絡まる波に溺れ掛けてた
このまま瞑ろうかとも思った
歪んだ世界 止まった時計
君が針を戻してくれたんだ
相変わらず弱い僕でも
君だけは守ろうと決めた
ひとつになってく 僕らの記憶
昼下がり 瑞々しいホーム
産声を上げたばかりの季節だった
なのに
ねえ どうして奪い去るの?
分つには早過ぎる空
「こんなの、あんまりだよ……」
君の住む青に飛び立てられたなら
羽ばたきを真似ても 風に揺らぐだけ
君の住む青から僕は見えるのかな?
笑うのも泣くのも違う気がして
過ぎ去る季節に佇む
屋上から見上げた青が霞んで……