詞「渇望パレード」 | 「空虚ノスタルジア」

「空虚ノスタルジア」

オリジナルの詞や小説を更新しているアマチュア作家のブログです。

 

 

 

屋上のフェンスにもたれ掛かり

茜に透き通る君の長い髪を眺めてた

 

他愛無い日常を吐き捨てれば

足元を掬う夜さえ愛しく思えたさ

 

渇望に疲弊した街を見下ろし

「僕らは違うよね」って何度も問い掛けた

 

通り雨の季節を越えた先に

嫌悪を抱いた群衆に僕は紛れ

渇き切った身体に君から涙が零れた

 

肩を掴み揺らす君の手の意味

気付いたときはあまりに遅く

 

走り書きの「さよなら」が

果てしなき追憶に誘う

 

僕らの光はもうどこにも無く

狂ったように駆け出す真夜中

 

屋上のフェンスから覗くのは

藍色に染まった静かな黄昏

 

朝を失った僕を滲ませながら

渇望パレードは悲喜劇に続く

 

 

 

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