屋上のフェンスにもたれ掛かり
茜に透き通る君の長い髪を眺めてた
他愛無い日常を吐き捨てれば
足元を掬う夜さえ愛しく思えたさ
渇望に疲弊した街を見下ろし
「僕らは違うよね」って何度も問い掛けた
通り雨の季節を越えた先に
嫌悪を抱いた群衆に僕は紛れ
渇き切った身体に君から涙が零れた
肩を掴み揺らす君の手の意味
気付いたときはあまりに遅く
走り書きの「さよなら」が
果てしなき追憶に誘う
僕らの光はもうどこにも無く
狂ったように駆け出す真夜中
屋上のフェンスから覗くのは
藍色に染まった静かな黄昏
朝を失った僕を滲ませながら
渇望パレードは悲喜劇に続く
