詞「蜃気楼に撒いた種」 | 「空虚ノスタルジア」

「空虚ノスタルジア」

オリジナルの詞や小説を更新しているアマチュア作家のブログです。

 

 

 

 

砂漠地帯に投げ込まれたような日常の中
君の笑みはオアシス 聖母にさえ映った

驚異的な速さで恋に溺れ俺の渇きに潤いを注ぎ込む
だけど深みに嵌った俺は欲の赴くままに君を求め過ぎて

君が愛してくれた俺とは面影も無いくらい変わってしまった

愛想を尽かした君の背中に蜃気楼の儚さを感じたけど
全ては俺の撒いた種 隣に居るのに余所見した罪

再びの砂漠を歩けば歩くほど後悔が過ぎってさ
記憶に手を伸ばしては遠くに蜃気楼を映す堕落な俺

追えば追うほどに遠ざかる蜃気楼に現実逃避中
擦れ違う者たちの潤いに目を背けては
俺も少し前まではそうだったんだって嘆く

 

「俺も少し前までは明日に夢を見れたのだ」と…

 

 

 

 

 

 

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