「空虚ノスタルジア」 -3ページ目
十六夜の街の片隅を ふらり
白く濁った息がそよぐ
すれ違うカップルが抱えた花束
夢を詰めて明日に帰る
どれだけ想い合っても
肩越しに見た光は
目眩がするほど眩しくて
それを知るたびに「2人」が空になる
君以外を知らない世界線なら
僕以外を知らない世界線なら
境界線のない2人でいられたかな
嘘が増えるたび 視界が曇って
光に逃げた 光に見えたものに

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あなたが手を引いてくれる朝
シュガートーストの匂い
コーヒーはブラックで
おはようはメンソールの味
しょげないでよってね
引っ張っていってよってね
依存するための呪いじゃない
わたしたちのリズムと思ってたけど
違っていたかもしれない
わたしの目に映るものを
ふたりの世界にしてたの
きっと もっと ずっと
愛にあふれてた
きっと もっと ずっと
わたしが満ちていた
帰れない朝を擦りながら
冷たい部屋に転がる
きっと もっと ずっと
きっと もっと ずっと
あなたが残した呪い

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見渡す限り グレーな空
戻らない季節に寂寞を知る
2人があまりに2人だったから
かたっぽの羽根 失くしたみたい
地図を広げる 仕草がないから
どこへいこう? 哀しい自由
見渡す限り ブルーな空
君の世界にこんな空虚はきっとない
2人があまりに2人だったから
からっぽの日々 夢でも見たい
理由ありきの日々 君に届かない

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青々と紡いだ君との日々
それほど遠くない だから歯痒い
壊れそうだった灰なき世界
僕のそれとは違ったみたい
手遅れな光だと知っていれば
藻掻きも足掻きもせずに済んだのに
夢からさめても また夢に在る
帰り道の君は勝手に飛び立った
夢からさめても 君の夢に在る
世界は違う場所で回り続ける
見過ぎたのかな
知らな過ぎたのかな
まだ夢に在る

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焦らずに 急がずに
何度 再生しても
些細な段差に躓いたり
影を追い越そうとしたり
癖みたいにふらつき
ちょっとだけ繋いで 手
その声がするほうへ行きたいんだ
ありきたりな平凡な朝でいいんだ
どうして そんなに軽やかなの?
スリップばかりの僕とは違う
その声がするほうへ行きたいんだ
その顔があるほうへ生きたいんだ
一人ぼっちはもう嫌なのに
今日もまた置いてかれてく
繋いでて

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