル文庫)
2008.1
超個人的評価:★★★+☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


アルバイトと共に洋菓子店を営む水沢那智の店を、閉店間際に一人の男の子が訪れるようになった。
かならず残り物を「全部」買っていく子供の保護者として現われたのは、かつて水沢の恋人だった加賀。
ごく短い間激しい恋をした男は今や立派な大人になっていた。
周りの状況に振り回されて、加賀を裏切って逃げたのは水沢だ。
それなのに、なぜ今さらになって――。


再会モノ。
高校時代の時間の密度と焦燥感がいい。
優等生だった水沢と、金持ちの坊ちゃんで不良だった加賀。
正反対な押しつけられたボランティアがきっかけで恋をする二人。
けれど、加賀の家や水沢の母親によって引き離される。
状況が許さなかったすべてを自分のせいのように感じている水沢が切ないです。
子供のころは守れなかったもの。
そのあたりの展開は昼メロちっくですが、不思議とそれに違和感がない。


大人になって再会した二人の、色々変わっている部分もあるけどお互い大人になりきれてない所はちょっとかわいいです。
息子と張り合うなんて大人げないよお父さん!!
でもうっかりそんな所にときめいたりしてしまうワケです。

白雨 (幻冬舎ルチル文庫)/真崎 ひかる
¥600
Amazon.co.jp

作:バーバラ片桐
イラスト:朝南かつみ
ワンツーマガジン社(オヴィスノベルズ)
2009.4
超個人的評価:★★★-☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


元男爵家の近衛将校・興宣には誰にも言えない秘密がある。
それをタテに憲兵の岩波に持ちかけられた取引――その代償は興宣自身だった。
目的と仲間を守るためひざまずく興宣を岩波は何度も求めてくる。
ひどい行為とは別に時に慈しむように触れてくる岩波に混乱する興宣だが……


憲兵×ワケアリ近衛将校。
バーバラさんのミラクルジパングモノ。
今まで何作か読んだけれど若干パターン化しているような気がしないでもない。
受攻のキャラクターの問題なのかな。
俺様×クールビューティみたいな。
まあでもクールビューティが訳あって誰かに跪かされるとか下克上とかは萌えの王道なので仕方ないっちゃ仕方ないのかもしれない。


ただ今回受が時々妙に天然なのはかわいかった。
みんなのヒーローが実は天然っていうのはちょっと萌える。


とりあえずエロは乳首乳首です。
バーバラさんといえば乳首というくらい最近読む本読む本乳首です。
しかし今回扉イラストがいきなりそのシーンですごくびっくりした。
朝南さんのイラストはエロくて美しくて良いです。

とりあえず乳首ストは読むべき!!(笑)

艶縛―軍靴の蹂躙 (ARLES NOVELS)/バーバラ 片桐
¥900
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