詞「ベクトル」 | 「空虚ノスタルジア」

「空虚ノスタルジア」

オリジナルの詞や小説を更新しているアマチュア作家のブログです。

 

 

 

 

呼吸の仕方を忘れたような

だらしない息遣いの真夜中

 

赤いライトを弄っては

ヴァーチャルに現を抜かす

 

30数年経ったけれど

手に入れたものは何も無い

 

与えられたものさえぞんざいな

こんな俺を誰も知らない

 

走って 走って 走り続けても

狂気のベクトルにしかならず

 

足掻いて 足掻いて 足掻き続けても

純粋無垢な炎は御伽噺

 

壊れたの 壊したの

もう どっちでもいいや

 

遍く絶望は変わんない

 

 

 

 

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