作:一穂ミチ
イラスト:木下けい子
新書館(ディアプラス文庫)
2009.3
超個人的評価:★★★★☆
この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません。
お姫様のように美しい母親と一緒に隣に越してきた流星。
外国の血をひく繊細な容姿と、嘘やごまかしのきかないまっすぐな気性のせいで周囲から浮きがちな流星を放って置けなくて、太陽はいつも彼と一緒だった。
けれど高校生になって別々の学校に進学した二人。
自分のいない場所で、知らない顔をしている流星に太陽は嫉妬に似た感情を抱き……
面白かった。幼馴染みっていいなあ。
高校生になって学校が別れて、お互いの気持ちに気づいて近づく二人だけれど、一緒にいられなくなる状況がもどかしくて、二人の特に太陽のまっすぐな想いが切ないです。
表題作のラストシーンがあえてあそこで終るのがすごく好き。
BLで太陽と流星のお話だけれど、確かに家族の物語だなあ。
ごく普通で幸せな太陽の家族と、複雑なものを抱えながら家族になろうとする流星の家族。
まだ子供だから越えられない、この遠距離恋愛は切なくて素敵なんだけれど、わがままをいうならもっとラブラブな二人も見たかった気がする。
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