詞「呪い」 | 「空虚ノスタルジア」

「空虚ノスタルジア」

オリジナルの詞や小説を更新しているアマチュア作家のブログです。

 
 
 
夜が明けるその前に指をはらって
薄紫の街にあなたが溶ける
堪えてた涙は居場所を覚えて
過ちと呼ばれた日に目を瞑る
 
あなたが連れ出した海辺は焔
滾る熱にうなされても
初めて知ったぬくもりだった
 
影のない世界ならきっともっと
ふたりの歳月 流れてた
行く宛のないわたしは冷えた声で
あなたの明日に呪いを掛ける
わたしを忘れないように
 
 

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