「学校では教えてくれないアーティストのなり方」 (海外で活躍しているアーティスト編 カナダ) | Arisaのブログ 「学校では教えてくれないアーティストのなり方」

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「学校では教えてくれないアーティストのなり方」
(海外で活躍しているアーティスト編 カナダ)
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ブルックリン、ヲウチギャラリーにて。
フェイスブックでも、写真などをアップしてま~す。
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大変お待たせしました。
最近冷房病にかかってしまい
いまもRecover中だったりで
こういうときに改めて健康の有り難さを感じます。


今回は海外で活躍しているアーティスト編☆
これは、とっても気になる所だよね。

第一回目は、良い友人でもあるカナダのトロントで活躍しているTomori Nagamotoさんを紹介したい。

彼は歌手のジョニーミッチェルに「線画の天才!」と言われたそう☆
彼は元々はミュージシャンだったこともありMusic関係とコラボすることも多く、Jazz Musician のわたしはなんだか共通点を感じている。彼のボールペン一つあれば作れるコンセプトが大好きで、トロントに行くと本人がアートセオリーついては熱く語ってくれる。 「アートって何か特別なものではなく生活の中にある。」っていうわたしの哲学を彼の作品を見ると感じさせてくれるトロントで活躍している素晴らしい日本人アーティストだ。


まずは、彼のアーティストステートメントを見てみよう。


I'm formally self-taught and I find myself as -an artist of the East who grew up with the Western culture- caught between two worlds.
Painting, drawing, photography, poetry, film, I frequently work in a variety of media. Each project often consists of multiple works, often in a range of different media, grouped around specific themes and meanings.
Ballpoint pen and Washi paper has been my primary drawing material for years focused on the fragile beauty of existence found in the interactions of the line, form and spaces. Ballpoint pens are the most common writing device used in modern times due to its simplistic and affordability. It is a metaphor of Globalization and dissolution of social boundaries and hierarchies for me.
My artwork takes a critical view of social, political and cultural issues include multicultural ideology and cultural diversity. I think and approach everything from an Eastern perspective, and develop as Western art forms. In my latest series of ballpoint pen drawings entitled Sweet Capital, I strive to expose globalization of corporate capitalism by using incorporated logos such as McDonald's and Starbucks in the artwork. Some reviews have analyzed my work in relation to Warhol and Banksy but I always try a different approach, from the non-Western perspectives.



私は「正式な」独学であると同時に、西洋文化で育った東洋のアーティストであると認識している。絵画、ドローイング、写真、詩、映像と、頻繁に表現手法を変えている。また、それぞれのプロジェクトはシリーズで構成されることも多く、テーマによっては複数の手法やメディアを用いて表現される場合もある。
中でも、ボールペンと和紙によるドローイング作品は、サブジェクトの儚げな美しさを表現する独特の技法であるとして評価が高い。ボールペンは、言うまでもなく現代で最も広く普及している筆記具であると同時に、社会的階級も国境も影響しないことから、比喩としてのグローバリゼーションの象徴でもあると考えている。
作品では、多文化社会からの視点からみた社会的、政治的また文化的なテーマを扱うことが多い。生み出される作品は西洋のフォーマットに則ってはいるが、その思考やアプローチは東洋のものであると言える。近作ドローイングシリーズ「Sweet Capital」では、マクドナルドやスターバックスといったグローバル企業のロゴを作品の一部として使用したため、ウォーホルやバンクシーと同様の文脈で解釈する批評家もあったが、制作においては常に、非西洋のアプローチであることを意識している。




う~ん、なるほど!っといったアーティストステートメントだと思う。
以前、わたしが紹介した初心者のためのステートメントからすると、かなりアドバンス的な内容で書かれている。これは、歴史を重ねてなんどもアップデートされた内容にちがいない。

まず、読んだ時の第一印象として表現手法は変えているけれども、彼のコンセプトは確立していると思わない? 東洋のアーティストであるという誇りも感じられる。色々なジャンルにに挑戦しているにもかかわらず、スタイルが確立されているボールペン手法を色んな角度で伝えている。そしてそこをこだわる事で、広がりと差別化が出て、彼しか作れないオリジナル性を生み出しているよね。

ここで、初心者アーティストにワンポイント。

アーティストステイトメントは作家が自らの作品や姿勢についてを書くので、必然的に一人称。

彼のように、日々作品を作り続けて感性を研ぎすましていくアーティストの書くステートメントには、目に見えない力強さがあると思う。そしてその力強さって、最後に人の心を動かせる唯一の鍵だったりする。海外で活動するという事は、人種差別や階級など感じさせられざるおえない場面もあるけど、逆にその経験が彼の場合はアート制作に活きているのではないかと思った。

これからも多いに期待したいアーティスト☆☆☆

アーティスト情報は

Tomori Nagamoto
http://tomolennon.com

彼のアーティストステートメントは通常非公開だから、これを読んでいるあなたはラッキーかもね☆



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