作:朱川湊人
カバー・扉イラスト:朝野いにお
角川書店(角川文庫)
2009.2
超個人的評価:★★★★☆
昭和30年代。
変わっていく世界の中を精一杯生きていた姉さまと私。
病弱だけど美人だった姉さまには不思議な力がありました。
人や物がもつ「記憶」を読み取る能力。
その力は難しい事件を解決したり、役に立つこともありました。
だけどその光景に姉さまはいつも傷ついていたのです……
文庫版購入のため再読。
昭和30年代が舞台の連作短編集。
元気でお転婆な主人公の女の子と、美人で不思議な力をもつ彼女の姉はじめに、大きく変わって行く時代の中を生きる個性的な人々や事件は愛しくも切ない。
百合丸さんかわいいよ百合丸さん(笑)
かわいらしい名前と、鋭い雰囲気を持つ刑事さんで、時々姉さまに事件に協力を求めくる人です。
最初怖い人かと思いきや以外と話がわかる熱い人で、いい年のおっさん(失礼)が女の子たちと一緒にいて時々振り回されているのはなんともほほえましい。
作品冒頭から所々に現われる終わりの気配がなんとも切なくて、終わりや別離が訪れるにしてもどうなるのかが非常に気になります。
続きも早く文庫化されないかなあ。
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