作:秀香穂里
イラスト:山田ユギ
徳間書店(キャラ文庫)
2010.1
超個人的評価:★★-☆☆☆
この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません。
祖父が倒れたせいで、おんぼろアパートの管理人代理になった大学生の太一。
アパートの住人たちはホストにホステス、パチプロとクセモノ揃い。
中でも一番やっかいなのがポルノ作家の吉住だった。
自作のポルノ小説を太一に読ませては反応を伺ったり、セクハラを仕掛けてきたり。
管理人代理としておおむね上手くやっている太一だったが、どうしてもこの吉住だけは苦手だった。
ある日、太一は吉住をはじめアパートの住人たちが密かに外出するところを目撃して……
ストーリーの流れはおもしろかったのですが、どうしても主役二人に感情移入できず微妙な感じのまま読み終わってしまいました。
冒頭から太一は昔気質だけどあったかい祖父母に育てられたせいで困っている人を放っておけないっていう性格が提示されます。
それなのに住人を見る目がさりげなく上から目線だったり、妙にうがったものの考え方をするところが最初の性格と上手く一致しなくて。
吉住を意識しているのはわかるんですが、この前半の描写だけだとそこまで変人!って毛嫌いするほどでもないような。
だけどこの吉住氏の行動も結局なんだったのという気はする。
自作のポルノ小説を渡してみたりセクハラをしてみたり。
また何を考えているのかよくわからない無口&不思議キャラクターなのでなんとも。
途中で太一がアパートの住人の恋心を当人にばらしてしまいます。
特殊な状況ではありますが、二人とも男同士。
本人は見つめているだけでいいのと言っていたにもかかわらず、です。
上手くいったからいいようなものの一歩間違ったら大惨事だよなあと。
いくら正義感からの行動でもそれはやっちゃいけないような気がするの。
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