詞「プレーンデイズ」 | 「空虚ノスタルジア」

「空虚ノスタルジア」

オリジナルの詞や小説を更新しているアマチュア作家のブログです。

 
 
草むらに寝転がって星を眺めた
朝が来ないことを僕らは願った
終わらない夏休みなんて最高じゃん
馬鹿げた夢に二人して笑った
 
自転車漕いで 踏切渡って
風を切って 山道抜けて
目的のない小さな旅に弾んで
雨が降るアクシデントさえ愉快で
 
疲れたらサイダー片手に寝転がって
首元に当てっこした
適当に思いついた将来語って
都合のいい未来図描いてさ
 
密かにチャンス狙ってこと
君はきっと知らなかったよね
恋バナとかうとかったし
何より聞くのが怖かった
 
不意に肩がぶつかる瞬間とか
自転車を漕ぐ後ろ姿とか
星を眺める横顔とか
ずっとずっと見惚れてた
 
夏休みが終わってもね
君がいればどんな日も鮮やかで
ずっとずっと望んでた
 
それこそ馬鹿げてるって
君は茶化したかもしれない
 
だけどそれでもよかった
本当に言いたいことだけ言えずに
本当に聞きたいことだけ聞けずに
君は飛び立った
 
しょうもないありふれた日々
帰ってきてよ
輝きのない星 それでも眺めてる
 
 
 

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